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ステータス 保有技能 装備 アイテム フォームシフト現在格納可能な相手 ネクサスシフト効果 制約 追加能力 登録人数 ネクサスシフト時最終ステータス ヒーローシフト効果 制約 参加人数 ヒーローシフト時最終ステータス 『TTT(光)』使用時の注意 ネクサス・ジュネッスシフト効果 制約 格納時獲得補正・各固有シフト 真・ヒーローシフト効果 制約 アマートルシフト効果 制約 クライマックスシフト・アルゲントゥムノアステータス 保有技能 ステータス HP:660 ATK:35 DEF:35 保有技能 『比翼の鳥』 人一人にして人に非ず。翼片翼にて翼に非ず。 人物を指定し、己の中に格納する能力。 格納した人物に応じた能力と補正を得る。 『TTT(光)』 The Templehero T。 寺生まれのTさん。この世のありとあらゆる理不尽の天敵。 絶望を絶つ者。どこかの誰かの希望の具現。 心を照らし、絆を紡ぎ、希望を繋ぐ者。 ヒーローシフト中、MAXHPを100減少させる事で以下の能力を使用可能。 戦闘中、指定した技能を【封印】する。 都市伝説による効果を指定。指定した効果を無効化する。 自分のMAXHPの数値分、指定した人物のHPを回復する。 装備 E:『腕輪:Nexus?』【防具】 ATK補正+15 DEF補正+15 E:『真・ルーベライズ』 効果:死亡・ゲームオーバーを無効にし、所有者をHP1で復活させる。 E 『ジャイアントキリング』 効果:巨大な存在に対する戦闘論理。特定の都市伝説との戦闘時に判定値+10。 E 『死超』 効果:発動ターン、相手攻撃サイド確定時にそのターン受けるはずだったダメージに自身のATKを+し、相手のHPダメージとする。一戦闘一回 【真・ヒーローシフト中効果】 効果:発動ターンの行動判定敗北時、それを勝利扱いに。一戦闘一回 『真・オモイヤリ』【聖遺物】 ATK補正+30 DEF補正+30 ヒーローシフト中、行動判定で勝利する事で何かしらの「奇跡」を行使する。 『シュクジュ・ヘキ』【盾】 ATK補正+5 DEF補正+20 【国広一】を格納中、ターン終了時にそのターンに受けたダメージの1/4を回復する。 『カタキウチ・ツラヌキ』【遠隔武装】 ATK補正+25 【鶴田姫子】を格納中、判定コンマが75以上の時『リザベーション・バースト』を発動する。 『フクツ・ゼシキ』【靴】 自身のATK、DEFを+5、判定値を+3する。 【高鴨穏乃】を格納して経過したターン数、この補正は重ねがけされる。 『ハリコノトラ』【針】 自身のATKを0に減少させ、その減少させた分の数値をDEFに加える。 『ヒトノワ』【遠隔武装】 効果発動宣言ターン、自身のHPを1まで減少させ減少させた分の数値をATKに加える。 アイテム なし フォームシフト 指定した人物を格納し、その人物の能力と補正を得る 戦闘における京太郎の基本スタイル 現在格納可能な相手 園城寺怜 高鴨穏乃 国広一 鶴田姫子 松実宥 ネクサスシフト 現状フォームシフト対象に指定できる全員を格納し、その能力と補正を全て得る また以下の効果と制約、さらに追加効果がある。一部効果は投下時に決定された『登録人数』が影響する 効果 発動時HP全回復+自身へのマイナス効果打ち消し フォームシフト対象全員分の固有技能とステータス補正 登録人数×5のHP+補正 登録人数と同数のATK+補正 登録人数と同数のDEF+補正 登録人数一桁に応じた追加能力 初回限定、仲間全員のパワーアップ。以後強化は継続 制約 武器は選択不可。腕輪が武器扱いとなる 一ターンしか持続できない 一戦闘一回のみしか使用できない(戦闘が切り替われば再度使用できる) 追加能力 五回のみ、ネクサスシフトの維持可能時間を「一ターンのみ」から「一日」に変更できる。残り0回 登録人数 74人 ネクサスシフト時最終ステータス HP 1230 ATK 264 DEF 244 ヒーローシフト 京太郎が「寺生まれのTさん」化する 非常に強力だが使いどころが限られており、かつ非常にリスクが高い また以下の効果と制約がある。一部効果は投下時に決定された『参加人数』が影響する 効果 保有技能『TTT(光)』の能力が使用可能になる 参加人数×2のMAXHP+補正 参加人数/2のATK+補正 参加人数/2のDEF+補正 制約 既に誰かを格納した戦闘中は使用不可能 発動後、その戦闘中は比翼の鳥が使用不可となる 参加人数 126人 ヒーローシフト時最終ステータス HP 912 ATK 98 DEF 98 『TTT(光)』使用時の注意 技能を封印する場合、封印する技能の名前が判明していなければならない 『???』など名前が隠れている場合でも指定できるが、効果が薄れる可能性アリ HP回復効果を使用する場合、対象が何かしらの干渉を無効する技能を持っていないか確認する ネクサス・ジュネッスシフト 既存の五人の仲間に加え、五人の魔物を格納するネクサスシフトのバリエーション ネクサスよりも強力だがそれ以上に扱いづらく、使いどころが難しい 効果 既存のネクサスシフトの効果 五人の魔物が各固有シフトを持ち、うち任意の二つを選択して使用可能 制約 ネクサス・ジュネッスシフト解除後は『HP1』となる また、使用回数に制限がある保有技能のストックが全て0になる 既存のネクサスシフトと合わせ、一戦闘一回のみしか使用できない 格納時獲得補正・各固有シフト + 大星淡 大星淡 『ホシガミシフト』 MAXHP+500 ATK+300 DEF+300 判定値+10 + 天江衣 天江衣 『アマルコライトシフト』 HP+ATK+DEFの合計値が100以下の対象を強制的に戦闘不能にする。 自身の判定値を+20する。 + 神代小蒔 神代小蒔 『ヴァルゴシフト』 MAXHP、ATK、DEF、それぞれを+100する。自身の判定値を+15する。 戦闘時敵対する【対抗神話】以外の都市伝説一体につき一回、上記の補正を重ねがけする。 + 姉帯豊音 姉帯豊音 『ブラックシフト』 ATK+150 DEF+150 自身の判定値を+20する。 戦闘中発生した能力によるダメージを全て任意で無効化出来る。 一戦闘に一度のみ、その戦闘中に無効化したダメージ総量を指定した対象に与える事が出来る。 + 三尋木咏 三尋木咏 『クレアツィオシフト』 保有する武器を好きなだけ装備する事が出来る。 なお、その際武器の+補正は全て二倍となる。 真・ヒーローシフト 京太郎、黒、士栗の力を合わせた真のヒーローシフト。全てを対等にする最弱無敵の力。 ヒーローシフト展開中に上書きする形で使用し、使用後は特殊な戦闘処理となる。 効果 戦闘中は戦闘参加者のステータスが完全に拮抗し、ステータスが『HP ■■■』のみになる。 行動判定に勝利する度に、相手の■が一つ減る。相手の■が無くなれば勝利となる。 制約 保有技能も完全に無効化されるため、食いしばり系スキルなども無効となる。 アイテムは使用できるが、回復アイテムは回復量にかかわらず■一つ分しか回復しない。 アマートルシフト 怜と照を同時に格納するネクサス・ジュネッスシフトの派生。 相反する二人が組み合わさり、爆発的な力を生み出す。 効果 園城寺怜の補正及び保有技能を得る 宮永照が参戦可能になる + 宮永照 宮永照 MAXHP+200/毎ターンHP100回復 ATK、DEFそれぞれ+200/毎ターンそれぞれ+100 判定値補正+30/毎ターン+5 制約 5ターン経過すると宮永照の格納が解除される ネクサスシフトの派生のため武器使用不可 クライマックスシフト・アルゲントゥムノア ステータス HP:測定不能 ATK:測定不能 DEF:測定不能 保有技能 『友誼の方舟/フレンドシップ』 善。光。一人でないが故の最強。 判定値+補正測定不能。 同格の能力以外の、あらゆる概念を無視する事が出来る。 この物語の主人公。都市伝説からりつべ市の人々を守る高校生。 街を襲う都市伝説が現れる度に調査を行いその対処をすることを仕事としており、物語の中で数多くの人々を救ってきた。 人当りの良い性格と面倒見のよさからか非常に顔が広く、その交友関係は他校や警察の人間にまで及ぶ。またそれら友人知人から大きな信頼を寄せられており、彼と直接の面識がなかった者にまで知らず感謝されていたこともあった。 一人ではまともに戦うことができない彼にとってそのコミュニティの輪は唯一無二の武器であり守るべき対象でもあり、彼の心の支えでもある。 保有する都市伝説は『寺生まれのTさん』。あらゆる都市伝説の天敵であり、最強の対抗神話。 物語中盤まで自分の都市伝説を自覚しておらず、他者を格納する能力はその片鱗。第十六話にて黒フードの記憶を遡り自らの能力を自覚し、本来の能力に目覚めた。 素のステータスは贔屓目に見ても高いとは言えないが、『比翼の鳥』により指定した人物を格納することでその能力を使用することができる。言い換えれば他人を武器や防具のように装備する能力で、状況に合わせて格納する人物を変えることで様々な敵に対応できる。 ネクサスシフトは基本的に一戦闘一回のみの切り札。大きな判定値補正とATK・DEF補正、更に格納相手全員の保有技能を得られるが、逆を言えばネクサス使用ターンにすかされたり防御に回られたら折角の切り札を無駄にしてしまうことになる。地味に強力なのがHP全回復効果であり、長期戦や連戦では回復アイテム的なものとして扱ってもいいだろう。 追加能力は強力の一言。大抵の敵は圧倒できるだろうが使用回数が限られているため、地力で倒せる相手に使うべきではない。使用するのは特定のイベント戦か、もしくは探索パートで失敗するなどであまりに不利な状況に陥った時のみか。なお一日ネクサスを使用した場合、その日の間は戦闘開始毎にHPが全回復する。 またネクサスシフト時と通常時の間では、使用に制限がある保有技能の回数は共有されない。つまり擬似的に『リザベーション・バースト』や『不倒不屈』が規定回数以上使えると言うことである。 ヒーローシフトは怜たちを格納できるような戦闘では基本的に使用しない、というかできない。京太郎が一人で戦うことを強いられる場面で初めて選択肢に入る。 相手の保有技能を封印する・効果を無効化する能力はある種のバランスブレイカー。しかしその代償である最大HP減少のリスクが高すぎるため、そうそう気軽に使えるものではない。おそらく使用が許容できる回数は一~二回だろうか。使いすぎによっては詰む可能性も高い。 また、ヒーローシフト状態の時のみに発揮される『真・オモイヤリ』の追加効果がある。行動判定に勝利することでダメージ無効やATK補正など、京太郎側に有利な『奇跡』を発生させる。しかし奇跡の内容はランダムであり、必ずしもその状況で有効なものが発動するとは限らないため過信は禁物。 ネクサス・ジュネッスシフトはネクサスシフトの拡張強化版。本来のネクサスシフトの能力に加え五人の魔物(淡、衣、小蒔、豊音、咏)の各固有シフトを使用できる。ただし1ターンに使用できるシフトは二つのみ。 淡のホシガミシフトは純粋なステータス強化。高打点や防御力が欲しい場合は彼女のシフトが有用となる。ただし判定値補正は+10と他のシフトに比べ劣るので注意。 衣のアマルコライトシフトは雑魚敵を一掃することが可能な特殊な能力。一部の敵にはとても有効だが、その反面限定的過ぎるため出番は少ないだろう。 小蒔のヴァルゴシフトは淡と同じステータス強化系だが、敵の数が多ければ多いほどその力を増す。敵が複数体いる場合は彼女の出番。 豊音のブラックシフトはステータス強化に加え効果ダメージを無効することが可能。さらに戦闘中無効にしたダメージを相手に与えるという『リザベーション・バースト』と似た系統の能力を持つ。 咏のクレアツィオシフトは一言でいえば武器特化。全ての武器を装備し、その補正を倍にする。各武器の効果の恩恵を受けられ、それらを戦略に組み込むことを可能にする。 ただしジュネッスシフト解除後はHPが1となり、あらゆる保有技能のストックが強制的に0になる。そのため『確実に倒しきれる』という確信を得た時にのみこのジュネッスシフトを使用しよう。万が一倒しきれなかった場合は、ほぼ勝機は消えうせたと考えていい。
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前話 次話 京太郎「さて、和と優希はどこに行ったんだか……あ」 和「あ、須賀くん」 優希「おお、京太郎」 西田「え?何々?」 京太郎「2人とも何やってるんだよ……新道寺の花田さんに会ったけど、行ってないみたいじゃねぇか」 和「それが、優希が道を間違えてしまって、さっきまで新道寺の控え室の反対方向に進んでまして」 京太郎「あー……優希、咲みたいなことしてんなよ」 優希「さ、咲ちゃん程酷くないじぇ!」 咲「...zzz……へくちっ……...zzz」 和「それで、さっきこの記者の方に道を教えてもらったので、そのお礼でインタビューを、ということになりまして」 西田「いやー、悪いね?今から行っても間に合わないし?」 京太郎「なるほど、話は分かりました」 西田「で、君は?まさか2人のどちらかの彼氏?」 和「そ、そんなことないです!!」 優希「そそそんなことないじぇ!!」 西田「……え?」 京太郎「2人が言う通り、俺はただの男子部員ですよ」 西田「なんだ……面白い記事になると思ったのに」 和「な、何書く気ですか!」 西田「で?2人は別室で試合見ながらインタビューだけど、君も来る?」 京太郎「俺は選手でもないですし、居ても邪魔になるだけですよ」 和「いいんですか?」 優希「そうだじぇ。京太郎、お前1人寂しく試合見てていいのか?」 京太郎「気にすんなって。あ、花田さんに連絡しとけよ?あの人心配してたから」 優希「わ、分かってるじぇ!」 和「全く、優希はいつも……え……穏乃、憧、玄さん……」 京太郎「へ?」振り返る 穏乃「和……」 憧「え?嘘……」 玄「和ちゃん……」 優希「確か、のどちゃんが言ってた阿知賀の知り合いか?」 憧「3年ぶり!」 穏乃「どうして?試合は今日じゃないだろ?」 和「試合を見にきて、色々あってこのマスコミの方と別室で見ることになったんです」 穏乃「和。うちら必ず決勝行くから、和も必ず来てよ!」 和「……そんな約束はできませんが、私自信はできる限り頑張るつもりです!」 穏乃「うん。また、遊ぼうな!」 和「はい!」 玄「……ちょっといいかな?」 憧「……玄?」 玄「和ちゃん、久しぶりに会えて、うれしいのです」 和「はい。私もとても嬉しいです」 玄「うん。何より、またあの頃より大きくなって……いよっしゃあ!!」ガッツポーズ 京太郎「ちょっと玄さん、落ち着きましょうよ」 穏乃「え?Kちゃん本人!?」 憧「てかなんで玄と知り合いっぽいの!?」 宥「あ、そういえば会ったの言ってなかったね」 灼「忘れてた……ごめん」 穏乃「3人だけ!?ずるいですよ!」 玄「……京太郎くん」 京太郎「……玄さん」 ガシッ! 穏乃「……へ?」 憧「……は?」 優希「な、なんで握手?」 和「ふ、2人とも?」 玄「京太郎くんが送ってくれた永水の人達の写メ、本当にすばらしかったよ!」 京太郎「玄さんこそ、千里山の清水谷さんの写メはすばらなアングルでした!」 玄「そんな……京太郎くんは宮守や姫松のおもちも送ってくれたのに、私のは少なくて」 京太郎「量じゃないです質です!数こそ少ないものでしたが、その分素晴らしい質のものばかりでした!」 玄「京太郎くん……」 京太郎「真のおもち好きに、悪人はいないんですよ?」キリッ 優希「いきなり何言ってるんだー!」飛び蹴り 京太郎「あでっ!!」 憧「玄ものらないの!」チョップ 玄「あたっ」 和「……玄さんも変わりませんね」 穏乃「あはは……2人は和の友達?」 優希「おう!私は1年生の片岡優希!清澄の先鋒だじぇ!」 宥「先鋒……玄ちゃんと同じだね」 優希「これと?」 玄「うぅ……痛いよぅ」 和「優希、一応年上ですよ」 灼「一応って言うんだ……分かるけど」 京太郎「3人は知ってるけど改めて、俺は須賀京太郎。1年生で麻雀部員だ。もっとも初心者で男は俺1人だが」 憧「男子が1人って……下心ありまくりじゃない」 和「憧、そういうふうに判断しないでください」 京太郎「和……」 和「確かに須賀くんは私の胸を見てたり、他校の胸が大きな人に見とれたり、最近はなぜか他校の知り合いが増えたりしてますけど」 和「麻雀部の雑用を文句も言わず1人でやってくれたり、家事など大抵できたり、良い人なんですよ!」 優希「のどちゃんのどちゃん。前半で台無しだじぇ。事実だけど」 穏乃「えっと……ようするに、良い人だね?」 憧「しず、そう言い切るのは無理があるわ」 和「だ、大丈夫です!須賀くんが好きなのは胸が大きい人ですから、穏乃なら大丈夫です!」 優希「おい」 穏乃「あー、うん。胸無いのはいいけど、そう言い切られるのは……」 憧「……ようするに、良い人だけど胸が好きってこと?」 玄「つまり私と同じ!」 灼「……駄目っぽい」 宥「あはは……」 京太郎「……なんか酷い」 憧「まぁ、和が良い人って言うならそうだろうけどね……胸か……」 穏乃「胸なんか無くてもいいんだー!」 優希「おぉー!!分かってるじゃないか!よしタコスをやろう!ほれ、同じ胸がないあんたにも!」 灼「あ、ども……おいし」 穏乃「あ、ほんとだコレおいしい!」 和「優希!それは花田先輩への差し入れじゃないんですか!」 京太郎「こんなこともあろうと結構多めに作ってある。優希だし」 優希「さすがだじぇ!他の3人もほれ」 京太郎「お前が食いそうだからだよ。それ、人にやったんならお前の分ねーぞ?」 優希「じぇ!?」 憧「あ、でもこれ本当においしい」 宥「これが、手作り?」 玄「おいしいですのだ!」 京太郎「それは何よりです」 放送『試合が始まります。選手の方は…』 憧「あ。もう行かなきゃ」 穏乃「うん。それじゃ和。決勝でね!」 和「ええ。穏乃達も頑張ってください」 玄「行ってくるねー」 優希「私は花田先輩を応援すれけど、それなりに応援してるぞー」 灼「それ微妙……」 宥「一応、応援してくれているから、いいんじゃない?」 京太郎「頑張ってくださいねー」 憧「……コレを手作り……負けた気がする」 穏乃「いいじゃん……私ならこんなの無理だし。でも、良い人って言うのは本当みたいだな」 憧「そうねー……玄、後でアドレス教えてよ?」 京太郎「さて、和と優希も行ったし、俺は席に行くか」 放送『先鋒の選手は…』 京太郎「始まるのか……先鋒の選手か」 京太郎(ここから会場までそこまで遠くないし、誰か1人くらいに会いに行くかな) 京太郎(先鋒の人は、一応全員知り合いだし。あ、照さんはマスコミ多そうだし、後でいいかな) 京太郎(園城寺さんに会いに行こう) 怜「はぁー……チャンピオンか……しんどそうな相手や」 怜「……ウチなんかが相手できるんやろか」 京太郎「あ、園城寺さーん!」 怜「須賀くん?どないしたん?」 京太郎「試合前に、先鋒の人に会っておこうと思いまして」 怜「先鋒?ウチ以外にも3人いるやん」 京太郎「その3人とも知り合いなんですよ」 怜「チャンピオンともか?すごいなぁ」 京太郎「いえいえ、ただの幼馴染ですって」 怜「で、ウチを選んでくれたんか?嬉しいなー……でも、ウチはそんな期待されてるほどやないよ」 京太郎「どういうことですか?」 怜「んー……ウチは今までなんとかやってきたけどな、結局それも色々なもんが偶然うまくいっただけや」 怜「……そんなウチが、こんな大舞台におってええんやろかな……」 京太郎「……いいんじゃないですか?」 怜「は?」 京太郎「そんな考えなくても」 怜「や、そう軽く言う話やなくてな……こう、シリアスなとこやで?」 京太郎「初対面からギャグみたいだった人にシリアス言われても」 怜「あー……あの時の話も結構本当のことやったんやけどね」 京太郎「もういっそ開き直って、照さん、チャンピオンと刺し違えるくらいでいきましょうよ」 怜「同時にトビ?いやそれ負けやん!?そして無理やって!!」 京太郎「意外にいけるかもしれませんよ?あの人も結構ドジですから」 怜「……ドジなとこが想像つかんよ」 京太郎「中学生の時、迷子の呼び出しくらったんで引き取りに行きました。当時小学生の俺が」 怜「ぷっ!……チャンピオンが?……中学生でて……面白すぎやん!」 京太郎「……その後も妹と何回か繰り返して、迷子センターの人に顔覚えられて」 怜「あははは!……あの澄ました顔でそれて……やっば、本人前にしたら吹き出しそうや」 京太郎「ほら、いけそうじゃないですか」 怜「あー……確かになんとかなるかもって思えてきたわ。色々考えてたんがアホらしくなってきた」 怜「チャンピオン、冷たい感じやったけどそうでもないんやね」 京太郎「むしろ結構温かい人ですよ」 怜「ありがとな、緊張もほぐれたわ」 京太郎「いえいえ。それじゃ、頑張ってください、園城寺さん」 怜「……怜や」 京太郎「はい?」 怜「怜。そう呼んでや。ウチも京太郎くんって呼ぶから」 京太郎「それじゃあ……怜さん、頑張ってください」 怜「うん。あ、ちょっと聞いたんやけどセーラと泉の知り合いやろ?」 京太郎「あ、はい」 怜「後でアドレス聞いてメール送るから、返事してなー」 京太郎「はい。分かりました」 怜「ほな、またなー京太郎くん」 怜「あ、チャンピオン」 照「…………」軽く会釈 怜「……迷子て……」プルプル 照「!?」 玄「?」 煌「?」 怜「……ふー。よろしくな」 照「……よろしく」 怜「……やっぱ笑いそうや」 照「……ちょっと後で聞きたいことがあるけど」 怜「京太郎くん、で分かる?」 照「……京ちゃん……言わないでって言ったのに……」 怜「ほな、はじめよか」 前話 次話 名前 コメント
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特別編 side阿知賀 ※日記発見から中身拝見までの流れは省略します 現在の阿知賀編とはまた別の世界とかそういうのです 時期は秋頃のイメージ ■月▽日 今日は穏乃に誘われて山に出掛けた この時期は綺麗なんだと楽しそうに案内する穏乃といるのは、実際楽しかった しかし、山の天気は変わりやすいからか、急に強めの雨が降り出した 穏乃の案内で慌てて雨宿りができそうな山小屋へと駆け込んだ そこは雨こそ凌げるが、やや古い作りだった 俺達はとりあえず濡れた服を脱いで少しでも乾くように室内に干した 着替えも無いが、濡れた服をそのまま着ているよりは、ということでお互いにかろうじて濡れていなかった下着姿だった とりあえず雨さえ止めば、と思っていたが穏乃が結構寒そうにしていた 小柄で身体の肉も薄い穏乃をそのままにしておくのはと思い、一応断ってから穏乃を抱き締めて暖めた 俺より薄着だった分、穏乃の体は冷たかった が、俺の体温で暖まったのか、気付くと穏乃は眠っていた 雪山でもないし、そのまま雨がやむまでしばらく寝かせてやった その後、雨が止み、日も差していたので穏乃を起こし、多少湿ったままの服を着て山を下りた 下りた後、穏乃から「今日はごめん、それとありがと……あったかかった」そう言われ、穏乃は走り去って行った 風邪引かなきゃいいんだがなー 俺も今日はあったかくして早く寝よう 玄「わー、下着姿で抱き締めてもらうなんて、穏乃ちゃん大胆だね!」 穏乃「ち、ちがっ……別に変なことはやってませんよ!」 晴絵「ほーう……まぁ深くは追及しないでおくけど、よく抱き締めてもらうこと許したわね」 穏乃「あー……それはそのー……」 宥「どうしたの?」 穏乃「許したっていうか……寒いかって聞かれて、寒いって返したら……いきなり抱き締められまして……」 憧「い、いきなり!?」 灼「京太郎……」 穏乃「あ!そんな無理矢理とかじゃないですよ!私も嫌じゃなかったし……あっためようって、必死だったとかで……」 晴絵「おー、あの穏乃が完っ全に乙女の顔だわー」 憧「くっ……やっぱり穏乃だからって言っても油断できないか」 灼「強敵ばっかり……」 玄「おもちあるからって油断できないな……」 宥「私も頑張ろう」
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【6月第4週 休日】 朝 京太郎「咏に料理を作りに行くか」 京太郎「入るぞー」ガチャ 京太郎「咏ー?」 咏「へ?」マッパ 京太郎「Oh...」 咏「……~~!」 咏「で、出てけー!」 京太郎「気取り直してさ!グラタン作ろうぜ、な?」 咏「……いいよ、別に」 京太郎「じゃあ俺野菜切るから、咏は鮭とか切っといてくれるか?」 咏「わかった…」 京太郎「…」トントン 咏「……」トントン 咏「…なあ」トントン 京太郎「どうした?」トントン 咏「あのさ……私の裸、どう思った?」 京太郎「ブッ!」サクッ 京太郎「いってー、指切っちまったよ…」 咏「ちょっと貸して」 京太郎「え?何を」 咏「いいから…はむっ」 京太郎「待て、なぜ咥える!?」 咏「こうしたら血が早く止まるんだよ、知らんけど」レロレロ 京太郎「そうなのか…なんかくすぐったいな」 京太郎「それで……お前の、裸だっけか」 京太郎「俺は、きれいだと思ったぜ」 咏「え?」 京太郎「きれいだった、色も白くてきれいだったし、身体のラインも幼げできれいっつうか可愛かったし」 京太郎「たしかにお前は身長も、胸もないかもしれねえけど、俺はいいと思うぜ」 京太郎「そのままのお前が、いいと思う」 京太郎「さっきは急に入ったりして悪かったな」 京太郎「それで……お前はいつまで俺の指をなめてるんだ?」 咏「ぷはぁ、ふぅ……」 咏「そっか、えへへ…」 咏「ありがとな、京太郎」 咏「でも、胸が小さいまでは余計だったんじゃねえのかな?」ゴッ 京太郎「ひっ!」 京太郎「しかし、咏のあれは……なんか興奮したな」 京太郎「さてと、今日は何をしよう」 朝 京太郎「二度寝するかー」 京太郎「すぴーすぴー」 京咏「「いただきまーす」」 京太郎「うん、おいしいな」 咏「ま、この咏ちゃんがいれば当然だねぃ」 京太郎「うん、その通りだな!」 京太郎「ところでさ、どうして咏はいつも着物なんだ?」 咏「これかぃ?うーん、趣味みたいなもんかねぃ」 咏「この着物はあんまり高くないし、日常生活で使っても何ら問題ないんだよねぃ」 京太郎「そういえば、着物を着るときは下着を着けないって聞いたことあるけど、お前も着けてないのか?」 咏「うっ……それは……」 京太郎「まあ、都市伝説らしいけどな」 咏「え!そうなのか!?」 京太郎「あれ?知らなかったの?」 咏「うっ……」 京太郎「じゃあ咏は今ノーパンノーブラなのか……」 咏「そ、それ以上言うと、さ、刺すぞ!」 京太郎「えーいいじゃん、どうなんだよー」 咏「うう、うるせー!」ダダダダ 京太郎「よっと」ヒラリ 咏「うわっ」ドシーン 咏「痛てて」 京太郎(し、下がめくれてる……だと?しかも咏の尻はこちらを向いているってことは……) 京太郎「よっしゃ!花園やんけ!」 咏「ほえっ?」 咏「なんか尻がスースーす……」 京太郎「」グッ 咏「ななな///」カァァ 咏「で、出てけー!」 京太郎「Zzz……」 ――――――――――――― 京太郎「岩手に来たぞ!」 京太郎「冬だからか地面が凍ってて滑りそうだな」 ??「うわわっ」コケッ 京太郎「あ、大丈夫ですか?」 ??「う、うん、大丈夫だよ、ありがとねー」 京太郎「よかったら、これどうぞ」つハンカチ ??「いやいや!そんなのいいよー!お気になさらず、ね?」 京太郎「はい」 ??「君、名前は?」 京太郎「俺ですか?俺は、須賀京太郎といいます」 京太郎「あなたは?」 ??「私はねー」 ―――――――――――― 急に、夢が変わった 京太郎「ここは……奈良か、まあ適当に歩いてみるか」 京太郎「桜がきれいだな、お、あんなところに学校がある」 京太郎「きれいな学校だな…でも誰もいないみたいだ」 京太郎「ん?麻雀部?」 ?「わ!ふ、不審者なのです!」バシッ 京太郎「痛っ!」 ?「か、観念するのです!えいっえいっ!」ベシッベシッ 京太郎「痛いですって!人の話を聞いてくださいよ!」 ?「は、はい!」 ?「なるほど、それで君はここに迷ってしまった…と」 京太郎「はい、さっぱりわけがわからないんですよ…」 ?「そういうことなら、私におまかせあれ!」 ?「えーっと、名前、何でしたっけ」 京太郎「須賀です、須賀京太郎」 ?「そうなのでした!それでは須賀君!阿知賀の観光案内はこの―――におまかせあれ!」 そして、夢は終わる ―――――――――――― 京太郎「……ん」 京太郎「なんだか色々な夢を見た気がするな……」 京太郎「ふぁぁ、よく寝たな」 京太郎「さて、昼は何をしよう」 京太郎「散歩でもするかー」 京太郎「こうして、公園に来たわけだけど」 京太郎「昨日雨が降ったばかりだからか、結構水たまりが残ってるな」 京太郎「気をつけないと」 ??「うわわっ」コケッ 京太郎「ぬおっ、大丈夫ですか?」 京太郎(なんだ…この感覚……) ??「う、うん、大丈夫だよ、ありがとねー」 京太郎「よかったら、これどうぞ」つハンカチ 京太郎(まるで、夢と同じじゃないか……) ??「いやいや!そんなのいいよー!お気になさらず、ね?」 京太郎「はい」 ??「君、名前は?」 京太郎「俺ですか?俺は、須賀京太郎といいます」 京太郎「あなたは?」 京太郎(夢はここで変わったが…) ??「私はねー姉帯豊音っていうんだー」 豊音「ありがとねー、須賀くん」 京太郎「いや、俺は何もしてませんし」 豊音「そういえば、須賀くん……んー」 京太郎「どうしたんですか?」 豊音「なんか…今朝見た夢に出てきた人と似てるなーって」 京太郎「え?」 豊音「あはは、ただの気のせいなので、気にしないでー」 京太郎「あの、実は俺も……」 ―――――――――――― 豊音「えっー須賀くんもなのー!?」 京太郎「凄い偶然ですよね」 豊音「凄い!凄いよ!」 豊音「あ、そーだ!はい、これ!」 豊音「これ、私の連絡先!偶然さん同士仲良くしようね!」 京太郎「あ、ありがとうございます」 豊音(やったー!初めて自分から渡せたよー!) 豊音(これと、シロと塞と胡桃、トシさんとあの子の連絡先を合わせて7件目入手だよー!) 豊音「それじゃあ私もう行くね!ばいばい!」 京太郎「姉帯さんか……」 京太郎「なんか俺と似た感じの人だったな」 京太郎「さて、次は何をしよう」 京太郎「買い出しに行くか」 京太郎「魚屋に来たぞ!」 京太郎「今日の晩飯はどうするかな」 商品リスト 鰆 300円 特大マグロ 1500円 煮干し 300円 シュールストレミング 500円 京太郎「少し季節外れだけど鰆にするか」 京太郎「すいませーん鰆くださーい」 オッチャン「あいよ、毎度あり」 京太郎「夜は何をしようかなー」 京太郎「そういえば、麻雀とか勉強以外の目的だとあまりパソコン使ってないよな」 京太郎「久しぶりにやるか」 京太郎「何をしよう」 京太郎「そういえばいつもやってるネト麻のサイトにチャットルームとやらがあったな」 京太郎「行ってみるか」 京太郎「京、でログインして」 京太郎「へー色んな部屋があるんだな」 京太郎「どこに行こう」 【おもち談義部屋】 ドラロー:おもちイズザベスト!みんなでおもちの良さを語り合いましょう! トキ:なあ、おもちじゃなくて太ももの話していいか? ドラロー:もちろん!太ももも、おしりも腋も元をたどればおもちに行き着きますから! トキ:……何言っとるかさっぱりわからん すばらめ:まさか、こんな部屋があったとは……実にすばらです!おもちとは何なのかはわかりませんが、一つのテーマについて皆さんで語り合うという心意気、実にすばらです! ドラロー:それでは第1回おもち談義を始めましょう!1回目のお題は、こちら! 『日本一のおもちは誰?』 ドラロー:要は皆さんの一番好きなおもちを持っている人を挙げていき、その中で1位を決める、というものです! ドラロー:もちろん参考画像もお願いします ドラロー:そして、私の一番は、去年のインターミドル2位の、原村和ちゃん! トキ:ウチはりゅ…千里山の清水谷竜華やな ドラロー:ほうほう、確かにこれは、なかなかのなかなか こーこ:プロの中では断然瑞原プロですよね! トシベェ:そうだねぇ、私の一押しは、宮守の小瀬川白望だね、あれはなかなかの逸材だと思うよ こまきん:私は、元千里山の石戸霞ちゃんですね! トキ:これ…は、いやいやこんなんあり得んやろ…… ドラロー:おもちに限界はありません! 京太郎「なんだか面白そうだな、参加してみるか」 京太郎「そういえば前清澄に行ったときに原村さんから近くの旅館で撮った、とかいう写真を借りてたんだ」 京太郎「あった、これだこれ」 京太郎「これの少し外側に写ってる人のおもちがすばらなんだよなぁ」モゾモゾ 息子「呼んだ?」 京太郎「まだ引っ込んでなさい」 京太郎「名前は確か……松実宥って言ってたっけな」 京太郎「高校は…阿知賀とかだったっけ?」 京太郎「よし」 京さんが入室しました 京:俺の一押しはこの子ですね、松実宥さんっていうらしいんですけど ドラロー:ど、どうしてその画像を!? すばらめ:なるほど、これは確かにすばらです!厚着に隠されたあのおもち、私にはわかります、実にすばらです トキ:まあウチの竜華が一番なんやけどな トシベェ:いやいやシロちゃんの方が こまきん:いいえ!霞ちゃんです! こーこ:瑞原プロです!そうにきまってます! トキ:よし、お前ら麻雀するで、表出ろや、飛ばしたる トシベェ:おやおや、そりゃあいいねぇ こまきん:全力以上で当たらせてもらいます! こーこ:上等です! トキさんが退室しました トシベェさんが退室しました こーこさんが退室しました こまきんさんが退室しました すばらめ:それでは、私も すばらめさんが退室しました ドラロー:ねえ、京さん、少しいいかな? 京:なんですか? ドラロー:ここじゃあれだから ドラロー:これにメールしてくれるかな? 京:わかりました ドラロー:それじゃあまた後で ドラローさんが退室しました 京太郎「退室するか」 京さんが退室しました 京太郎「このアドレスでいいんだよな」 京太郎『京です、どうしたんですか?』 ドラロー『京さん、教えてほしいことがあるのですけど』 ドラロー『どうしてあの写真を持っているのですか?』 ドラロー『あの写真は私たちの宝物なのですけど、どうしてあなたが持っているんですか?』 京太郎「さて、どうしたものか」 京太郎『これ、実は原村さん―真ん中にいる人から預かっているんですよ』 京太郎『なんでも、友達がタコスを落としちゃったらしくって、それで写真が汚れて困っていたんですが』 京太郎『俺、大阪に住んでましてね』 京太郎『原村さん曰く、大阪に写真修復の達人がいるらしくって、その人に修復してもらうために俺が預かってたんですよ』 京太郎『とまあこういうわけです、ところで、あなたは?』 ドラロー『ふぅ~むなるほどなるほどなるほど~』 ドラロー『いやーてっきり京さんが原村さんから強奪したんじゃないかって思っていたのですけど』 ドラロー『私の早とちりみたいでした、ごめんなさい』 ドラロー『私は松実玄っていいます、和ちゃんの右に写ってます』 京太郎『ああ、この原村さんのおもちを狙ってる人ですか』 京太郎『俺の名前は須賀京太郎っていいます、写真はいりますか?』 玄『いえ、いいのです』 玄『大阪に住んでるんですよね?よかったら今週の水曜日に会えませんか?』 玄『お詫びをしたいのですが…』 京太郎『わかりました、水曜日ですね』 京太郎『俺が奈良に行きましょうか?』 玄『いえいえ、私からそっちに向かわせてもらうのです!』 京太郎『いいんですか?』 玄『おまかせあれ!』 京太郎『それじゃあ水曜日の16時に○○駅前に来てくれますか?』 玄『かしこまり~!』 京太郎「次は……ぼっち部屋に行ってみるか」 【ぼっち部屋】 とよねー:ぼっちじゃないよー とよねー:ここは、みんなで1人ぼっちの寂しい思いを分かち合うところだよー とよねー:みんなであったまろうねー 漆黒の堕天使mk.2.13:先週カラーコンタクト失くした…… はるる:私は黒糖を全部親戚に食べられた…… 最強☆ちゃん:私は変態に水筒盗まれていたらしいです…… とよねー:私は今日ようやく連絡先が7件になったよー 最強☆ちゃん:私は12件ですよ! 漆黒の堕天使mk.2.13:私は2件だけ…… はるる:私も親戚で50件だけ… こけしネクタイ:って、おい キング・カズ:ふっ、麻雀に友達など必要ない…… キング・カズ:まあ私も7件揃ったけどな! かいのー:私は4件だけ、もう20歳なのに…… かいのー:ノーウェイ、こんなことは許されない! 京太郎「やっぱり仲間ってものはいるんだな」ジーン 京太郎「さて、どうしよう」 京太郎「よし、俺も参加しよう!」 京さんが入室しました 京:俺だって、誰かと一緒に学校行ったり、誰かと一緒に昼飯食べるなんて、週1であるかないかだぜ…… かいのー:あるある、私も学生時代は誰かいないかなーって思って、レアーな場所で食べたりとかしてたな… 最強☆ちゃん:最近はもっぱらトイレで食べてますけど、あまりいませんね 漆黒の堕天使mk2.13:私に食事など必要では…ない…… こけしネクタイ:クラスメイトで同じ部活の部員がいるのに、毎日どっか行っちゃうし… とよねー:私は屋上で食べてるなー 京:俺も屋上ですね キング・カズ:私は中庭だな、猫とか犬とかと一緒に食べたのがいい思い出だ かいのー:私だって若者にフェイマスな店で食べたりしてるのに誰もよってきてくれない…… はるる:私も屋上……風が気持ちいい みんなで慰めあった! 【6月第4週 平日】 京太郎「今日は松実さんとの約束の日だな」 京太郎「張り切っていこー!」 京太郎「今日は、そのまま制服でいいか」 郁乃「どうしたん~?なんか幸せそうやけど」 京太郎「いえ、なんでもないですよ」 郁乃「そういえば~京太郎くん、どうして部活来ないん~?」 郁乃「せっかく良子ちゃん呼んでるのに~」 京太郎「え!?本当に来てるんですか?」 郁乃「郁乃お姉ちゃんは嘘は吐かへんよ~」 郁乃「あと、良子ちゃん今度の遠征も来るらしいで~」 京太郎「それ、大丈夫なんですか?」 郁乃「うん~確か~」 良子「え、遠征ですか!是非行かせてください!」 郁乃「もちろんええで~」 良子「やった!これでフレンドがインクリーズする!」 郁乃「って、言ってたで~」 京太郎「それは、楽しみですね」 京太郎「そうだ、郁乃さん、大阪の名所とか知ってます?」 郁乃「名所?」 京太郎「はい、俺大阪に来て3か月も経つのにあんまり大阪のこと知らないなーって思いまして」 郁乃「せやな~私のオススメは、海遊館やな~」 京太郎「海遊館?」 郁乃「大きい水族館やで~」 京太郎「へ~、郁乃さんは何が好きなんですか?」 郁乃「ビーバーちゃんとか、カワウソちゃんとかやな~あ、でも一番はクラゲちゃんかな~」 京太郎「め、珍しいですね」 郁乃「そう~?けっこう可愛いと思うんやけどな~」 郁乃「せや!今度一緒に行かへん?」 郁乃「郁乃お姉ちゃんが京太郎くんに大阪を教えたるで~」 京太郎「お、いいですね、じゃあ行きましょうか」 郁乃「うんうん、いこいこ~」 京太郎「昼飯はどこで食べようかなー」 京太郎「今日も屋上に来たぞ!」 ヒュルル 京太郎「あー風が」 ??「きもちいー」 京太郎「え?」 ??「え?」 ??「うわわわ!ソ、ソーリーソーリー」 京太郎「いえいえこちらこそ!」 京太郎「って、あれ、あなたは……」 京太郎「戒能プロじゃないですか!」 京太郎「うわっ!俺、ファンなんですよ!」 良子「ウェイト!ちょっと待つんだ!」 良子「とりあえず、自己紹介からしようじゃないか、物事には順序というものがあるんだ」 京太郎「それもそうですね、俺は須賀京太郎、麻雀部に入っています!」 良子「わ、私は戒能良子、一応プロ雀士…となるのかな?」 京太郎「戒能プロに会えて光栄です!テレビで見るよりもずっとお綺麗なんですね!」 良子「き、綺麗だなんてそんな……」 良子「ところで君は、どうしてここに?」 京太郎「ああ、俺、あんまり人と一緒に食べることなんてないんですよ」 京太郎「だから、誰かいるかもしれないって奇を衒ってここに来てるんですよ」 良子「き、きみ、それはトゥルーなのか?」 京太郎「はい、お恥ずかしながら」アハハ 良子「わ、わ、うわぁ!」ダキッ 京太郎「へ!?」 良子「うわあああん、嬉しいよおおおおお!」ポロポロ 京太郎(なんだこの状況!?戒能プロが俺に抱き着きながら泣いてる!?) 京太郎(こんなところ誰かに見られたら……) 郁乃「良子ちゃんいる~?」ガチャ 良子「うわあああああん!」 郁乃「……」 郁乃「ごゆっくり~」 京太郎(見られたーーー!) 良子「ヒグ…ヒグ……」 京太郎「ハンカチ、要ります?」 良子「うん、センキュー」 京太郎「落ち着きました?」 良子「うん…」 京太郎「えと、いきなりどうしたんですか…?」 良子「実は……私も、その、ぼっちなんだ…」 良子「私…生まれたのは日本なんだけど、3歳から海外に住んでいたんだ」 良子「日本に戻ってきたのは今の君と同じくらいの頃だったかな」 良子「私はクール、というかなんだか素っ気ない態度を取ってるように見えるだろ?」 京太郎「確かに、大会のインタビューとかでもそんな感じでしたね」 良子「だからか、あまり誰も寄り付かなくてな……」 京太郎「それで、今までずっとぼっちだったということですか?」 良子「イエス、これが君の憧れの戒能プロなんだ、幻滅したか?」 京太郎(ふむ……つまり、俺と同類だったのか) 京太郎(何と言おう) 良子「従妹の春は姫様や他の分家の子たちと仲良くしてるのにな…」 京太郎(……うん、そうだよな) 京太郎(一人ぼっちは、寂しいもんな) 京太郎「よし!」 京太郎「それなら!俺が!」 京太郎「戒能プロの友達になります!」 京太郎「心のよ須賀となります!」 京太郎「だから、戒能プロはぼっちじゃないです!」 京太郎「泣かなくてよいのです!」 京太郎「戒能プロの友達は!この須賀京太郎におまかせあれ!」 良子「ポカーン」 京太郎「ど、どうですか?」 良子「ふ、ふふっ、ありがとね須賀くん」 良子「それにしても、ふふっよ須賀って、ふふっ」 京太郎「わ、忘れてください!」 良子「ノーウェイだねー!ふふっ」 京太郎「もう!絶交しますよ!」 良子「そ、それは……」シュン 京太郎「冗談ですよ、そんなことするわけないじゃないですか」 良子「リアリー?」 京太郎「リアリーです」 良子「よ、良かったぁ」グー 良子「あ///」 京太郎「一緒に食べます?弁当は?」 良子「実は、持ってきてないんだ…」 京太郎「じゃあ、はい」つウインナー 良子「いいのか?」 京太郎「友達ですしね」 良子「それじゃ、はむっ」 良子「うん……」ゴクッ 良子「ありがとな、須賀くん!」 郁乃(最近良子ちゃんが伸び悩んでるって松山の監督から相談されてたから) 郁乃(こうして良子ちゃんを昼飯で釣って同志の京太郎くんに会わせてみたけど~) 京太郎「おいしいですか?戒能プロ?」 良子「プロはニードノットだよ、須賀くん」 京太郎「わかりましたよ、戒能さん」 京太郎「じゃあ、連絡先交換しましょうか」 良子「その……どうやってやるのかがわからないんだが……」 京太郎「こうすれば…いいんですよ」ピローン 良子「わ!ありがとう!」 良子「これで5件目ゲットだ!」 郁乃(うん、計画通りみたいやな~) 京太郎「まさか戒能さんと本当に会えるとは思わなかったな」 京太郎「放課後は……」 京太郎「そうだ!松実さんと約束してたんだ!」 京太郎「急がなきゃ!」 京太郎「そうだな、戒能さんも誘ってみるか」 京太郎『戒能さん、俺と俺の友達と遊びに行きませんか?』 京太郎「これでよしっと」 京太郎「松実さんは…まだきてないみたいだな」 時計「まだ15時40分やでー」 ヴーッヴーッ 京太郎「お、戒能さんからだ、なになに」 良子「ま、待ったか?」ハァハァ 京太郎「いえ、大丈夫ですよ」 良子「そうか、良かった」 良子「それで、須賀くんの友達というのは?」 京太郎「もうすぐ来るはずなんですが…あ、来ましたね」 京太郎「おーい、松実さーん!」 玄「き、きみが、須賀くん?」 京太郎「はい、須賀京太郎です」 玄「あれ?なんか前にあったことがあるよーな…?」 玄「って、あ、あなたは!戒能プロ!」 良子「ひっ!」ビビクン 京太郎「どうして俺の後ろに隠れるんですか」 良子「初対面の人は怖いんだ!」 京太郎「そうですか……」 玄「す、須賀くん!その人をこっちに渡そうか!」ワキワキ 玄「プロの中でベストスリーには間違いなく入るおもち、逃がすわけにはいかないよ!」メラメラ 良子「ひぃぃぃ!」 京太郎「先が思いやられるな……」 ――――――――――――― 玄「それで、どこに行くつもりなの?」 京太郎「考えてなかったんですか!?」 玄「いやーそういうのは男の子が考えるものだからねー」 良子「ふっふっふ、お困りのようだな」 京太郎「何か案があるんですか?」 良子「甲子園に行こう!」 玄京「「え~~~!?」」 京太郎「よし!4-33で阪神勝ってる!」 良子「勝てー!タイガース!」 玄「応援はおまかせあれ!」 ポタッポタッ 京太郎「あれ?」 ザーザー 京太郎「雨降ってきましたけど、どうします!?」 良子「このゲームから目を離すなどありえない!」フレッフレッ ポヨンポヨン 玄「その通りなのです!」ジーッ ゲームセット! 玄良「「くちゅん!」」 玄「うぅー」ズズーッ 良子「へっくち」 京太郎「まったく、あんな雨の中で見続けるからですよ」 良子「だってしょうがないじゃないか」 玄「あんなに揺れるおもちが目の前にあったのだから!」 京太郎「はぁ……」 京太郎(松実さんも立派なものを持ってるんだけどなぁ……って!どっちも雨で透けてるじゃないか!) 京太郎(や、ヤバい……これはさすがに) 玄「そ、それじゃあ私は先に失礼するのです!」 京太郎「はい、今日はありがとうございました!」 京太郎「さて……この人、どうしよう」 良子「くちゅんっ!うう、寒い……」 京太郎「とりあえず俺の上着を着てください」 京太郎「戒能さんってどこに泊まってるんですか?」 良子「駅の近くのホテルだけど…くちゅん!」 京太郎「んー、少しおでこ失礼しますね」 良子「ん」 京太郎「熱は無いみたいですけど…」 良子「くちゅん!」 京太郎(心配だなぁ……) 京太郎(どうしよう……) 良子「くちゅん!」 良子「うぅ……なんだか寒い」 京太郎「大丈夫ですか?」 良子「も、もちろんだ!……へっくち!」 京太郎「とりあえず三箇牧に帰ってきましたけど……もう一回熱計ってみますね」 良子「ん……」 京太郎「なんか一気に熱が出てきた気がするんですけど……」 良子「大丈夫だと言ったろ……うっ」フラッ ガシッ 京太郎「もうフラフラじゃないですか」 良子「うぅぅ……須賀くんにこんなところ見せたくないのに……」ボソッ 京太郎「戒能さん、俺の部屋に行きましょう」 良子「ふぇっ!?」 良子「の、ノーウェイ、何を言ってるのか理解できないな」 京太郎「そのまんまです。戒能さん、心配なので俺の部屋に行きましょう」 京太郎「友達の戒能さんに風邪を引かれたら困るんですよ」 良子「友達、そうだよな、じゃあお言葉に甘えよう」 京太郎「そうですか、それじゃ……はい、背中」ポンポン 良子「ん?何をする気なんだ?」 京太郎「戒能さん今フラフラなんで、俺におぶさってください」 良子「む……わかった……」ガバッ 京太郎「よっし……じゃ、出発しんこー!」 良子「須賀くん」 京太郎「は、はい?」 京太郎(何この背中にある柔らかい感触……) 良子「ふふっ、呼んだだけだ」 京太郎「そうですか」 京太郎(見た目通りこれは…なかなかのなかなか) 良子「須賀くん」 京太郎「……」 良子「無視しないでくれよ……」 京太郎「じゃあどうしろと」 京太郎「それで、何ですか?」 良子「今日は、色々とありがとうな」 良子「友達になってくれて、一緒に昼を食べてくれて、遊びに連れて行ってくれて」 良子「本当にありがと……」 京太郎(ん?) 良子「すぅ……」 京太郎(言い切ってないのに寝た!?) 良子「すぅ……」 京太郎(寝息が首に当たって……こう、変な気分になるな) 京太郎「はい、着きましたよー」 良子「ん……ここ、が部屋?」 京太郎「はい、汚くてすみません」 良子「ノーウェイ、そんなことはないよ」 京太郎「そうだ、俺にできることって何かありますか?」 良子「そうだな……」 良子「いや、特に無いな」 京太郎「そうですか、じゃあこれ俺のですけど着替えてください」 京太郎「そんなに濡れたスーツじゃ、また冷えちゃうんで」 良子「わかった、脱衣所を借りるな」 京太郎「はい」 ガララ 京太郎「さーてと、布団敷いておくか」 二人は幸せな夜を過ごしました 【6月第4週平日】終 【6月第4週 遠征1日目】 チュンチュン 京太郎「朝だ!」 良子「……ん」 京太郎「もう2日間もここにいるよこの人……」 京太郎「集合時間は8時か、それで今は6時半……」 京太郎「よーし、みんなを起こしにいこー!」 京太郎「よし!憩さんを起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part8】デデーン! 京太郎「今回は!我らが部長、荒川憩さんに、寝起きドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「ちなみに前回のターゲットも憩さんでしたね~」 憩「……あっ……そこ…」 京太郎「一体どんな夢を見ているのか、俺、気になります!」ヒソヒソ 京太郎「今回は憩さんの声を使って耳元で口説いてみようと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「それでは、憩さんを起こしまーす」ヒソヒソ 京太郎「このレコーダーを使って……」 憩『ウチは、憩、の、み、そ、し、るを、毎日、飲みたい!』 憩『I、し、照』 憩「う……んっ…」 憩「あっ……いっ……」 京太郎「おーっと、まだ起きないようですねー」ヒソヒソ 京太郎「それでは次の作戦です」 京太郎「次は、憩さんのおもちをこねて、起こしたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「それでは、失礼しまーす」ヒソヒソ 京太郎「えいっ」フニュッ 憩「あっ」 フニュフニュフニュフニュ 京太郎「おお、やわらかい……これがおもちというものなのか……」フニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュ 憩「あっ、あっ、んっ、あっ」 京太郎「もっと、もっとだ!」フニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュフニュ 憩「あんっ、……」 京太郎「やめられない止まらない」フニュフニュフニュフニュ 憩「んっ……きょ、あっ、たろっ、くっん」 京太郎「あ~きもちいい~」フニュフニュフニュフニュ 憩「なに、あっ、して、んっ、るんっ?」 京太郎「え?」フニュフニュフニュフニュ 憩「あっ、はあっ、もうっ、だぁっ」 京太郎「ド、ドッキリ、大・成・功!」フニュッ 憩「めっ、あっ………」 憩「はぁっ……はぁっ…」 京太郎「……それじゃあ、撤退!」 京太郎「よし!咏を起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part9】デデーン! 京太郎「今回は!我がロリっこ、三尋木咏ちゃんに、ドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ 咏「……ん……すぅ…」 京太郎「小さいなー可愛いなー」ヒソヒソ 京太郎「今回は咏の髪をとかして、起こしたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「それでは、咏さんを起こしまーす」ヒソヒソ 京太郎「今回はこのくしを使いまーす……」 京太郎「そーっと」サッー 京太郎「頭撫でながらやるか」ナデナデ サッー 咏「えへへ……」 咏「……すぅ…」 京太郎「どうやらまだ起きないようですねー」ヒソヒソ 京太郎「それでは次に参りましょう」ヒソヒソ 京太郎「ここにあるのは、あの赤ちゃんが口に咥えるあれですね」ヒソヒソ 京太郎「咥えるって妙にエロいですよねー」ヒソヒソ 京太郎「それでは、装着させまーす」 咏「……すぅ」 京太郎「何この生き物……かあいい」 京太郎「まだ起きませんねー」ヒソヒソ 京太郎「じゃあ次ー」 京太郎「それじゃあ耳をはむはむしまーす」ヒソヒソ 京太郎「はむっ」 京太郎(女の子のあのいい香りがする……) 京太郎(舌も入れてみるか) レロッ 咏「んっ……」 京太郎(この汗の混じった塩っぽい味、いいな) 京太郎(もうちょい……) 咏「あっ……」 京太郎「まだ起きないようでーす」ヒソヒソ 京太郎「次はどうしましょうかねー」 京太郎「ぷはっ、次は咏に自身の靴下の匂いをかがせようと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「まずは靴下の調達ですねー」ヒソヒソ 京太郎「ということで、洗濯物をあさりまーす」ゴソゴソ 京太郎「早速見つかりましたー、お」 京太郎「この……三角形の布は……」ゴクリ 京太郎「後で考えよう、うん」ポケットニシノッ 京太郎「それでは、咏に靴下の匂いをかがせたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「咏は靴下もいい匂いがするんだなー」 咏「……ん…う……」 咏「もう食べられないぜぃ……」 京太郎「まだ起きないのか……」 京太郎「まずはあれを戻しておこう」 京太郎「今度は油性マジックを用意しましたー」 京太郎「うわっ、手が滑ってしまった!」 京太郎「なんかグチャグチャになっちゃったけど……これ、雌奴隷って読めちゃうんじゃ……」 京太郎「まあ、いいか……(震え声)」 咏「……ん」パチッ 京太郎「あれ、とうとう起きちゃった?」 咏「起きた……けど、京太郎がなんでここにいるのかがさっぱりわっかんねーんだけど」 京太郎「あ、忘れてた、ドッキリ大成功!」 咏「ドッキリ……?前のあれか?それが……」 咏「私の靴下に、赤ちゃんのアレ?」 咏「おでこにもなんか……」 サッサッ 咏「さて、これはどういうことか説明してもらおうかぃ?」 京太郎「え、えーっと……撤退!」 咏「待てや!こらーーーー!」 京太郎「よし!エイスリンさんを起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part10】デデーン! 京太郎「今回は!我が天使、エイスリンさんに、ドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ エイスリン「……ウウン……ハァ…」 京太郎「咏に負けず劣らずの可愛い寝顔でーす」ヒソヒソ 京太郎「今回はこのこんにゃくを使って、エイスリンさんを起こしたいと思いまーす」ヒソヒソ 京太郎「よっと」ペタッ エイスリン「ンッ……」 エイスリン「cool……」 京太郎「まだ起きないようでーす」ヒソヒソ 京太郎「お次は、こちら!」 京太郎「さてと、お次はこのとげをちゃんと取ってある白薔薇でエイスリンさんの周りを埋め尽くしまーす」 京太郎「えいっ、えいっ」 京太郎「ふぅ……やっと終わった」 エイスリン「……ンン…」 エイスリン「ンン……アリエマ……センナ……」 京太郎「まだ起きないようでーす」ヒソヒソ 京太郎「それじゃあ次いってみよー」 京太郎「じゃあまたおもちをこねますか」 京太郎「えいっ」モニュッ エイスリン「ンッ……」 京太郎「お、おおおお」モニュモニュモニュ エイスリン「ンッ…アッ……」 京太郎「憩さんと同等、もしくはそれ以上の柔らかさだ……」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「ハアッ……ンッ…アッ……」 京太郎「手が、手が止まらないィ!」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「アッ、スガッ、クンッ?」 京太郎「あれ、起きちゃいました?」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「ナ、ナニッ、シテンッ、ルノッ」ハァハァ 京太郎「見てわかりませんか?ドッキリですよ」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「ドッ…キリッ?」ハァハァ 京太郎「もう終わりますからねー」モニュモニュモニュモニュモニュモニュ エイスリン「アンッ、アッ、ンッ、アッアッアッアッ、ヒグッ」 京太郎「ていっ」モニュ エイスリン「アアァァ……」 京太郎「ドッキリ大・性・功!」 エイスリン「ハァ…ドッキリ…ハァ…」レイプメ エイスリン「ハァ……ハァ……」 京太郎「また寝ちゃったみたいだな」 京太郎「それじゃあアイマスクをつけよーっと」 エイスリン「ハァ……ンッ…ハァ…」メカクシ 京太郎「なんか……そそるな」ゴクリ エイスリン「ン……」 京太郎「起きました?」 エイスリン「ウン……」 京太郎「どうかしました?」 エイスリン「…」カキカキ バッ |京太郎がエイスリンを犯している絵| エイスリン「ユメニデテキタ…」 京太郎「そうですか、嫌な夢でしたか?」 エイスリン「ウン、It was sad.」 京太郎「安心してください、俺はそんなこと(もう)しませんから」 エイスリン「ウン!ソウダヨネ!」 京太郎「もちろんですよ」ニコッ 京太郎「よし!郁乃さんを起こしにいこう!」 【須賀京太郎の!寝起きドッキリ大成功!part11】デデーン! 京太郎「今回は!我が……新入部員、赤阪郁乃さんに、ドッキリを仕掛けたいと思いまーす」ヒソヒソ 郁乃「……あ~…」 京太郎「良い寝顔なんですけど、何かが……」ヒソヒソ 京太郎「今回はこの前絹恵さんからもらった洋榎さんの目覚ましボイスを使って、郁乃さんを起こしまーす」ヒソヒソ 京太郎「ポチッとな」 洋榎『おい!起きろ!はよ起きんかこのボケェ!』 洋榎『はよ起きんと、あんなことやこんなことするで!』 洋榎『え、なんやそれ?え、えーっと……チ、チュー…とか?』 郁乃「……」 郁乃(起きてへんで~) 京太郎(うん、起きてないみたいだな、ん?) 京太郎「何か今……ま、いっか」 京太郎「さて次次ー」 京太郎「次は真瀬さんからもらった、えーっと、すえ、はらさんの目覚ましボイスで起こしまーす」ヒソヒソ 郁乃「!」 京太郎「なんか、シリーズ化してるらしいな、今度絹恵さんと真瀬さんの分ももらってみるか」 京太郎「それじゃあポチッとな」 恭子『はぁ…はよ起きてくれませんか?起きないと、いろんなことしちゃいますよ?』 恭子『例えば、おでこに「恭子」って書いたり、そ、それと……』 恭子『そ、それでも起きないんやったら……お、おそ、襲っちゃいますよ///』 郁乃「!!!!」 京太郎「やっぱり起きないか……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ 京太郎「な……」 郁乃「なあ京太郎くん~その音声私にもくれへん~?」 京太郎「は、はい!」 郁乃「おおきに~グヘヘ」 京太郎「よし、外に行こう」 京太郎「みんな集まってるだろうしな」 霞「あ、みんな揃ったみたいね」 郁乃「えへへへへへ~」オソッチャイマスヨ オソッチャイマスヨ オソッチャイマスヨ 京太郎「もう大丈夫ですか?」 良子「ああ、オーライだ」 エイスリン「ウタ、オデコドウシタノ?」 咏「少し熱っぽくってねぃ」ジトッ 憩(あの後3回くらいやってしもた……ウチは淫乱や……) 霞「それじゃあ東京にしゅっぱーつ!」 京太郎「あれ、照は来ないんですか?」 霞「うん、やっぱり古巣には行き辛いんじゃないのかしら」 京太郎「そうですか……」 ―――移動は省略―――
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前話 次話 朝、インターハイ会場 和「少し早すぎましたか?」 京太郎「試合前だし、遅くなるよりいいだろ」 優希「でも咲ちゃんほっといてよかったのか?」 和「ええ。起きてすぐだったんで後で来て下さいって言いはしましたが」 京太郎「あいつなら今頃2度寝してるって」 咲「...zzz...zzz」 優希「さて、まずは花田先輩のとこだじぇ!タコスを差し入れれば先輩も大活躍!!」 京太郎「おまえ、照さん相手で大活躍できるのか?」 優希「……行くじぇ!」 京太郎「無視しやがった……」 和「須賀くんはどうします?花田先輩とも知り合いみたいですし、一緒に行きますか?」 京太郎「あー……俺は知り合いって言ってもつい最近知り合ったから遠慮しとく。2人はつもる話もあるだろうし、席でも取っとくよ」 和「そうですか。では、お願いしますね」 京太郎「おう、まかせとけ」 優希「じゃ、行ってくるじぇ!」 京太郎「さて、席取りもいいがまだ時間あるし、少し会場見とくか」 人気のない廊下 京太郎「ここはほとんど人がいないな」 京太郎「なんか咲や照さんが迷ってそうなとこだな」 誠子「あのーちょっといいですか?」 京太郎「はい?」 誠子「この辺りに、宮永照さんいませんでしたか?」 京太郎「照さん?見ませんでしたけど」 尭深「そうですか。ありがとうございます」 京太郎「……また、迷子ですか?」 誠子「え!?なんで分かって…」 京太郎「白糸台の人ですよね?照さんの幼馴染の須賀京太郎です」 尭深「幼馴染……ひょっとして、最近よく宮永先輩と電話してる?」 京太郎「電話が夜なら多分俺ですね」 誠子「あー、清澄かどっかの1年生って言うのは君か!」 京太郎「照さん、どこかに行くって言って消えました?それとも何も言わずに消えました?」 尭深「何も言わずに、だね」 誠子「もうすぐ試合なのに」 京太郎「だったら、売店かどこかの近くにいますよ? 尭深「そ、そうなの?」 京太郎「そういう消え方したら、なぜかお菓子とかある場所の近くをふらふらしているんです」 誠子「なるほど。よく分かるね?」 京太郎「昔からですから……」 尭深(疲れた弘世先輩と同じ目を) 誠子「とりあえずその付近を」プルルルル 誠子「あ、ゴメンちょっと出る。淡?え?見つかった!?……売店の周りをぐるぐる回ってた……ああ、分かった」ピッ 誠子「言った通りだった……」 京太郎「あの人も変わらないなぁ」 尭深「ありがとうね、須賀くん」 誠子「改めてお礼を言うよ」 京太郎「いやいや。何もしてませんって」 誠子「遅くなったけど、一応自己紹介しとこうか。私は亦野誠子。白糸台の2年生で副将やってる」 尭深「私は渋谷尭深。私も2年生で、私は中堅」 京太郎「ああ、2人とも照さんが電話で話してましたよ。いい後輩がいるって」 誠子「うれしいね、そう言ってもらえると」 京太郎「安心して後ろを任せられる、とか楽しそうに言ってましたよ」 尭深「宮永先輩がそんなことを……」 誠子「普段、麻雀に関しては的確なこと言ってくれるけど、そういうことは言わない人だしね」 京太郎「口には出さないだけで、結構色々考えてますからね」 尭深「うん、よく分かる。先輩のためにも、頑張らないと」 誠子「ああ。試合、頑張ろう」 京太郎「応援してますね」 自販機前 京太郎「ふぅ。やっぱり照さんすごいんだな、あんなに活躍して、後輩にも慕われてて」 京太郎「あーあ。俺もいきなり麻雀が強くなって活躍できたりしないかな」 京太郎「いや、無理か」 怜「いやいや、そんなことあらへんよ?」 京太郎「できねーって。いきなりトンデモオカルト能力にでも目覚めたりとかあるってか?」 怜「それがあったりするんよー。やってみる?やり方教えよか?」 京太郎「マジ!?頼むわ!」 怜「ええでー。まず死にかけます」 京太郎「無理だ」 怜「ですよねー」 京太郎「……いや誰だあんた!」 怜「失礼やなー。人に名前聞く時はまず自分からって言うやろ?」 京太郎「ああ、そうだったな。俺は…」 怜「ウチは園城寺怜って言うわー」 京太郎「先言ってるじゃねーか!」 怜「いやー、あんたおもろいわー」 京太郎「そりゃどーも。俺は須賀京太郎。清澄高校の1年生だ」 怜「あ、ウチは千里山高校の3年生や」 京太郎「年上!?」 怜「ウチ、病弱やから……」 京太郎「いや、関係なくね?あ、無いですよね?」 怜「……ばれたか」 京太郎「そういう問題?……千里山の園城寺怜って確か……」 怜「なんやー?千里山のエースとでも言うんか?」 京太郎「2回戦で阿知賀の松実玄さんをハァハァ言いながら泣かしてた……」 怜「うん、謝るからその言い方やめて?結構間違ってないんやけどすっごい誤解が生まれそうやから」 京太郎「それで、その園城寺さんがなんでこんなとこに。もうすぐ試合じゃないんですか?」 怜「ちょい気分転換しよ思ってな。後は飲み物でも買って…」 竜華「怜ー。浩子が呼んでたでー」 怜「あ、竜華」 京太郎「確か千里山の大将の……」 怜「清水谷竜華やで。大将であり部長でありベスト膝枕でもある」 京太郎「ほほう、それはおもちと合わせて興味深いですね」 怜「試してみる?」 京太郎「是非」 怜「3000万やで?」 京太郎「一生かかってでも払う!」 怜「それが聞きたかった!」 竜華「いや、何ゆうてるん」 怜「そういうノリや」 竜華「ごめんな。怜、少し緊張してるみたいで」 京太郎「あ、いえいえ」 怜「ま、緊張はほぐれたわ。ありがとなー、須賀くん。いや、Kちゃん」 竜華「ええっ!!そうなん!?」 京太郎「そうですよ?気付いてたんですか?」 怜「なんか似てるなーくらいやけど」 竜華「ど、どないしよう……サイン?」 京太郎「いや、そんなん無いですから」 竜華「えーっと……ツイッターにKちゃんなうって……」 怜「つぶやいてどないするん」 竜華「じゃ、じゃあ……」 京太郎「とりあえず落ち着きましょう?」 竜華「せやな……よし、大丈夫や」 竜華「……Kちゃん買いました!」 京太郎「あ、はい」 竜華「…………」 怜「え、終わり?」 竜華「なんも思い付かへん……」 京太郎「と、とりあえず試合頑張って下さいね?」 竜華「は、はい!頑張ります!」 怜「あっちが年下やでー?」 竜華「な、なんか緊張して……」 京太郎「……天然?」 怜「分かる?」 控え室近くの廊下 京太郎「さて、そろそろ2人も戻ってくるだろうし、席取りに行かないとな……ん?」 煌「……遅いですね」 姫子「花田ー、もう戻らん?そろそろミーティングやし」 煌「せっかく後輩が来てくれるんですから、もう少し、もう少しだけお願いします」 姫子「仕方なかね……」 京太郎「花田さん?鶴田さん?」 煌「おや、京太郎くん」 姫子「京太郎くん!?来てくれたと!?」 煌(すっごい嬉しそう……) 京太郎「試合見に来て、始まる前に少し会場見ておこうと思いまして」 姫子「そ、そう。見とるんやね……」 姫子(絶対絶対負けられん……!!) 京太郎「ところで、和と優希が来てないって本当ですか?」 煌「ええ。優希は連絡までくれたんですけど、なかなか来なくて」 京太郎「ここに来た時に行くって言って別れたんですけどね……せっかくタコス持たせたのに」 姫子「ひょっとして、手作り!?」 京太郎「はい。色々やってる内に得意料理になりまして。先輩に差し入れするんだーって言ってましてよ」 姫子「花田……いい後輩持ったんやね!」 煌「ど、どうも。でも、まだ来ないんですよね」 京太郎「なんかあったんですかね。優希が途中でタコス食ったとか」 煌「…………」 京太郎「……すいませんでした」 煌「いやいやいや。まだ決まってませんよ?優希だって……うん……でも優希ですからね……」 姫子「どんだけタコス好きなんよ……」 哩「2人とも、そろそろ時間……」 姫子「あ、部長」 煌「すいません部長、なかなか後輩が来なくて」 哩「姫子、ちょっと」ガシッ 姫子「はい?ちょ、引っ張らんで下さいよ!」 煌「?」 京太郎「?」 哩「なんでおると!」小声 姫子「偶然会っただけですって。部長、会ってみたいとか言ってましたし、話さないんですか?」小声 哩「……なん話してよかか分らん」小声 姫子「えー」小声 哩「いきなりやけん仕方なかろ!」小声 姫子「ほら、行きますよ」グイッ 哩「ちょ、待っ」 姫子「京太郎くん、こん人がうちの部長、頼りになるんよ」 京太郎「新道寺の部長って、確か3年間エースっていう?」 姫子「部長、言わんと」 哩「あー、白水哩です。ど、どうも」 京太郎「はじめまして、須賀京太郎です」 煌「部長?緊張してます?」 哩「そ、そがんこつ……」 京太郎「やっぱり強い人でも試合前は緊張するんですね」 哩「へ?」 京太郎「試合出たことない俺には分からないですけど、気楽に行きましょう?」 京太郎「俺の幼馴染が言ってたんですけど、麻雀を楽しめばいいんですよ」 哩(違うのに、気使ってくれてるんやろか……でも、良い人やね) 哩「……ふふっ、そうやね。ありがとう、須賀くん」 京太郎「そんな大したこと言ってませんよ。幼馴染のそのままですし」 哩「実際楽になったけんね。姫子や花田も良くしてもらっとるみたいやし」 京太郎「良くしてるって、そんなことしてないですよ?」 哩「無意識でやってるんか……」 京太郎「言いすぎですって」 姫子「あ、そろそろ時間じゃないですか?」 煌「優希達は結局来ませんでしたか……」 京太郎「後で2人に伝えておきましょうか?その後俺から連絡でも」 煌「それじゃあお願いします」 哩「あー、今は携帯しまっとるけど、後で姫子と花田から連絡先聞いてよか?」 京太郎「大丈夫ですよ。こんな美人の連絡先知れるならそれくらい」 哩「美人て……全く、世辞はいらんよ」 京太郎「見たままを言ってるだけですよ。それじゃあ、また」 姫子「試合、見とってねー」 哩「…………」 姫子「部長?」 哩「……縛り、きつめに行くか!」 姫子「は、はい!」 前話 次話 名前 コメント
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6月■日 今日から団体戦が始まった 団体戦のメンバーは六女仙で固めるということで、1年生の春まで入っていた 試合前、1年で大会とか大丈夫か聞いたが「……いつもみたいに頑張る」と言っていた いつも通りはいいんだが、いつも通りすぎて黒糖まで持ってくな そう言うとしばし俺を見た後、いきなり口に黒糖突っ込んできた 慌てる俺を見て、春は微笑みながら試合会場へと行った 試合は主に小蒔さんと初美さんの活躍で明日の試合へと勝ちぬいた 練習でも何度か見てるが、やっぱりすげぇ でも、今更だが思う 流石に巫女服は目立つ 探しやすいからいいけど、アレが正装なのか? まぁいいや、明日も応援しよう 春「黒糖の美味しさを知るといい」 巴「いや、もう充分に知ってると思うけど」 初美「大会ですかー。この時は姫様も大暴れでしたよねー」 小蒔「そんな……ただ、全力で当たってくる方々に、礼儀として全力以上で当たっただけです」 霞「おかげで県予選では楽だけど出番がないようだったわ」 巴(巫女服に関してはいいのかな……いや私も普段から着てるしあんまり言えないけど) 小蒔「?」キョトン 6月◎日 団体戦、優勝おめでとう!! 凄かったな、特に最後に初美さんが相手飛ばした辺りとか うん、ちょっと対戦校が可哀想な気もした。主に副将と出番無く終わった大将 これで永水は全国出場決定らしい とりあえずおめでとうと言いに行ったら初美先輩に会った 初美先輩はドヤ顔しながら「どうですかー?勝ちましたよー?」と言ってきた なんか微笑ましかったので頭を撫でるとしばらくそのまま撫でられていた でも、後から来た霞さんの「褒められてるの?」という言葉から子供扱いされてるように感じたらしく、怒られた ぶっちゃけ年下撫でてるような感覚だったけど、すごかったとは思う 来週は個人戦、俺もやってやるぜ!! 霞「あら、やっぱり年下感覚だったのね」 初美「京太郎め……私の方が年上ですよー」 春「……じゃあ撫でられたくない?」 初美「え!?そ……それは……」 巴「ハッちゃん、素直にうれしいって言えばいいのに」 小蒔「ですね。なんでしたら私が撫でましょうか?」 初美「い、いいですよー!」 6月☆日 授業が終わって部活までの時間、咲から電話があった 話を聞くと、咲の清澄高校も全国出場を決めたらしい 長野は名門の風越とか、去年相当暴れたらしい龍門渕とかいると聞いていたから、正直無理だと思っていた こっちも全国出場を決めて、来週の個人戦のことについて話した 前電話した時から少し時間が空いたのもあって、歩きながら長電話をしていると、足元を見ていなかったせいか、盛大に転んだ 俺1人転んだならまだいいが、たまたま前にいた春まで巻き込んでしまった 電話しながらだったので体勢を立て直すこともできず、春の胸に顔を突っ込んで押し倒すような形になってしまった 春も結構あるから柔らかかった……いやそうじゃなくて 倒れた後、電話中だったのもあり「悪い、咲」と言ってしまった 春はそれが気に入らなかったのか、相当怒った 黒糖を散らばらせたこと、転んで人を巻き込んで置いて謝ったのが他人だったこと、いつものような無表情だったがかなり怖かった 今度黒糖で何かお菓子を作ることで許してもらった 咲には後で掛け直し、事情を説明したが、なんか不機嫌になっていた 俺が悪いんだろうが……春も咲もやけに怒ったりしてたな なんか他に余計なことやったか? 春「胸に突っ込んだのに、他の女の名前とかは流石に無い」 初美「それは流石に無いですねー」 霞「確か、清澄の宮永さんはそこまで胸無かったしね」 巴「2人とも嫉妬ですね」 小蒔「わ、悪気は無いと思いますよ?」 春「……でも、駄目」 6月★日 個人戦初日、予選突破だぁぁぁ!! いやー、すっげービビった 相手明らかに俺より上手い人も居たけど、なんか今日は運が良かった アレかな、試合前に小蒔さんが来てくれたからかな わざわざ自分の試合もあるのに1人でこっちまで来てくれて、嬉しかった 周りの野郎共から嫉妬の視線を感じたが、小蒔さんの応援には変えられん 今思えば勝利の女神だったのかね 明日はそうとう厳しくなるだろうけど、やるだけやってやるぜ!! 霞「途中でどこかに行ったと思ったら……」 小蒔「き、気になってしまって……」 巴「気持ちは分かりますけど、ぜめて誰かと行ってくださいよ?」 初美「それにしても、勝利の女神ですかー」 春「……似合ってるし、それっぽい」 小蒔「そ、そんなことないですよー」 巴「本当に拝んだらご利益ありそうですよね?」ヒソヒソ 霞「むしろ本当に何かもらったんじゃないかしら?神通力とかを無意識に渡したとか」ヒソヒソ 巴「か、考えすぎですよー」ヒソヒソ 6月▲日 大会2日目、いいとこまで行ったんだが、負けた 試合前にフラッときた春から黒糖を貰って、結構リラックスはできていた いきなり人気のないとこに引っ張られて黒糖1袋を渡された時は何かと思ったが、春なりの応援だったんだろうな 「頑張って」しか言わなかったけど、充分伝わった そのおかげか、午前中はなんとか勝ち抜けた けど、ある程度勝ち上がると周りのレベルも上がってくる 俺はそのレベルまでいってなかったのだろう、当然のように負けた 俺に勝った奴は、その後決勝まで進んでいたし、いいとこまで行ったと自分でも思う けど、悔しい 1年で最初の大会だとか、相手が強かったとか色々あるが、負けは負けだ 悔しいなぁ、畜生 次だ、次の大会でやってやる まだまだ先の話だけど、今からでも練習して、もっともっと上手くなってやる!! 春「京太郎……」 巴「何も言わなかったけど、やっぱり悔しかったんですね」 霞「男の子だし、あんまりみんなの前で言いたくなかったんでしょうね」 小蒔「京太郎くん……今は、この時よりずっと上手くなってますよ」 初美「ですね。この時の経験は充分活かされてますよー」 7月×日 今日から麻雀部は合宿だ 俺は留守番、まぁ女子の中に野郎1人、当然だろう 春が大量の黒糖を持っていこうとしたのは一応止めておいた。どうせまだ隠し持ってるだろうし 留守番だが1人でネト麻くらいはできる。何より少しでも上達しておきたい ネト麻で、しばらく暇があるらしいハギヨシさんも付き合ってくれるということで、今日はずっとネト麻していた ネト麻だが、長くやっていると自然と仲良くなれるもんだ 今日だけで2人と仲良くなり、連絡先を交換した 1人目はハンドルネーム、膝枕さん かなり上手い人だった。なぜこんなハンドルネームなのかと聞くと、一緒に始めた友達が勝手に決めたとか どんな友達だ 2人目はハンドルネーム、王者さん この人も相当上手かった。なんでももっとうまくなってリベンジしたい相手がいるらしい たまに変則的な状況になっても、わりとすぐに対応していたのが印象に残った この日記を書き終わったら2人にメールしてみよう みんなどうしてるだろうか。とりあえず春の黒糖が1日で尽きないことを祈る 春「もっと持っていけばよかった……」 霞「流石に大きいバック一杯の黒糖は駄目」 巴「予備っぽい小さいバックに着替え諸々でしたからね」 小蒔「でも京太郎くんが合宿に来れなかったのは残念でしたね」 初美「私達だけならともかく、麻雀部全員でしたからねー。顧問の先生もいましたしー」 巴「みんな連れていっていいんじゃない?って話だったよね。雑用とか全部やってくれそうって」 霞「さすがに悪いと思うけど……全員分の周りのこと全部やりそうではあるわね」 春「結局顧問とかが駄目ってことだった……でも反対する人はいなかった」 小蒔「すごいですよね。京太郎くんの人望」 初美「ですねー」 竜華「うーん……やっぱこの名前変やな……変えよかなぁ……」 怜「アカンでー。それがベストや」 竜華「えー……もっと別のがええよー」 怜「せっかくウチのソムリエとセットやからええやん」 やえ「むー……こののどっちって奴強いわね……」 初瀬「小走先輩お疲れ様です……ってのどっち!?ネト麻の伝説みたいなのと対戦してるんですか!?」 やえ「んー?そんなすごい相手?まぁいいわ。もっともっとうまくなって、どこかで阿知賀にリベンジしてやるんだから!!」 初瀬「……やっぱりこの人すごい」 7月○日 今日もネト麻 また2人と仲良くなれた 1人目はハンドルネーム打倒はやりんさん 名前のインパクトも結構あるが、アバターもかなり可愛らしくて目立っていた 麻雀も結構上手かった。何より楽しそうにやっている感じがしていて良かった 2人目はハンドルネーム風さん 相当上手い人だった。1回も勝てなかった チャットの途中で日本語じゃない言葉を間違えて打っていたが、何語だったんだ? 多分だが英語じゃなかった 連絡先も交換したし、後でメールしよう それと、今日は合宿中の初美さんからメールが来た みんなの写メ付きだった 黒糖が切れて落ち込んでいる春と、うとうとしている小蒔さん、眼鏡を外して髪も降ろしている巴さん、 そして不意打ちで撮ったであろう、着物が肌蹴て色々な部分がギリギリ見えそうで見えない霞さん 最高でした、ありがとう初美さん お礼と言って俺の写メを半分冗談で送った 風呂上りで少しだらしない恰好をしてたが、まぁすぐに消すだろう 霞「全く、急に撮るんだからびっくりしたわ」 小蒔「恥ずかしいです……言ってくれればもっとちゃんとした写真にしたんですが」 春「あの時は黒糖が無くて大変だった」 巴「あの量を食べちゃうのがどうかと思うけど……というかハッちゃん、この京太郎くんの写メはなに?」 初美「え!?あ、ああー……もう消しましたねー……」 春「携帯確保」 初美「ちょっ!?はるる!?」 霞「どれどれ……よし、これみんなに送って初美ちゃんのは消しましょう」 巴「黙ってた罰ですね」 小蒔「わ、私にも見せてください!」 初美「うわーん!送ります!送りますから消すのだけはー!!」 由暉子「またアバター変えました?」 爽「分かるー?いやー、ちょっとこう、衣装の方向性をね」 由暉子「別にまかせましたしいいですけど、これも可愛いですね」 揺杏「よっしゃ、じゃあこのアバターと同じ衣装作るかー!」 明華「ネト麻だと風が吹きませんねー」 智葉「この寒いのに風なんか起こすな」 ハオ「それでも充分勝ってるじゃないですか。私の次に」 明華「面白い冗談ですね。ちょうどいいです、打ちましょうか。私が勝ったらイクラで」 ハオ「日本のお正月らしく数の子じゃなくていいんですか?」 明華「両方で」 智葉「おい部活で高いものの賭けはやめろ」 7月△日 今日みんなが帰ってきた とりあえず黒糖が切れている春に黒糖を差し出すと喜びのあまり抱き着いてきたのは驚いた おもちがグッド。でも霞さんに怒られた。至近距離で揺れるおもちもまたすばら それからお土産をもらった。留守番だったかららしい まず、まるぼうろ。普通に美味いよな そして……執事服?と浴衣か?どうも合宿先近くの商店街で福引したら当たったらしい サイズも入りそうだし……期待した目でこっち見てる人が多かったけど着ないぞ 小蒔さんから渡されたからつい受け取ったけど。ああいう時小蒔さんを使うのは卑怯だろ みんなが帰ってくるのが遅かったのもあり、今日もネト麻で2人と仲良くなれた 1人目はハンドルネーム、お菓子大好きさん ここ最近で一番上手い人だった。なんでもネト麻は最近始めたらしく、所々で慣れてないからかミスがあった お菓子が無くなったとか言ってログアウトしていったが、春の黒糖と近いものを感じた 2人目はハンドルネーム、リザベさん この人も相当上手かった。ネト麻じゃなくリアルはもっと上手いと言っていた リアルでどれくらいなのか少し気になった まるぼうろ食ったら、メールしてみよう 春「京太郎が衣装受け取ってくれてよかった」 巴「福引の『2等、衣装詰め合わせ』当てた時は驚いたけどね」 小蒔「似合そうでしたけど、京太郎くんは不満だったんでしょうか?」 初美「そんなことないですよー。実際似合ってたじゃないですかー」 霞「そうね。あそこまで似合うとは思わなかったわ」 照「……お菓子が足りない」 菫「お前あんだけ持ってきておいてもう食ったのか」 照「私にとってあれくらい朝飯前」ドヤァ 菫「ドヤ顔するとこじゃないからな?」 姫子「んっ……リアルでリザベやってネト麻で……無理ですねー」 哩「さすがにネト麻はなー」 姫子「さすがに部長との絆もネットの壁は無理ですか……」 哩「姫子、絆は嬉しかけどネット超える必要なかぞ?」 7月□日 この前春の胸に顔を突っ込んだ件で、黒糖のお菓子を作ることになってた 実際やってみると結構楽しくてつい色々作りたくなってしまった 黒糖ケーキ、黒糖アイス、黒糖プリン、黒糖ドーナツ、色々レシピもあったので春も呼んで作った 途中でつまみ食いしようとする春を牽制しつつ作るのは少し手間だったが 完成すると、春は喜んで食べてくれた どれも黒糖好きの春が認めるほどだったらしい とりあえず明日プリンでも持ってってみるか 今度は黒蜜にも挑戦してみよう 春「どれも絶品だった」 巴「つまみ食いはよくないからね」 霞「学校に持ってきて、みんな喜んだり落ち込んだりだったわね」 初美「私の知り合い、趣味特技、料理お菓子作りって書くのやめたのが1人いましたよー」 小蒔「確かに私より美味しいのは少し複雑ですけど、もっと美味しいものを作りたいです!」 7月●日 みんなで海に行った こっちは長野より暑いから結構早くから行けるらしい 海、そう海だ。つまり……水着だ ええ……最高でした。俺は、今日という日を忘れない 豊満なおもちを持ちながら、普段ガードが堅い小蒔さん、霞さん、春 その3人の水着姿……惜しげもなく見せつけられるおもち……素晴らしい 元々相当な大きさだと思っていたが、予想を遥かに超えて大きかった 他に人が少ないこともあり、無防備に揺れるおもちでうっかり鼻血を出すところだった 巴さんは、意外と結構露出が多いタイプだった 太ももと首筋の良さも再認識できたね 初美さん……スク水じゃないのか。悪くないけど一番似合うのはスク水だろうに 一緒に中学生の2人も来ていたけど、明星ちゃんは将来性抜群だった 湧ちゃんもなかなか可愛らしくて良かった いやぁいい一日だった 途中で他の人がいないことにリラックスしすぎた小蒔さんがポロリしたり、 霞さんに頼まれてオイルを塗ったり、初美さんと競争してたり おもちとか以外でも、かなり楽しくていい一日だった また来たいもんだ 小蒔「も、もう!忘れて下さいって言ったのに!!」 霞「小蒔ちゃん、それは無理よ」 初美「京太郎、がっつり見てましたしね」 小蒔「うぅ……恥ずかしいです」 春「大丈夫、京太郎は悪く思ってない」 巴「書き方はアレだけど、基本褒められてるしね……胸は仕方ないけど」 初美「ですねー……ちくしょー……」 7月◇日 最近、春はよく俺の家に来るようになった お袋とも仲良くやっているようだ それはいい。ウチに来ることも。ただ、そのせいでトラブルが起きた こっちは長野に比べて暑い なので最近は学校から帰って部屋に入るとすぐパンツ一丁だ。しばらくしたら着替えはするけど 今日もすぐに服を脱いで一息ついて、お茶でも取りに行こうと部屋のドアを開けると、廊下に春が立っていた 今まさにノックするといった感じだった春。至近距離で思いっきりパンツ一丁の俺 一瞬固まった後、すぐにドアを閉めた。うん、さすがに野郎のパンツ一丁なんて同級生の女の子に見せるもんじゃない その後春は何も言わずに帰ってしまった やらかしたと思い、すぐに着替えて春の家まで行った 春は呼んだら一応出てくれたが、すぐに顔を真っ赤にして引っ込んでしまった やっぱみっともないもの見せたせいか…… なんとか俺の家に来た用事、授業についてのことだったが、それを済ませた 春は結局引っ込んでから顔を出してくれなかった 明日、大丈夫だろうか 春「…………」 初美「はるる?顔真っ赤ですよー?」 霞「あら、何か見ちゃったの?」 春「……身体」 巴「身体?」 春「……海に行った時も思ったけど、京太郎結構いい身体してる」 霞「まぁ……そうね」 小蒔「それなりに鍛えてる、って言ってましたね」 春「……汗をかいて、無防備な感じの身体を至近距離で見たら……すっごく、ドキッとした」 初美「あー、だから顔を合わせられなかったんですねー?」 春「……正直、今も不意打ちで見たら、ドキドキする」 巴「こ、こっちまでドキドキする言い方しないでよ」 7月▽日 昨日のこともあってか、春がしばらく顔を合わせてくれなかった 学校でも、部活が終わっても駄目だった 帰り道も返事はするけどこっちを向こうとしない どうしたもんかと考えていると、塀の上に猫がいた こっちに気付いているのか、やけに可愛らしい仕草だった ちょっと近づくと、人懐っこいのか俺に向かってダイブしてきた 反射的に受け取ると、猫は俺の腕の中で寛ぐ始めた いきなりなんでそんな寛げるんだ 呆れたように猫を見ていると、春がこっちを見ていた どうやら猫に触りたいようなので、そっと猫を渡してやった おっかなびっくり春は猫を抱いて、撫ででいた 猫は気持ちいいのかニャー、と呑気に鳴いていた それが何かおかしくて、春と顔を合わせて笑った それからしばらくは猫を撫でたりしてまったりした 春は自然と俺の方を向いてくれるようになっていた 良かった 小蒔「猫ちゃん可愛いですよね。どこの猫ちゃんだったんでしょうね」 春「分からないけど、多分野良だった」 初美「サラッと京太郎の顔も見れるようになってるじゃないですかー」 巴「猫の力かな?」 霞「猫なら仕方ないわね」 7月■日 部活終了後、巴さんがやけに疲れた様子だったので声を掛けると、最近お祭りの準備もやっているらしい 詳しくは分からないけど、やっぱり神職の家ということで色々忙しいらしい 疲れて肩が凝ると言っていたので、肩もみをするか聞くと、喜んでくれた 長野に居た頃、ハギヨシさんに教わってテクニックを久しぶりに駆使してみた 肩もみ終了後、巴さんは机に突っ伏していた 途中何度か声を上げていたが、それくらい凝っていたんだろう 教わった通り、途中で止めずに一気にやった 巴さんは、肩は軽くなったけど次は他の人が居ないところがいい、と言っていた 声を上げるのは恥ずかしかったかな。なんか色っぽい声だったし 全身マッサージもできると言ったら今は止めておくと言われた とりあえず疲れた時いつでもやると言っておいた 初美「あー、肩もみですかー。京太郎に止めてって言っても止めてもらえなかったやつですねー」 巴「アレ、確かに効くけど……恥ずかしいし、止めてくれないしで……」 春「すごい声出てた」 巴「だからよ!」 霞「私も肩凝るし……またやってもらおうかしら」 小蒔「良いですね……私も……」 春「分かる分かる」 初美「なんですか、嫌味ですかー?」 巴「……やめとこうハッちゃん。悲しくなるだけよ」 7月16日 今日は霞さんの誕生日だった 少し前に小蒔さんが教えてくれたので、今回はプレゼントを用意する時間があった プレゼントは出かけた時に見つけた、髪を結ぶためのリボンにした 部活が終わってから、小蒔さん、初美さん、巴さん、春も残って、簡単なお祝いをしていたので、その時に渡した 霞さんは俺がプレゼントを渡したことに驚いてくれたが、すぐに笑顔でありがとうと言ってくれた プレゼントのリボンも気に入ってくれたようで良かった その場で付けて見せてくれて、似合っていると言うと嬉しそうにしていた 喜んでもらえて良かった 霞「不意打ちで京太郎くんもくれるんだから、驚いたわ」 春「京太郎のことはサプライズ」 小蒔「霞ちゃんが喜ぶと思ったんですけど、大成功でしたね」 初美「ですねー。実際に全国でそのリボンつけてましたよねー?」 巴「最近もたまに見ますけど、よく付けてるんですか?」 霞「そうね……大事な時とかに付けてるわ」 7月◎日 ちょっとした用事で小蒔さんの家の神社まで行った 小蒔さん、霞さん、初美さん、巴さん、春の5人で儀式?いや、神事というべきか?まぁなんかやってた しばらく時間がかかるらしく、横の方で待ってた そのまま眺めていたら、不意に意識が飛んだ そこからはなんかぼんやりとしか覚えてない なんか女の人に誘われたりとか、色々作ったりとか、 すげー切れてる女の人に追っかけられて全力で逃げたりとか、そういう夢を見た気がする 気が付くと、心配そうな顔のみんながいた 俺が目を覚ますとホッとしたような顔をして、今日は早く休むようにと言ってくれた なんだったんだろう? 初美「姫様に降りてくる神様の調整してただけですけどねー」 霞「まさか京太郎くんが当てられて神様降ろしちゃうなんてね」 春「しかも伊邪那岐……」 巴「うっかりで降りてくるものじゃないですよね」 小蒔「伊邪那岐様は間違えたとか言ってましたけど……京太郎くん、降ろしやすかったりするんでしょうか?」 霞「ちょっと分からないわねぇ……こっちの血だってほとんど入ってないようなものだし」 春「……才能?」 巴「神様降ろすのが?」 初美「こういうことでも起きない限り分からないような才能ですかー?」 小蒔「……とにかく、京太郎くんが無事なら私はいいです」 霞「そうね、姫様の言う通りだわ」 7月☆日 今日1学期が終わった。明日から夏休みだ しばらくは部活で、8月は応援かな 男友達と予定を話したりしたが、大体が部活だったりバイトだったりだ 麻雀部のインハイの話をすると、みんなから写真を頼まれた 小蒔さんの写真とか、霞さんの水着写真とか、巴さんの首筋写真とか、春の笑顔の写真とか、初美さんのきわどい写真とか 最後の奴は無理だろ。色々な意味で しかしほぼ全員が頼んできた。俺がインハイ会場に行けるとも言ってないのに、何を考えてるんだか 女子の大会に野郎1人で行けというのかね それと、今度夏祭りがあるらしい なんでも小蒔さん達も色々やるとか どういう繋がりか、親父の知り合いが出店をやっているらしい 手伝いが欲しいということで、当日バイトが決まった まぁ、祭りを回る時間はくれるらしいし、いいとしよう それにしても、もう夏か こっちに来て、あっという間だったな 今までと違う夏になるか、少し楽しみだ 小蒔「写真……そういえば、カメラ持ってましたね」 巴「やけに撮ってると思ったけど……こういうことだったのね」 初美「また私が……」 春「……そういえば、結局京太郎は部で連れて行った」 霞「当然よね。言い方は悪いけど、東京での雑用やらお世話やら、部員みんな満場一致で京太郎くん1人に任せられるって結論だったし」 初美「男子1人、ってどうだってのもありましたけど、結局京太郎が居たおかげですっごく大会中楽でしたしねー」 巴「細かい手続きとかも、全部だもんね。本当にすごいよね」 春「……執事みたいだった」 小蒔「そ、それは言い過ぎじゃないんですか?」 初美「……あの時の京太郎に執事服着せればよかったですねー」 7月★日 今日は夏祭りだった 昼間から出店は並んでいたり、浴衣の女の子は歩いていたりと結構盛り上がっていた 俺は昼から親父の知り合いというおっちゃんの下、焼きそばとお好み焼き、両方やる出店で手伝いだった 夏の暑さもあって、滅茶苦茶暑かったが、出店で作る側というのは少し新鮮だった 料理自体はそこそこできるので、最初にある程度教わった後は結構スムーズにやれた 結構知り合いも冷やかしに来て、それなりに忙しかった おっちゃんはかなり助かったと言ってくれて、早めに、そして予定より長い時間休憩をくれた 休憩中、少し辺りを回った後、小蒔さん達がいるという神社に行った 丁度小蒔さんとこの親父さんが何かやっていたところだった しばらくすると、巫女服の小蒔さんが出てきた 後ろに続くように霞さん達、知らない顔もいたが、出てきた 全員が出そろったと思った時、小蒔さんが舞を舞った 何か伝統的なものだろう。舞う小蒔さんは凛とした表情で、神秘的な感じだった 詳しくは分からないが、小蒔さんが中心なんだろう、それに続くように霞さん達もまた舞を舞った それは、小蒔さんが姫様と呼ばれているのが、なんとなく分かるような感じだった 今なら分かる。あの時の俺は、見惚れていたんだ 小蒔さん達、あの時舞っていたみんなに 舞が終わると、小蒔さんはいつものような笑顔を見せていた それから俺に気付いたのか、手を振ってくれたのでこっちも降り返した その辺りで時間になったので出店に戻ったが、しばらくしてすぐにみんなが来た おっちゃんの許可をもらい、全員に焼きそばとお好み焼きをサービスした みんな遠慮していたが、舞を見せてもらったし、今から一緒に祭りを回れないので強引に受け取ってもらった 一緒に祭りを回れないのは残念だったが、8月にもまた祭りがあるらしいので、その時は一緒に回ろうと約束した それからは出店でひたすら焼きそばとお好み焼きを作り続けた おっちゃんは普段より儲かったと、予定より多めにバイト代をくれた いい臨時収入だった。今度何か思い切って使ってみるか 小蒔「み、見惚れていたなんて……そんな、それほどのものではないのに……」 春「でも姫様すごかった」 初美「ですねー。例年よりも舞が良かったって言う人が多かったらしいですよー」 霞「そういえば……京太郎君が見てるかもしれない、って言ったら普段よりやる気だったわね」 巴「いつもと見てる人が違うと、変わるんですねー」 小蒔「うぅ……だって、みっともないところ見せられませんし……」 7月▲日 部活の帰り道、今日はみんなで帰っていた 途中、近所のでかい犬を飼っている人に会った 犬はきちんと躾されていて、飼い主が指示したお座りの体勢で待っていた ちょっと犬に触りたくなったので、飼い主の許可を取って撫でた が、初美さんが後ろから撫でようとしたとき、うっかり転んで犬の背中に乗るような形になってしまった 驚いた犬はそのまま初美さんを乗せて走り出してしまった 飼い主も驚いた時にリードを放してしまい、慌てて俺は初美さんと犬を追った 初美さんも振り落とされないようにしがみつき、犬もそのせいかさらに加速した しばし、犬に乗った初美さんを追う俺、という状態が続いた 数分後、商店街の人がなんとか押さえてくれて、初美さんは解放された。ちょっと泣いてた 犬も落ち着き、飼い主の下へ返した 帰ってから調べたが、子供でも犬に乗ってはいけないらしい 犬は人を乗せるような骨格じゃないとか マジで気を付けよう。あのまま初美さんどっかいきそうだったし 春「アレは驚いた」 小蒔「犬って乗っちゃ駄目なんですね」 巴「ハッちゃん軽いから乗れたんだね」 初美「好きで乗ったわけじゃないですよ!結構怖かったんですから!!」 霞「それからしばらく犬に近付かなくなったわよね?」 初美「あんなのもうお断りですよー」 7月◆日 夏休みも始まったばかりだが、今日は8月に東京に行く春に付き合って、宿題を進めた インハイに宿題は持っていきたくないらしい 2人でやっているのでそれなりに進むが、俺も春も特別頭が良い方でもないので、ひっかかるところはひっかかる ちょうど英語で悩んでいた時、「ハロー、元気ですかー?」と、良子さんが来た プロって暇なのかと思ったが、どうやらインハイの解説やらなんやらで休みだったりするらしい そーいや予選の時大沼プロいたっけ 宿題をしていることを良子さんに伝えると、分かる範囲なら教えてくれるらしい 丁度英語の宿題をやっていて、海外遠征生活が長い良子さん、ベストタイミングだった 「これくらいノーウェイノーウェイ……でも、ここでこの言い方じゃ伝わりませんよー……ちょっとツッコミでも書いとこ」と、言いながら最後まで付き合ってくれた こうして、俺と春の英語の宿題は片付いた ありがとう良子さん でも、春が国語の宿題持ってきた瞬間逃げたのはどうかと思う 巴「そういえば良子さん、よく来ますね」 初美「京太郎がいるからじゃないですかー?」 春「でも助かった」 小蒔「うぅ、英語は私も苦手です……私も教わればよかったです」 霞「小蒔ちゃんはそれでも頑張って終わらせるでしょ。でも、良子さん国語大丈夫かしら……」 良子「……やっべー」 はやり「どしたの?」 良子「海外遠征が長すぎて……ぶっちゃけ漢字がいくつか読めないです」 はやり「あー……一時期本当に長かったし、仕方ないんじゃないかな?」 良子「……高校生の宿題レベルが、ちょっと分からなかったんです」 はやり「……頑張って」 7月▼日 今日商店街に買い物に行くと、初美さんが見知らぬ男の人と話していた というか、一方的に付きまとわれている感じだった ……ロリコンか?確かに初美さんは合法ロリだけど 初美さんはこっちに気付いたのか、助けを求めるような視線を向けてきた 人が多いとこだったが、仕方ない 俺はそのまま男の人と初美さんの間に割って入った 「悪いけど、この娘俺のなんだ」……もうちょっと言い方なかったかな、あの時の俺 とにかくそう言って、ジッと睨んでやった 男の人は怯み、何か言おうとしたが、これ見よがしに初美さんと手を俗にいう恋人繋ぎにした 男の人はそれを見て諦めたようで、「……負けた」と呟いてどこかへ行った 初美さんは安心したのか、そのまま抱き着いてきた うん、それ自体は嬉しいんだけど、ここ商店街で、主婦の方々がヒソヒソ話すのがちょっときつかった そのまま初美さんを家まで送って帰った 帰ったら、親父から「お前、巨乳も貧乳もいけるのか?やるな」とか言われたんで蹴った 俺は巨乳派だ!! 巴「ハッちゃんにやたら付きまとってた人が居なくなったのはこういうことだったんだね」 小蒔「京太郎くん、かっこいいですね!!」 春「そこは同意……でも、やり方が……」 霞「そういえば夏頃に金髪の変な人がいるって話があったけど……」 初美「助かりましたし、嬉しかったんですけど、合法ロリってなんですかー!!京太郎の馬鹿ー!!かっこよかったのにー!!」 8月×日 今日はみんなでプールに行った 海に行った時も思ったが、水着が最高でした ふと、思わぬ人に声を掛けられた 「アレ?京太郎くん?」「やほー、久しぶり☆」小鍛治プロと瑞原プロだった インハイの解説の仕事前に、別の仕事でこっちに来ていたらしい 2人とも当然水着だった。うん、良かった。特に瑞原プロはおもちがすばらしい。28歳だけど 一緒に来ていたみんなもプロがいることにとても驚いていた 小鍛治プロも瑞原プロも、去年の永水の活躍からこっちのみんなを知っているようだった あんまり騒いだりするのもアレなので、ということで普通に遊ぶことになったが、やけに瑞原プロに呼ばれた 一緒に遊ぼうとか、この後暇かとか、やけに聞かれたが小鍛治プロが止めたり俺が断ったりで特に何かあるって訳じゃなかったが そしてやっぱりきつい 帰り際にまたこっそり呼ばれ、たまには連絡してネト麻でもやろうと2人に言われた 忙しいと思ったからあんまり連絡とかしなかったけど、たまにはネト麻で指導してもらったり頼もうかな 初美「いましたねー。小鍛治プロと瑞原プロ」 巴「なんで京太郎くんのこと知ってるかあの時は疑問だったけど、すでに連絡先交換してたんだよね」 小蒔「京太郎くんも普通に話してましたし、そういうところは尊敬します」 春「京太郎は誰とでも仲良くなれる」 霞「でも、プロとっていうのは普通じゃないと思うけどね」 はやり「うーん……ねぇ、今度番組に素人を呼ぶって名目で京太郎くん呼ぼうか考えてるんだけど、どう思う?」 健夜「む、無理矢理すぎない?というか京太郎くんのこと気に入ってるよね」 はやり「そりゃあね……年下も、いいし?」 健夜「高校生相手は犯罪じゃないの!?」 8月○日 明日からインハイで東京に行くらしい。俺も なんでだよと色々言いたかったが、レギュラー5人に男手も欲しかったとかなんとか色々言われて、結局行くことになった その用意をしていたが、親父からの用事で小蒔さんの家に行くことになった 届け物とかなんとか、とにかく小蒔さんの家に行くと、小蒔さんの親父さん、おっちゃんが待っていてくれた 頼まれたものを渡すと、暑かっただろうから茶でも飲んでいけということで、上がらせてもらった 冷たい麦茶を出してもらい、飲みながら一息ついていると、おっちゃんが神様を降ろしたのか、と聞いてきた 俺は身に覚えがないが、小蒔さんに聞いたらしく、俺はそういうことをやったらしい といっても俺自身は何も分からないんだ、降ろしたも何もないだろう、と返した するとおっちゃんは少し考えていきなりこういった 「……小蒔の婿にならないか?」茶吹いた いきなりなにを言うのかと思うと、なんでも神様を降ろすということはめったにできることじゃなく、 小蒔さんや霞さん、初美さんもその血筋からオカルトなことができるらしい つまり、そういう血筋を絶やさないためだとか いやいやいや、俺みたいなの駄目だろう。血筋も何も、春と遠縁ってくらいだぞ おっちゃんは少しマジな顔で、血や才能以外も、割となんでもできるしな、とか言ってた 今なら婚約だけでいいぞ?とか言うおっちゃんにとりあえず何か言おうとしたとき、小蒔さんが部屋に入ってきた 話を聞いていたらしく、顔を真っ赤にして 勘違いしてるっぽかったので誤解を解こうと思ったが 「そ、その……不束者ですが……」とか聞いちゃいねぇ しばらく真っ赤になる小蒔さんとそれを宥める俺、という状態だった なんとか誤解を解いた後、おっちゃんは「お前なら、小蒔を任せられる。なんなら六女仙側室にするか?」とか言い出した 流石にインハイ前にこれ以上面倒は増やせなかったので、一発腹殴って帰った 婚約とか側室とか、俺はまだ彼女すらいねーっての でもまぁ、小蒔さんとか……アリだな 小蒔「そ、その……私は今でもお慕いしておりまして……」 春「姫様落ち着いて」 初美「たまにとんでもないこと言いだしますよねー。アリですけど」 霞「そうよね。六女仙みんなを側室なんて。アリだけど」 巴「いや、魅力的ですけど、京太郎くん1人に7人って……」 春「1週間で1周できる」 巴「何が!?」 8月△日 今日、東京に着いた 移動して宿泊施設に行くだけだったが、長時間の移動だとさすがに疲れた 今日は特に何もなく、明日日程が決まり次第色々予定を立てることになるらしい みんな今日は出歩かないらしいので、少し1人でふらついてみた やっぱり東京は人が多い。長野や鹿児島なんか目じゃないくらいだ その時少し目についた人達がいた 俺よりはるかに背が高く、帽子をかぶった全体的に黒い人、それと対照的に小さい人、 それと海外の人だろうか?金髪に、首からイラストのボードを掛けている人に、白髪の人と、その人を引っ張っている髪をおだんごにまとめた人 5人全員同じ制服だったので、同じ学校の人達なんだろう。そんな人達だった インハイ出場高か?いずれにせよ、明日の開会式で分かるか そういえば、ネト麻仲間にメールで東京にいると伝えたら、なんとみんな東京にいるらしい すごい偶然だ。そのうち会おうみんなと約束した インハイの楽しみがひとつ増えたな そういや、咲はどうしてんだろ 明日にでも聞いてみるか 小蒔「この人達は……宮守の人達ですね!」 春「あぁ、初戦であたった」 初美「確かに個性的な人達が多かったですねー」 霞「そうね。結構印象に残ってるわ」 巴「……言いたくないんですけど、私達が言えることですか、それ?」 8月□日 今日は開会式と抽選会だった 選手の人達を見ていると、新道寺の人や、昨日の5人を見つけた それと、咲も見つけた。あいつも全国に出場か……そんなに麻雀上手かったんだなー しかし、全国の高校が勢ぞろい……すばらなおもちの持ち主はいたが、それでも霞さんを超えるおもちの持ち主はいなかった あのおもちは全国トップだったのか……後で改めて拝んでおこう そのまま抽選会も見に行った 抽選会、ウチってシードだったのか。そういや聞いてなかったな 新道寺は決勝まで完全に別ブロック、お互い決勝までいけば当たるらしい 昨日の5人、宮守高校は同じブロックで勝てれば2回戦で当たるところだった さらに、咲の清澄高校も2回戦で当たる 咲、1回戦だけは応援してやる。2回戦からは2位になるようにだが応援してやろう それと、今日ネト麻仲間と会う日も決まった 変更になるかもしれないし、時間はそんなに取れないかもしれないが、楽しみだ 霞「全く、こんな時まで胸ばっかり見て……」 初美「そういう割には嬉しそうですよねー?それとなんですかやけに胸を強調するポーズ取って」 巴「でも霞さん以上の人は確かにいなかったね」 春「これから大きくなりそうな人はいた」 小蒔「私もまだ大きくなってて……」 春「……京太郎が聞いたらなんて言うかな」 8月●日 遂に始まったインターハイ だがウチはシードでしばらく間が空いている おまけに対戦高の試合もまだなので今日は自由行動だ 昼に、約束していた通り、ネト麻仲間の打倒はやりんさんと会った 相手はなんとインターハイ出場校の同じ1年生だった 有珠山高校の真屋由暉子、ちっこいけど、かなりのおもちの持ち主だった 改めて自己紹介して、適当な店に入って話した 有珠山高校、聞かない名前だと思ったら、北海道の初出場の高校らしい それからゆっくり話した。地元の話、部の先輩の話、色々話した 由暉子は部に同級生がいないから、少し新鮮だと言っていた 俺でよければいつでも話相手になるというと、嬉しそうに笑ってくれた 会話がひと段落ついた頃、由暉子が時間らしいのでそこで別れた また連絡すると約束した いい奴だったな。それに、初美さんと変わらないくらいなのに、春に負けないあの胸か……すげーなー 同じブロックだから準決勝で当たるかもしれないんだよな……準決勝前までは応援しよう 巴「有珠山高校……確か、臨海相手でも2位だったところですよね」 霞「えぇ、初美ちゃんと同じ身長で……」 春「私と同じかそれ以上……」 初美「……なんで胸ばっかりですかー!!」 小蒔「京太郎くんも、悪気はないと思いますよ?」 初美「なお悪いですよー!!」 8月◇日 今日はみんなで東京観光に行った 小蒔さんが「去年も来たのでまかせて下さい!」と言っていた が、ぼんやりとしか覚えていなかったらしく、結局はみんなでガイドブック見ながら回った でも、昼に食べた、小蒔さんが進めてくれた店の料理は美味しかった 昼食後、店を出て次にどこに行くか話していると、見覚えのある執事服と、初美さんより小さい金髪の娘が目についた 執事服に気付いた瞬間、その人は俺達の目の前に来ていた 「おや、お久しぶりですね」その人は、この暑い中、汗ひとつかかずそう言った まさか東京で、久しぶりにハギヨシさんに会うとは思わなかった だが、みんなが驚いているのはそこじゃなかったらしい 「ん?あー、お前がハギヨシの言っていた友達か」小さい金髪の娘、天江衣さんはそう言った 去年のインターハイ最多獲得点数記録者、だったか。俺も名前だけは知っていたが……正直初美さんより小さいとは…… どんな人かと思ったが、小さい以外はフツーだった。なんか小蒔さんや霞さんはすごく驚いていたけど 立ち話もなんだから、ということで近くにあるハギヨシさん達が取っているホテルに行くことになった うん、予想してたけどすげー豪華だったね 後一瞬でお茶と茶菓子が用意された辺りはさすがハギヨシさん。いや師匠 俺やハギヨシさんは普通に近況を話したり、みんなは永水で全国に出ているというと天江衣さんが思い出したように去年の話をしだした 去年の小蒔さんの話から始まって、気付くと天江衣さんと小蒔さんは打ち解けていた。同学年だし、話しやすくもあるのかな 天江衣さんと小蒔さんを中心に、みんなも楽しそうにしていた しばらく話していると、何度か会ったことがある、龍門渕透華さんが来た 俺やみんながいることに驚いてはいたが、歓迎してくれたようだった が、透華さんが来た時はすでに夕方で、そろそろ帰らないといけない頃だった インターハイ中、また会う約束を俺はハギヨシさんと、小蒔さんは天江衣さんとして、俺達は帰った 小蒔さんは、今は無理だけどインターハイが終わったら、鹿児島に帰る前に天江衣さんと打つ約束をしたらしい 小蒔さんやみんなも楽しそうにしていたし、普通に東京観光するより良かったかもしれない 小蒔「衣さん、すごかったですね!!去年直接対戦できなかったから、すごく楽しかったです!!」 霞「そうね……でもそれに同卓した京太郎くんの惨状も忘れないであげてね?」 初美「尊い犠牲でしたねー……」 春「あのハギヨシさんもすごかった……京太郎の技術の根源を見た」 巴「なにもかもが予想はるか上の人達だったね」 8月▽日 今日は1日試合を見ていた 今日の試合で対戦校が決まるからだ 勝ったのは、姫松、宮守、そして清澄だった。録画して3試合とも見た まず姫松高校の試合を見た 先鋒と次鋒で差を付けられていたが、中堅で役満出した愛宕(貧)がすごかった。インターハイで役満なんて、すごい人だ 春、この愛宕(貧)相手で大丈夫だろうか? 副将の愛宕(巨)は、中堅の愛宕(貧)と違ってなかなかのおもちの持ち主だった 後で知ったが姉妹らしい。(貧)の方が姉で(巨)の方が妹か……知らなきゃ逆だと思うな 大将の末原さんも結構な強敵だろうな 次に宮守だ 霞さんが先鋒の小瀬川さんを「マヨヒガ」とか呼んでいたが、俺にはなんか悩んだら手が高くなったようにしか見えなかった 後、この高校の一番のおもちは小瀬川さんだな。他にも和了率がすごく高い、エイスリンさん、 腰がすばらな臼沢さんや、初美さんより小さい鹿倉さん、そして俺よりも背が高い姉帯さん、特徴的な人が多かった ただ、霞さんがやけにこの高校を気にしていたのが気になる。おもちでは圧勝してるのに 最後に、咲のいる清澄高校 ひょっとしたら、俺も通っていたかもしれないと思うと、少し不思議な気分になった 先鋒の片岡、ちっこいけどやけに東場で強い。1年生で先鋒とは、すごい奴なんだろうか 次鋒の染谷さん、眼鏡を途中で外したからやたら和了っていたような感じだ 中堅の竹井さん、この人がやばかった。まさかよく分からん和了をしまくって中堅で相手を飛ばして終わらせるなんて…… ぶっちゃけ対戦校が可哀想だ。特になにもできなかった副将とか大将とか インターミドルチャンプがいるから、とか雑誌やネットでは見たが、それだけじゃあないんだろうな でも副将の原村、そして大将の咲が見れなかったのは残念だ。特に副将 是非あのおもちを見たかった……霞さんほどの大きさじゃなくても、すばらなものだと思うのに…… 後、あの咲が大将なんてえらいとこにいて、ちゃんとできるのかも気になった 結局咲と連絡は取れてないし、どこかで会えないもんかな さて、これからは永水を応援だ 知り合いが居たり、元地元だったとしてもこれからは今いるところを応援しないとな 麻雀に関してはできることはあんまりないが、できることでサポートしていこう 巴「3試合1日で見ましたねー」 霞「そうね。宮守は驚いたわ。オカルトな打ち方をする人が多くて」 初美「おかげで全然北家で和了なかったのは忘れませんよー……」 小蒔「……でも、この(貧)って、どういう意味でしょう?愛宕選手のことなのは分かるんですが……」 春「……姫様は知らなくていい」チラッ 初美「だからなんで私の方を見るんですかー?はるるー?」 洋榎「へっくしょい!!……絹がウチの服着るから、サイズが合わんくなるわー」 絹恵「えー?お姉ちゃんとそこまで違ったかなー?」 洋榎「背とか肩幅とか、そこやないねん。ホンマ、姉妹やのになー……」 8月■日 対戦校も分かって、試合の日も近くなってきたので今日は1日練習だった といっても俺じゃ練習相手にもならず、むしろ教わる立場になりそうだったので雑用に徹した ちょっと買い出しに行った時、珍しい2人がいた 「……ここ、どこだろ?」「……ワカンナイ」背が高い人と、イラストボードを掛けた人、どうみても昨日試合してた宮守の2人です なんかほっとけなくて、声を掛けた 当然警戒されたが、持っていた地図で今いる場所を教えると感謝された 宮守の2人が携帯で連絡している間に宿泊施設に戻ろうとすると、呼び止められた 背が高い方、姉帯豊音さんにお礼をしたいと言われ、イラストボードの方、エイスリンさんは何か描き始めた しばらくそのままで居て欲しいと言われたので、急いでる訳でもなかったのでそうした 途中、お互いの自己紹介をした 俺が永水だと知って2人は驚いていたが、対戦校だからどうということはなく、姉帯さんは小蒔さんのサインが欲しいと言っていた 対戦校だからと気にしていた俺が気にしすぎだったみたいだ しばらく、エイスリンさんが何か描いている間色々話した さすがに麻雀に関しては話さなかったが、姉帯さんもエイスリンさんも、話すと以外とイメージと違う 姉帯さんは、見た目の割りにミーハーな性格だった とりあえず明日原村和のサインも欲しいらしい。対戦校相手に書いてくれるんだろうか エイスリンさんは、片言だがコミュニケーション自体はとれる ただ、途中、今描いてるものを中断して絵で描いて答えていた。結構いい性格してるっぽい そうこうしている内に、エイスリンさんの絵が完成した 見せてもらうと、俺の似顔絵だった。結構上手い 「オレイ!」と言ってくれた。ありがたく受け取った 他の宮守の人達が来る前に帰ることにした。帰る時、小蒔さんにサインを頼んでみると言うと、姉帯さんはすげー喜んでいた あそこまで喜んでくれるんなら、頼む甲斐もあるな 帰ったらサイン書けるか聞いてみよう 小蒔「だからあの時、『サインって書けます?』なんて聞いてきたんですね」 春「姫様有名だし、そういうことあってもおかしくない」 巴「実際書いたけどね」 初美「でも、対戦校と試合前に仲良くなるってどうなんですかねー」 霞「いいんじゃないかしら?この人達もいい人達だったし、京太郎くんなら問題ないでしょう」 エイスリン「♪」 豊音「何描いてるの?」 エイスリン「キョウタロ!」 豊音「うわー、エイスリンさん、ちょーうまいよー!」 8月◎日 明日は永水インターハイでの初戦 対戦高はどこも油断できないと、今日は1日練習だった 俺は雑用、みんなが明日のために集中できるよう、やれることはやった そんな感じで1日を過ごし、明日へ備えて早めに休むことになっていた 夜、明日のためにやり残したことはないか確認した後、部屋に戻ろうとすると、春に会った 少し話したい、と言うので俺の部屋へ上げた どうかしたのか聞くと、珍しく不安そうな表情の春は言った 明日の試合が不安らしい。中堅に愛宕(貧)に清澄の部長と、自分より格上の2人がいて、ちゃんと次に繋げられるか 確かに相手が1回戦に役満に連荘で飛ばしたりと怖い相手だろうな そう思い、俺は俯いてる春の頭を撫でた 春は驚いて顔を上げたが、構わず続けた 別に、1人じゃなくて団体戦なんだ。春が失点しても後にいる初美さんや霞さんが取り返してくれるし、みんな春を責めたりしないだろう 気にしないで、いつものように黒糖片手に打てばいい、そう言った しばらく春は茫然としたようだったが、いつものように、と呟くと俺の手を払った そして、いつもの表情の春がそこにいた 「ありがとう。明日、頑張るね」そう言うと春は部屋から出て行った 自分の部屋に帰ったんだろう 少しでも不安を取り除けたなら充分だ 俺もそろそろ寝よう 明日、永水が勝てますように 春「…………」 霞「へぇ、試合前日の夜に、京太郎くんの部屋にねぇ?」 初美「抜け駆けですねー」 小蒔「春ちゃん……そんな不安だったなんて……」 巴「姫様、多分もうその辺りは大丈夫ですよ?」 春「不安だから京太郎のとこに行った。不安は取り除けた。問題ない」 初美「京太郎のところに行ったのが問題なんですよー!しかも夜に!!」 8月☆日 インターハイ初戦、勝ったぁぁああああああ!! いきなり小蒔さんが大暴れしてリードを作ったのが大きかった 中堅の愛宕(貧)がかなり点差を縮めてきたが、それでもなんとかトップは守り、そのまま初美さんと霞さんがリードを守ってくれた 1位は永水、1位は宮守という結果になった 初美さんは宮守が残ったことがかなり不満だったみたいだが、勝てたからいいだろう 大将の姉帯さんの追い上げがすごかったし 姫松、そして清澄はここで敗退という結果になった 咲も頑張っていたとは思うが、それでも3位で終わった 後で連絡……できるか?少し考えよう とにかく勝って良かった この調子で次も勝てるといい 初美「すごかったですよねー、姫様大活躍ですよー」 小蒔「そ、そんな……ただ、京太郎くんが見てる前でみっともないことはできないと思っただけで……」 春「大丈夫、私もそうだったから」 巴「その分ハッちゃんが苦戦してたよね」 初美「うー……北家で和了れれば……」 霞「京太郎くんも言ってたけど、勝てたからいいじゃない」 巴「ですね」 8月★日 今日も練習、というか試合前なので午前中のみの軽い調整とかそういうものらしい 午後は自由だったので少し気晴らしにふらついていたら、今や懐かしく感じる迷子を見つけた 涙目でなにやってんだよ咲 声を掛けた時、一瞬驚いていたが、俺だと分かると安心したような顔になった つーか東京で迷子ってシャレになんねーぞ 話を聞くと、昨日の負けで清澄のみんなは結構落ち込んでいるらしい なのでしばらくは個人戦まで好きにしていい、だとか 咲もいつまでも負けをひきづってられないと、出かけたはいいが迷ったという……こいつ、成長してねぇ…… 仕方ないので一緒に適当な店に入ることになった 久しぶりなのでそれなりに積もる話もある 長野から鹿児島に行ってからの話、長野の友達がどうしているか、そして、お互いの麻雀部の話 少し言葉に困ったが、咲は別にいいと言ってくれた 負けちゃったけど、それで相手を恨んだりはしない、と言っていた むしろあの永水のメンバーの中、なんで男の俺がいるのか聞かれた それからもしばらく話していると、ふと店に置いてあるテレビに目がいった 最初は電源が付いていなかったが、今は付いていて、インターハイ準決勝が映っていた 大将戦の途中だったようだが、なんと白糸台が4位だった 咲も「お姉ちゃんのところが!?」と声を上げて驚いていた そういえば、姉の照さんが東京行ったとか聞いてたけど、白糸台だったと雑誌見て知ってたっけ 俺はなんでこうなったか携帯で調べたが、どうも阿知賀の先鋒、中堅がかなりの番狂わせを起こしたらしい 先鋒は照さんが序盤は圧倒的だったらしいが、それからどうも3校で協力したとか 中堅戦では阿知賀が千里山に負けない活躍で追い上げ、今みたいな順位になったらしい そのまま咲と試合を見ていたが、結果は1位阿知賀、2位新道寺という順位になった 白糸台は確実と言われていただけあって、テレビでもそうとう驚かれていた 咲も「お姉ちゃん……」と呟いて驚いていた インターハイ、何が起こるか分からないな。マジで それから咲を清澄が泊まっている宿泊施設に送って帰った 念のために、咲が最近借りたという携帯の番号も交換した 番狂わせか……うちもそうならないよう頑張ろう 霞「驚いたわよね。あの白糸台が負けるなんて」 巴「私は千里山が負けたのも驚きましたね。あそこ全国2位ですし」 小蒔「どこも油断してはいけないということですね」 初美「ですねー。何気に私達の試合で宮守が勝ったのもそうですし」 春「新道寺も強敵……」 8月▲日 インターハイ準決勝、勝ったああああああ!! 決勝進出だよ!すげーよ!! 今回も小蒔さん大活躍だったけど、個人3位の辻垣内さんがすげーやばかったけど、なんとかトップだった 途中で2位になったりしたが、初美さんと霞さんがなんとか巻き返したり、宮守の姉帯さんが2回戦以上の活躍を見せたりで、 結果は永水が1位、宮守が2位だった もっとも、点差自体はほとんどなく、かなりギリギリだった いや、でも勝ててよかったよ 夜、明日のためにみんなはミーティング中だったので、何かお菓子でも買いにコンビニに出かけた すると、コンビニで雑誌のグラビア写真を見ている女子高生がいた 珍しいと思っていると、「……おもちが足りない」そうその女子高生は呟いた チラッとそのグラビアを見るが、確かになりない 「確かに」そうつい言ってしまった 女子高生は慌ててこっちを振り返った 「……あなた、今……」そう聞かれた この人を見て、俺は何故かすぐに分かった 自分と同じだと 俺は迷うことなく、携帯の中の霞さんの写メ(水着)を見せた その人は、それを見て、涙を流しながら握手を求めてきた 「同志っ……まさか、こんなところで同志に出会えるなんて……っ」 それから数十分、俺はおもち好きの同志、松実玄さんとおもちについて熱く、熱く語り合った お互いの連絡先を交換し、またおもちについて語らうと約束して別れた お互いが明日の決勝の対戦校だと知っていたが、それを言うのは無粋というものだろう おもちと試合は、また別のものなのだ 初美「決勝前夜に何してんですかっ!!」 巴「しかも松実玄って、阿知賀の先鋒の……」 霞「……ほんとうに、もう……」 小蒔「あ、あはは……」 春「……まぁ、おもち好きも、誰かと仲良くなるのも、京太郎らしいこと」 8月◆日 優勝したああああああああ!!! すげーよ!!全国制覇だよ!! 小蒔さんは今までで一番すごかったし、最後霞さんが和了って優勝決まった時なんか泣いちまったよ 終わってから、一度合宿したからか、新道寺が控室まで来てくれた 優勝したことのお祝いと、早速来年は勝つと宣戦布告を受けた 小蒔さんと春が負けないとか言ってたけど、小蒔さんが言う瞬間噛んで、締まらなかった また合宿のため、ということで連絡先の交換をしていた 何故か俺も新道寺の大将、鶴田姫子さんと副将で部長の白水哩さんと連絡先を交換することになって、連絡先を交換しようとした そしたら、既にお互いの連絡先を知っている状態だった まさかと思ったら、ネト麻仲間のリザベさんが鶴田姫子さんだった どんな偶然だよ みんな驚いていたが、まぁ、改めてこれからもよろしく、ということになった ふと、霞さんが色紙を取り出して小蒔さんにサインを書くように言った 宮守の姉帯さんに頼まれていたらしい そういえばこっちも頼まれていた、と姫子さん(そう呼ぶように言われた)も色紙を出していた どうせだから一緒に持っていこう、ということになり、永水と新道寺の2校一緒の宮守の控室に行くことになった 控室に行くと、宮守のみんなは泣いていた タイミング悪かったかなー、と思ったが普通に部屋に入れてくれた 小蒔さん、そして姫子さんと哩さんのサインを持ってきた、というと姉帯さんは嬉しさからか更に泣き始めた まぁ、喜んでくれてたからいいのかな それからはなんだかんだで3校みんな仲良く話していた 俺は唯一の男子でアウェイな感じと、宮守の人に誰だコイツ?みたいな目で見られたが、この前知り合った姉帯さんとエイスリンさんが説明してくれた 宮守のみんなもそれで納得してくれ、迷っていた2人のことでお礼を言ってくれた そこで、宮守の監督の人が「どうせなら全員で写真撮ったらどうだい?」という提案をしてくれた その言葉に全員乗り、阿知賀も一緒に撮ろう、ということになり、今度は3校で阿知賀の控室まで行くことになった それからが大変だった 阿知賀の控室まで行き、写真を撮ることはOKだったが、マスコミが決勝の4校が仲良くしていることで驚いて、 インタビューやらなんやらで結局写真が撮れたのはそれから大分経ってからだった 何人かは連絡先を交換し、俺が写真を撮ったので、後日送ることになった とにかく疲れた でも、明日からは個人戦、まだまだ応援頑張ろう そういえば、個人戦になって少し時間が空いたからプロの人達もゆっくり試合を見るとか言ってたな どっかでひょっこり良子さんと会えたりするかもな 初美「優勝、できましたよねー」 霞「大変だったわよねー。初美ちゃんはいつもより北家で和了れなくて」 春「姫様は一番強い神様降ろした」 巴「どこの高校も強くて、気が抜けませんでしたねー」 小蒔「えぇ。でも、去年できなかった、全国優勝ができたことは、本当にうれしかったです」 霞「そう……ねぇ、小蒔ちゃん。来年の目標は?」 小蒔「勿論、また優勝することです!!」 春「ん、私も頑張る」 初美「応援してますよー」 巴「だね」 8月▼日 今日から個人戦が始まった 予選だが、全国から勝ち抜いてきた人達の予選、かなりすごい試合もあった 初戦が初美さん、愛宕(貧)さん、豊音さん、荒川憩さん、というすごい組み合わせだった 去年の全国2位はさすがに強かった、初美さんも団体戦の時以上に頑張ってはいたが、2位だった トップは荒川憩さん、後は僅差だった 昼に、ネト麻仲間の風さんと会った お互い都合が合わなくなったりしてでかなり遅くなったが、大会中に会えてよかった 俺が九州にいると言うと、やけに明太子のことを聞いてきたのでどんな人かと思ったら、臨海の雀明華さんだった 何が風だ。風神じゃねぇか。そしておもちもそこそこある。すばら 個人戦には出てないけど、普通に有名な選手だから目立ってたし、俺もビビった しかし話してみると割と話しやすかった。そして明太子のことを聞かれたけど、それはせめて福岡代表の新道寺に聞いて欲しい 何故か魚卵の美味しさの話で盛り上がった。北海道がやばいという話をすると分かりやすいぐらい目を輝かせていたのが可愛かった 明華さんは辻垣内さんの、俺は小蒔さんと初美さんの応援のため、昼を食べてから分かれた 小蒔さんは絶好調のようで、ほとんどの試合をトップで終わらせていた 少し暇があったので話しかけると、流石に少し疲れていたようだった 寝ているだけのように見えるが、やはり消耗するんだろうか 少しの時間だが、休憩に普通に眠らせてあげた。1人では危ないので、隣で俺が見張り代わりに座ったままでだが よっぽど疲れていたのか、俺の肩に寄りかかって熟睡していた。少しでも疲れが取れているといいんだがな その後も小蒔さんは調子が良く、初日を勝ち残った。初美さんも残れたらしい 明日は今日よりきつくなるらしいが、2人とも勝ち残れるといい 初日終了後、少し時間ができたので、ネト麻仲間の膝枕さんと会うことになった なんでも個人戦に出場しているらしく、勝ち残って、今やっと会える時間ができたらしい 待ち合わせ場所にはなんと千里山の大将、清水谷竜華さんがいた どうやら俺はまたとんでもない人と知り合えたらしい。麻雀の実力的にも、おもち的にも 竜華さんも俺が永水の生徒だとは思わなかったらしく、驚いた様子だったが、すぐに打ち解けて話すことができた そのまま近くの屋台でたこ焼きを買って、ベンチで座ってつまみながら話した お互いに応援か観光かと思っていたら、選手、出場校の選手だったこと、自分の高校の有名選手のこと、色々だ 特に俺は小蒔さんを、竜華さんは先鋒の園城寺怜さんのことを話した なんか放っておけない、というと竜華さんもそれに同意してくれた。園城寺さんは試合で倒れたりしていたし、その心配も当然だろう そんな話で盛り上がっていると、竜華さんの名前を呼ぶ、儚げな娘が来た。園城寺怜さんらしい 竜華さんを呼びに来たのかと思うと、そのまま竜華さんの膝枕で横になった。なるほど、これがハンドルネームの由来かと納得できた 何故かそのままの体勢でお互い自己紹介をした。傍から見たらシュールな絵だっただろう こちらに見せつけるように竜華さんのふとももを撫でてドヤ顔していたのが少しイラッときた。そして羨ましかった。代わってください しばらく話し、俺も竜華さん達も時間になったので、怜さんとも連絡先を交換して別れた 個人戦で当たっても恨むんやないでー、と怜さんが言い残して行ったが、そっちこそ小蒔さんや初美さんに当たっても知らねーぞ 春「臨海の……」 巴「そういえば対戦したものね」 霞「あの人の『風』もなかなかやっかいだったわね」 初美「そして清水谷さんに園城寺さんですかー。清水谷さんは強敵でしたね」 小蒔「園城寺さんも、試合で倒れたと聞いていましたけど、元気なようで良かったです」 明華「むむむ……明太子は冷凍してないといけないのですか……本場博多のものを……いや、しかし冷凍では……」 智葉「なぁ、一体いつまで悩んでいる気だ?それに、今日コンビニの明太子おにぎり食べてただろ」 明華「それとはまた別腹です」 智葉「どこでそんな日本語覚えたんだ……」 怜「あーしんどいわー膝枕が必要やわー」 竜華「やらんで。はよ片付けんといかんやろ」 怜「しゃーないなー。じゃあ胸で」 竜華「ひゃあっ!?ど、どこ触っとるんよ!!」 怜「おー、こらすごいわー……京太郎に竜華の胸揉んだってメールしたろ」 竜華「京太郎くんに!?ちょ、それはアカンって!!」
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【咲:安価】京太郎「……家が無い」【龍門渕】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」一「その2だよ」【龍門渕】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」衣「その3だぞ!」【龍門渕】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」透華「その4ですわ!」【龍門渕】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」智紀「……その5」【龍門渕】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」純「その6だな」【龍門渕】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」京太郎「その7ですね(裏声)」【龍門渕】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」ハギヨシ「その8ですよ、京子ちゃん」【龍門渕】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」健夜「その9だよ」【龍門渕】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」健夜(第三)「真の10!」【龍門渕→鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす!」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」智美「ワハハ、その13だぞ、男子」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」ゆみ「その14だな」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」佳織「えっと……その15だよ」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」咲「その16だよ、えへへ」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」咲「その17 」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」健夜「その18だよ 」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」はやり「19ですっ☆」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「20っすよ、京ちゃんっ!」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」ゆみ「21だ」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」佳織「22だよっ!」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」智美「23だぞー!」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」咲「24!」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」睦月「25です」【鶴賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」穏乃「阿知賀編!」【阿知賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」憧「阿知賀編、その2ね」【阿知賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」宥「阿知賀編、その3……です」【阿知賀】 【咲:安価】京太郎「……家が無い」玄「その4!」【阿知賀】 +参考URL 参考URL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345045653/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345553110/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345992145/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1346675990/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347294498/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347890976/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1348492079/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1349012650/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1349532480/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1349799755/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350311946/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350831948/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351268996/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351695525/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1352216694/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1352903622/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1353684583/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354429458/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355150328/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355922906/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1356614446/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357569585/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358094711/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359129137/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359648400/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360468876/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361022949/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361810100/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363533158/
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注意 安価、コンマスレのまとめなので話が途中でわからなくなることがあります 詳しくは下記の元スレを参照 本まとめはセリフのあるレスのみを抜粋しました(だいたい) 変なところで区切れていますがご了承ください(時間があれば、また修正します) 本編途中、急に小ネタが入ってたりします(時間があれば、また修正します) | | は 安価です、修正がめんどくさいので…時間があれば修正します 始めに 京太郎「救われぬ愛に救いの手を」0 本編 プロローグ 清澄 新道寺 宮守 前編 宮守 後編 永水 前編 永水 後編 龍門渕 前編 龍門渕 後編 白糸台 前編 白糸台 後編 千里山 前編 千里山 後編 阿知賀 前編 阿知賀 後編 元スレ -京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1356984411/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 仁美「2本場」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357656690/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 エイスリン「3本場!」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357905494/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 豊音「4本場だよー」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358001527/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 シロ「5本場……だる…」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358088072/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 小蒔「ここですか?6本場です!」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358166803/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 霞「7本場ね」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358259267/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 衣「8本場だぞ!」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359033617/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 一「9本場だね」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359643109/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 照「10本場だね、京ちゃん」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359867200/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 菫「11本場だな」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360076310/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 怜「12本場やで」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360415211/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 セーラ「13本場や!」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360592430/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 泉「もう14本場やないですか・・・」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360753702/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 玄米「15本場ですのだ」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361041289/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 宥「じゅ、16本場だね…」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361368201/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 憧「17本場よ」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362062317/ 【安価】京太郎「救われぬ愛に救いの手を」 灼「18本場だから」 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362588770/
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430 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 04 53 39.51 ID 1I/YdT+s0 うわっミスったすいません 絹恵「ごめんなさい……大丈夫ですか?」 京太郎「あはは……大丈夫ですよ」 絹恵「ごめんなぁ……怪我ない?」 京太郎「この通りピンピンしてますよ!」 絹恵「良かったわぁ……」 絹恵「私は愛宕絹恵、よろしくな。絹恵って呼んで」 京太郎「俺は須賀京太郎です。京太郎って呼んで下さい」 ./ --- 、 '., ,' ./ ./ \\ \ .', .l / / ヽ.\ ヽ ! .! , ./‐‐-.、 ...-‐!l‐\ ', l l .! ./ ` ´ リ ', .', .l ノ,! !/,.-==ミ.、 ,ィ ===ミ、! l l ,'/l ., ' f/{ }ヽー ''./イ{ }ヽ Y l .,'/ .l 八 {ヾ乂 ゚ ノ,ノ/⌒ヽヽ 乂 ゚ ノ .ノ / l (' .l ト.-=一 ''´ 、 `ー == イ,' l l ト-, ''' '''' / ,' .! l l ハ -‐ - ,/ .,' ! l l i>... ,.ィ/ /! .l l l .j | ! ≧z... ....ィ≦_|/ , / ! .l / j j .,' j l/`{_f´ ̄ ̄ /., ' / l .l {( ./ ノ /_,'/ .,.ィ !_,.ィ! /./ ./丶l、 .! ト、\ ヽ`ー' / .// ./ 〉_ ハ /./ l / `ー- .、 ! !、 `ー=イ ,イ_,,..イ / } .\{/!l .V V ノ 絹恵「須賀君は麻雀出来るの?」 京太郎「ほんの少し程度なら……ネトマがそれなりにできる程度です」 素晴らしいおもちだ…… 絹恵「ええやん!うちの麻雀部に顔出しいや!」 絹恵 好感度上昇安価 コンマ下1 0~30 小 31~60 中 61~99 大 433 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 05 08 02.84 ID RfIv7LHB0 [1/3] 絹恵の好感度が10上がりました 京太郎「よし、絹恵さんに言われた通り」 京太郎「麻雀部に顔を出すぞ!」 ーーー 洋榎「ん?」 洋榎「アンタが須賀か?」 洋榎「絹から話は聞いとるで~」 洋榎「まぁゆっくりしていき」 ,. . .-.‐ …ー ‐ - . . 、 .Λ ,. '´ ` . 、 ', 〃 ヽハ. / .j 、 ヘ ヾ. / ,イ l V .', ハ Λ , ' / / ! .l ' , l ハ .ヽ' 、. / , .、 ,' l l l V .l、. l ヘ' 、 , .,' / ./\! l V .',/ ', l V l V ヘ .、. l / ,' V l _ V l ハ V L_ ! .l l / l;ハ Λ' ,. l ,l l ヾ, __ ヽマ ヘ_ヾ、_ } / ! / / /ハ l ヘ V .l ≫末宕丁 ` \ ヘ 洋宕末≪,/ ア、/ / .l ! .ハ. V!ヽ ト、 Λ. し ハl し } / /! .V Ⅵ ' . ハ ',l 入 lヽ ハ Vぅソ Vぅソ イ l、 .Λ ,j / ハ / /l l ! , l .l V ヘ }' , l ',. ,' ./ l l l l lノ ', l l } l l .l , ' l l ', _ _, -! l V l l ハ l l l V l ! ! ‘ 、  ̄ /, ' ' .,′ } / / ' } l l / ヾヘ l l ` 、 , イ / , / // 〃 , / ,' \ l l r>‐ ´ lTヘ , / / / ,' V .', / l } У V / 〃 _入 .ハ-ァ´ ゝ、 / / / Yー= - 、 γ´ ヽ .V λY 〃 } ヽ / l / }‘, / / ‘,. / l / l ‘, / / ‘, 洋榎好感度上昇安価 0~30 小 61~60 中 61~99 大 439 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 05 29 36.08 ID RfIv7LHB0 [2/3] ムンタリさんはネタに尽きないわ チッ 愛宕洋榎の好感度が10上がりました 洋榎「うちの事は洋榎って呼んでな」 漫「ん?この人かっこいいわぁ」ボソッ 洋榎「聞こえとるで漫」 漫「主将!」 洋榎「おもろいわ、漫」 漫「何がですか!?」 洋榎「ちょろさ」 漫「!」ガーンッ 漫「まぁ、よろしゅうな」 京太郎「俺は須賀京太郎って言います!」 漫「うちは漫、よろしく」 京太郎「はい!」 / ;;;;;;;;;;;; .、 'ーz ; ' ´ ゙゙ヽ ヽ / ; ' ヽ '., / '; ト; i `ーi i ,,... 、 , ..,, } l ! ! l l 、` ' , .l l ! l ,γ⌒ヽ l ,,==-ミ、 ,,-=ミ !l ! ト、 {, .、 ノl 〃 ⌒ヽ` ' ⌒ヽヾ !.! l ) / f⌒ヽ ! ´{ r ’ } r ’ } .}! Y≦、 / 人 ' 弋 ノ 弋 ノ 'i! } ヽ// \ ,,,,, ` ,,,,, ノ i. / `ー、 _ _ ,' ヽ } \ ,イ ハ }\ 丶 ノ ,ィ i\ ノ .\_/ j / リ ` .、  ̄ /.iハ リ  ̄ }≧ ー-一i ´  ̄ /\ lフ 、 / ,\ /、 ヽ、 漫 好感度上昇安価 コンマ判定 安価下1 447 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 05 47 54.10 ID qINX5uNy0 [3/3] ニッコリ 漫の好感度が30上がりました 由子「あんまり漫をいじめちゃ駄目なのよ~」 洋榎「いじめとらんわ!」 由子「洋榎はすぐ人をいじるからだめなのよ~」 漫「あはは」 由子「私の事は由子って呼んでほしいのよー」 , - ,r ´ て ̄ヽ=- /  ̄ ヽ r ⌒ `Y_丿___ニ、 / }( ー' , ー' ̄ `゙`ミ、ヽ l l/ T ,ィ=- 、.i_ f ゝ .八(ヽ! ヽ i.! ヽ. ゝ > __ . イ| .| ヽz=-ミ __ !! ! ( ー zイ .ミ.l ! ヲ んィ i!` ,r'心}.! ! ー' Y⌒ヽ ! .! ゝ弋_ リ l!ィ爿.!__ノ ヽ | .! '''' , ゙'' l.!.| ー-、.| .! , -- ''' !.| | )! ! . 、 丿 .ノ .! | _|.ヽ! 、 _ イ l/ / \ /、 ̄ , - ´ \ .\ ;ハ 、 < .- ‐.h ‐ ....、 、 / .ヽ { / Πヽ; / ヘ. / i `./ l ! ヽ |ハ l \.  ̄ ̄  ̄ ̄ .! ', | \ | ヽ 京太郎「はい!よろしくお願いします!」 由子好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 455 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 05 54 34.33 ID qSTsVxPd0 ゾロ目ボーナス! 好感度が50上がりました 由子「いつでも、遊びに誘ってほしいよ」 京太郎「はい、今度誘いますね」 由子「必ずなのよ?」 京太郎「はい!」 恭子「私の事は恭子って呼んでや」 京太郎「うわっ!びっくりした!」 恭子「ゆーこが目立っとったから出てくるタイミング見失ってもうた」 京太郎「俺は須賀京太郎です!よろしくお願いします!」 恭子「よろしく、京太郎」 / ., 、 . ヾ;; ;;;ミ , ' // ヾ、 ヽ、 . . ヘ;; ヾ / //´ `\ヾヘ . . . iゞ;ヘ / . /_'_ , ィ' ゙´ } ;. . . . l!;' `> . ,' `゙ " ィヤ壬ア; . . ;イ;;;!' \ . iィャ心 弋_叨,'. . ;' i;;;;i i 人弋タ /. !ノ;;;;;l l . . . . ;;ヘ ' ,'. . i';;;;;;;;! l| . . . ゙、 ;;iヽ、 - ! l;;;;;;;;;l il . . .ヽヘ .i≧.-,イ´i . i;;;;;;;;;l ヾ . . . . .ヘ´;;;;;;;;;ノ| .λ . ヾ;;;;/ ヾ . . . . ` ;;∠ォ'v〈 ヾ;. . ;;;シ´、 `ナー'" o/∧|O`ー' ̄ , ' ヽ、 { ., ,l/,' |! ; ヘ ソ .; . ! ヽ、 /. i l ヽ { ! .;! ;' ヘ ', ! ,z' i i . ゙T ー -.'" ! l l . ;'l l l ! . ;' ! l 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 462 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[s] 投稿日:2014/05/05(月) 06 05 12.36 ID vYI+XOqE0 恭子の好感度が30上がりました 現状ただのモテモテですからね、まだ病んでないからね、うん 郁乃「まあ、みてってや~」 京太郎「うわっ!」 郁乃「麻雀部へようこそ~須賀君」 , '"  ̄` 、 / ヘ ./ ヽ、 ヘ ′ i !ハ ∧ i| | ! ヤ ∧ |i | / リ从 ∧ | /´レ勹´ _`_キ ∧ | !' ,r=‐ ⌒i| \____ | 爪 ´,, ″| ヽ、 `ヽ | ゝ .,ノ 从 `ヽ、 | 心 _/.)^._ イ´ ∧\ }..,ィ|i /./ | i \ } ソ{ ./ | ,'‐^ュ `k | i \"´ji { 广 ̄丁 j’ ´ ‐''ノ从 |-ミ } ji ル / 人__,,斗宀'" i \|ノ; /i | 彳"/ /' │ !"¨ ./ |ゝ-弋./ /__ __ _/i / |!/| | / / `´ |/ | i| | / / | | i| 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 465 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 06 19 38.05 ID umVkUlLf0 [4/4] 郁乃の好感度が10上がりました 地震(とムンタリさん)で流れが変わったかな? 絹恵「須賀君以外と麻雀上手やわ~」 洋榎「うち程やないけどな!」 絹恵「お姉ちゃん並みやったらヒエラルキー壊れてまうわ!」 由子「難しいツッコミなのよ~」 京太郎「あはは……」 ーーー 京太郎「よかったな、皆優しいし面白い」 京太郎「楽しかったな」 京太郎「よし、誰かに電話しよう」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週回キャラは危険です 安価下5 496 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 06 30 11.96 ID 59RWzzzK0 [1/4] すまない……寝てました 健夜「もしもし!?」 京太郎「えっと……電話帳にはいってたんですけど……どちら様でしょう?」 健夜「またそれ!?」 健夜「私だよ!健夜!」 京太郎「ごめんなさい……覚えてないです」 0~30 電話が切れなくなる 31~60 電話を切る 61~99 罵倒する 501 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 06 36 16.22 ID b9emXCjK0 [1/2] よし、怖いから電話を切ろう。 流石にサイコすぎる。 京太郎「……?」ポチ ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ 健夜「今回は……切らせないよ」 京太郎「おい……嘘だろ?」 京太郎「あんた誰なんだよ!?」 健夜「知りたい?じゃあ今どこにいるのか教えてくれるかな?」 京太郎「へ、部屋だけど?」 健夜「どこの!?」 京太郎「自分の家……」 健夜「何県!?」 0~30 大阪 31~60 奈良 61~99 教えない 508 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 06 39 30.35 ID b9emXCjK0 [2/2] 京太郎「大阪……ですけど」 プツッ 京太郎「なんだったんだ……一体」 健夜の依存度が50上がりました。 京太郎「よし、次は誰に電話しよう」 安価下6 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険 516 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 06 50 39.62 ID 9TH5/XMX0 京太郎「あ、もしもし」 恭子『ん?どうしたん?』 京太郎「いや、ちょっと暇だったんで電話しました」 恭子『なんやそれ』アハハッ 京太郎「あはは、すいません。迷惑でしたね」 恭子『迷惑ちゃうよ、ちょっと考え事してただけや』 京太郎「それなら嬉しいです。じゃあまた」プツッ 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険 安価下6 525 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 01 59.08 ID /nSgF7tA0 [1/8] 京太郎「もしもし……」 照「京太郎!?」 照「京太郎……?」 京太郎「え?はい……京太郎ですけど」 照「私の事……覚えてる?」 京太郎「もしかして、照さんですか?」 照「“さん”って事は、覚えてない」 京太郎「……?」 京太郎「咲とは仲直りしないんですか?」 照「それは後、それよりも……思い出して欲しい」 京太郎「……」 俺は…… 重要なコンマAND安価 1.思い出せないけど、詳しく教えて下さい 2.思い出せません 3.自由安価 0~50 思い出す→再びテルールート 61~99 思い出さない→安価が採用される 安価した5 537 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 12 03.86 ID /7Z1HXXO0 京太郎「思い出せないけど……詳しく教えてください」 照「うん、分かった」 京太郎「……」 照「私と京太郎は前の世界では付き合ってた」 京太郎「???」 京太郎「前の世界?」 照「私も良く理解できてない、でもそう説明するしかない」 京太郎「俺と照さんが……」 照「京太郎……私は京太郎が居ないと……」グスッ 1.電話を切る 2.更に話を聞く 3.自由安価 0~30 思い出す 強制テルールート 31~99 思い出せない→安価採用 安価下7 547 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 20 59.55 ID 3U0VdyKz0 [1/5] 京太郎「もっと教えてください」 照「うん、いくらでも教える」 照「京太郎は頭がおかしいストーカーに追われた」 京太郎「……」ズキッ 照「でも京太郎は私を選んでくれて、逃げ切った」 照「そして私と京太郎は結ばれて、頭がおかしい人達は2度と私と京太郎に近付かなくなった」 京太郎「……」 照「一人だけ近付いて来た人が居たけど……京太郎が追い返してくれた」フフッ 照「その後に……!」ギリッ 京太郎「……?」 照「京太郎は刺された……」 京太郎「!?」 1.更に話を聞く 2.電話を切る 3.自由安価 0~30 思い出す 強制的テルールート 31~99 思い出せない 安価採用 安価下 8 564 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 31 33.56 ID zqvyZYlW0 [1/2] 皆テルー好きだね ーー思い出した。 京太郎「智葉さんに刺された」 京太郎「だろ?“照”」 照「ーー京太郎」ポロポロ 照「良かった……良かった……」 京太郎「ごめんな、守れなくて」 照「ううん、私こそ守れなくてごめんね」ポロポロ 京太郎「照はそのあとどうなったんだ?」 照「ずっと一人で細々と最初に出会った長野の奥で細々と暮らしてた……」 照「シワシワになっても京太郎の言う通り後は追わなかった」 京太郎「ごめんな、辛い思いさせて」 照「ううん、京太郎の為なら辛くない」 京太郎「今度こそ俺、生き続けるよ」 照「うん、約束だよ?」 京太郎「あぁ……約束する」 京太郎「休みになったら会いに行くから待っててくれ」 照「うん。待ってる」 プツッ 一日が終わりました。 572 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 41 22.30 ID 4rzDlE550 [1/2] 電話した相手のみ記憶が蘇る 接触の場合はコンマで記憶の引き継ぎ判定 京太郎「……おはよう」 京太郎「嫌な予感がするな、あの時の事を参考にすると」 京太郎「健夜さんが来るな」 京太郎「警察に通報するのは前提として……」 京太郎「さて、どうするか」 1.失踪 2.ひきこもる 3.自由安価 安価下7 重要な安価です 580 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 48 29.10 ID 4rzDlE550 [2/2] 京太郎「照の身も危ないな……照と逃げるか」 ガチャ 「健夜でーす」 !! 裏口から行くぞ! ダダッ 0~50 脱出成功 51~60 失敗 61~99 大成功 安価下1 585 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 55 02.19 ID zSQtb4H90 京太郎「よし!」 「待ってよ!」 京太郎「追ってきてる……って足速い!」 京太郎「ちっ……タクシー!」 ーーー 阿知賀 途中で降りて走ったら撒く事が出来た…… もう夜か…… 松実館 京太郎「すいません、一人で泊まりたいんですけど……」 玄「いらっしゃいませ!」 宥「いらっしゃいませ~」 記憶(好感度依存度も)引き継ぎ安価 引き継がない場合はコンマがこの週での好感度AND依存度 0~50 引き継がない 51~99 引き継ぐ 安価下1 玄 安価下2 宥 590 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 02 37.44 ID t9s6OVKc0 [1/5] 玄「大丈夫ですのだ!」 宥「……」 ーーー 京太郎「なんとか泊まることが出来た」 京太郎「二人とも俺の事を覚えてないみたいだな……」 京太郎「それにしてもいい旅館だな」 ガララッ 宥「京太郎君……久しぶりだね」 京太郎「……覚えてるんですか?」 宥「うん……玄ちゃんは覚えてないみたいだけどね」 京太郎「あの時は迷惑をかけてごめんなさい」 宥「憧ちゃんがおかしくなっちゃったけど大丈夫だよ~京太郎君は悪くないよ」 京太郎「明日になったら行きます」 宥「ここに来るって事は訳ありだもんね誰も来ないようにするし、代金も安くしとくね」 宥「すぐに行けるように今代金もらっておくね」 京太郎「ありがとうごさいます!」 一日が終わりました 591 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 05 08.56 ID t9s6OVKc0 [2/5] 朝 京太郎「よし、行くか」 ーーー 京太郎「お世話になりました」 宥「またね、京太郎君」 玄「ありがとうございました!」 ガララッ 京太郎「!」 やって来たのは? 0~50 憧 51~70 灼 71~99 穏乃 安価下1 598 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 08 22.44 ID t9s6OVKc0 [3/5] 穏乃「あ……」 京太郎「……」 穏乃か、たしかこいつは俺の事をなんとも思ってないから、記憶を残していたとしても大丈夫だな。 (引き継ぎ安価は取りません) 京太郎「では行ってきます」 宥「行ってらっしゃ~い」 0~30 そのまま行ける 31~60 すこやん 61~99 アコチャー 安価下1 605 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 10 38.34 ID t9s6OVKc0 [4/5] 憧「シズ!早いわよ、もう!」 穏乃「ごめん、早すぎちゃった」 憧「もう……」 京太郎「!」ビクッ 憧「……」 早速地雷が来たな! 0~50 引き継ぐ 51~99 引き継がない 安価下1 613 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 16 33.57 ID t9s6OVKc0 [5/5] ワザと逆にしたんだよね(ニッコリ) 憧「……あんた見ない顔ね」ズイッ 京太郎「……」 覚えてないか…… 憧「……」スッ ガシッ 京太郎「!」 憧「邪魔しないで欲しいんだけど……宥姉」 宥「私知ってるよ……憧ちゃんが京太郎君の似顔絵を常に持ち歩いてるの」 憧「雌豚がぁ……!」 宥「京太郎君早く!」 京太郎「!」ダッ 憧「待って!」 0~30追いつかれる 31~60 逃げ切れる 61~99 完璧に逃げ切れる 安価下1 615 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 19 57.55 ID 3U0VdyKz0 [2/5] 京太郎「もしもし……警察ですか……」 京太郎「ストーカー被害にあってるものですが……」ダダッ 京太郎「奈良で更にストーカーに……はい、本当です……はい……お願いします」ダダッ プツッ 京太郎「よし、通報出来たぞ」 京太郎「東京に行かなきゃ」 0~30 失敗(岩手到着) 31~60 すこやん 61~99 成功(東京到着) 安価下1 619 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 23 56.98 ID 3U0VdyKz0 [3/5] 翌日 京太郎「……」 京太郎「なんとか着いたな」 京太郎「早く照に会いに行かないと」 ???「!」 京太郎を見つけたのは? 0~20 俺たちの天使 21~40 俺たちのヤクザ 41~60 俺たちの風神 61~80 俺たちのアメ公 81~99 俺たちのハオ 安価下1 622 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 26 53.10 ID 3U0VdyKz0 [4/5] 621 おしいねぇ……実におしいよ、残念だ ハオ「ボロボロですけど……大丈夫ですか?」 京太郎「……」 ハオさんか…… 京太郎「ええ、大丈夫ですよ……」 京太郎「あなたは覚えてますか?」 0~50 「覚えてますよ」 51~99 「?」 安価下1 628 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 30 33.62 ID 3U0VdyKz0 [5/5] ハオ「覚えてますよ」 京太郎「覚えてましたか」 ハオ「智葉が……ごめんなさい」 京太郎「大丈夫ですよ。もう会う事も無いと思います」 ハオ「照さんと幸せに」 京太郎「はい、必ず幸せになってみせます」 「!」 0~10 俺たちの天使 11~30 照の元へ 31~50 智葉 51~70 俺たちの天使 71~99 俺たちの風神 安価下1 636 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 38 17.79 ID /nSgF7tA0 [2/8] 照が関わった時のコンマの強さ、愛が成せる業か…… 照が関わると皆強すぎぃ! 629 620 616 今回のMOMを贈呈します(残念) 京太郎「……」ダッ 俺は走り続けた。 最愛の人の元へ。 二回目だ、これで。 でも関係ない。俺は彼女の為なら全てを投げ捨てられるから。 彼女の為に俺は生きる。 彼女が俺の全てなのだ。 最後のコンマ判定 0~76 テルーエンド 77~99 惨劇エンド 安価下1~10で多かった方が選ばれます。 658 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 47 57.04 ID /nSgF7tA0 [4/8] いつまでも待っていられる。 そう思っている。 彼さえ居てくれたらいつまでも……どこまででも。 シワシワになっても、ボロボロになっても、一人でも。 彼の為に私は生きる、彼も私の為に生きていると思う。 私は彼を永遠に愛す。 大好きだから。 最愛の人だから。 京太郎「ーー久しぶり」 ,. .  ̄ ̄ ̄ . . .、 ,. ´ ` . 、 / \ .' \ \ \ / , , \ \ \ \ . .' / / ヽ ヽ ヽ ∨ ∧ / 〃 | | |、 |、_ | | . , ' | | { | \イ l´\ | , | . / | | | _,∧ | { \},.ィtr‐、 /}/ | ′ | { { ´「´ | 从 {\ \ ィ雹(_心 イ /⌒Y | | ' 从 ∧ { 从{ \` ー` 乂こソ | / ) } | / . イ \ { ,イ¨雹芯 /' ,..-_ノ | | ,' / | 从\ . 乂zリ / | | | | ー ´ | ∧ ' ム | | | | , | { ∧ _ , イ | | | |l | Ⅵ | | 个 .. < | | | 从 ! ∨ ∨ | { ≧=-r ´ /⌒| / / Ⅵ \ \} \ ヽ / ∧ _,/ /'/ ,.く \ } \> ,.イ /⌒\/ ,.- / /、 \ \ // ,' / / /イ- 、 \ ∧ /,イ / / //´ \ \∧ _/// / ̄/ /,.イ/ ∨ } ∧ 「{ / , . / / / _,/ . // }/∧ . _ | | { /{ .{ / ´ ̄ ̄ . . . . // ,′ ∧ } / Y| | Ⅳ ィ介、 . . . . . . . . .イ / /////∧〉 r ¨´ 、 Ⅵ V . // . .} ̄ ̄ / {//// / 「´ ヽ ヽ}|) { ./ { . . .| 乂 ´∨_/ 照「大好き」 660 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 49 56.31 ID /nSgF7tA0 [5/8] ニ∨/ .ノ==ニニニ/ }ニ Y } }==厂 ,. -────- /ニニニ}__/ {}}ニニニニニニ⌒ヽ___ー=彡'"´ニニニニ/ 人ニ{ ノ/⌒´ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . `丶/ ⌒ヽ {}}ニニニニニニマー'=ニニニニニ/ / ヽ=ニニニニヽ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\/⌒⌒ヽ 〉ー=彡⌒´ニニニニニニ/ / ノ===ニニニ/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ  ̄`ヽ {ニニニニニニニニ==ニニ\ / ⌒ヽニニニニ/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . \ \ニニニニニニ=ニニニ/ ′ }=ニニ/ . . . . . . . / . . . . . . . . . ,イ } . . . . . . . . . . . . . . . . } Y⌒ ̄ ̄`ヽニニ/\ γ⌒ヽ__rく==ニ′ i . . ./| . . ./{ハ ./ | . /\ . ./ハ . . | . . . . .i } } }ニ/ー- ⌒7 ̄} /{. i . . . . | . / l . ./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ . . . . .| Y / /ニニニニニ/⌒ / / } 〃| . |. . . .Ⅳ V | . . . . .| / ̄ ̄⌒) / /ニニニニニ} ⌒)/ {{ | . |. . . .| ___,. 、____ | . . . . .|____/,ィ彡'´ Y⌒ヽ/ /==ニニニー=彡 ヽ_ _ O | . |. . . .| ´ ` | . . . . .| ニ/ / / /==ニニニニニニニ\ >`¨´ | . |. . . .| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ | . . . . .| {__/ ./⌒ヽ /ニニニニニニニニニニニ厂⌒ヽ/\} ,ィ彡'⌒ | . |. . . .| {. 乂辷ソ 乂辷ソ .} | . . . . .| / /==ニニニ\/ / ̄ ̄ ̄ ニニニ/⌒) \/ 〃 | . |. . . .|ハ ハ| . . . . .| ./ /ニニニニニニニ〉 /=ニ/ _}ヽ ー=彡'´ | . |. . . .lヽ{ ' }ノ| . . . . .| | __/===ニニニニ/⌒\// __) } | . |. . . .| .人 __ 人 | . . .| | | |=====ニニニ/O Y / / \/ ___________}\ | . |. . . .l | . | ...  ̄ ̄ イ l . | . . .| | | |===ニニニ/ `¨´ /|/ニニニ〉 Y {ニニニニニニニニY.|八 . . .ト、| . | . .r‐}` ー--‐ {‐ァ | .| | . . .| | ∨ニニニニ/ / |\===/ | 〉ニニニニニニニニ \l _ |-‐'{厂 ア}ー- . _ | . 八|===ニニ/ / ヽ___/ \/ / /====ニニニニニ_ ,. < | | ノ/=ー-、ニニ〈 〃 /ニニニニニニニニニニ カンッ 678 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 09 12 06.79 ID gPeXxqWH0 [1/4] もうこれは学校ですねぇ…… 学校選びからにします 好感度・依存度まとめ(基本逃亡劇を繰り広げたヤンデレは依存度max) 宮守 豊音 73 塞 93 シロ 好感度max 依存度143 エイスリン 好感度max 依存度max 胡桃 好感度max 依存度 175 臨海編 ネリー 好感度max 依存度max 智葉 好感度max 依存度max 明華 好感度max 依存度max ハオ 89 ダヴァン 好感度max 依存度101 健夜 好感度max 依存度max 淡 好感度max 依存度136 照 好感度max 依存度147 憩35 阿知賀 憧 好感度max 依存度max 晴絵 好感度max 依存度120 穩乃 33 灼 47 玄 好感度max 依存度106 宥46 奇跡編 小薪 好感度max 依存度155 霞 好感度max 依存度max 初美 62 春 好感度max 依存度111 巴 好感度max 依存度111 姫松(照)編 漫 好感度max 依存度138 由子 好感度max 依存度148 洋榎 98 絹恵 76 恭子 92 郁乃 89 682 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 09 18 51.95 ID gPeXxqWH0 [2/4] このスレの京太郎は照の為ならコンマさえも思うがままに出来るそうです。 プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下11 718 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 08 49.95 ID rVW35nNL0 さぁさぁ 再開します 好感度 依存度 判定安価 コンマ判定 ゆみ 安価下1 モモ 安価下2 智美 安価下3 佳織 安価下4 睦月 安価下5 727 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 14 20.83 ID 59RWzzzK0 [2/4] ワハハ(迫真) ゆみ 好感度54 モモ 好感度15 智美 好感度85 佳織 好感度42 睦月 好感度70 長野は安息の地だったか…… 次は少し趣旨を変えてみます。 県予選終了後の東京に行くまでの少しの休息期間から開始します。 京太郎→唯一の男子部員 729 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 18 51.66 ID 59RWzzzK0 [3/4] 入学してから麻雀部に入り、県予選の決勝までを俺はただただ見ていた。 残念ながら清澄に負けてしまったけど俺は皆を誇りに思う。 一方の俺は、個人で一回戦負け。 情けない。 「ーー」 「ーー!」 京太郎「おっと、呼ばれたか」 京太郎「今行きますよっと」 京太郎を呼んだのは? 0~20 ゆみ 21~40 モモ 41~60 智美 61~80 佳織 81~99 睦月 安価下1 733 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 25 35.82 ID 59RWzzzK0 [4/4] ゆみ「京太郎」 京太郎「はい、部長」 ゆみ「蒲原の事を見ていないか?」 京太郎「んー……見ていないですね」 ゆみ「そうか……あいつ受験生と言う自覚が無いな」 京太郎「見かけたら教えますね」 ゆみ「そうしてくれると助かるよ」 京太郎「はい!任せて下さい!」 好感度上昇安価 コンマ判定 安価下1 0~30 小 31~60 中 61~99 大 739 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 33 45.46 ID bta+Q1oi0 [2/2] ゆみの好感度が30上がりました ゆみ「頼りになるな」 京太郎「はい!ゆみさんの為なら!」 ゆみ「ふふっありがとう」 「ーー!」 「京太郎さん!」 京太郎「うわっ……モモか」 モモ「加治木先輩も一緒っすね」 モモ「京太郎さんと先輩は何を?」 京太郎「同学年なんだからそのさん付けやめてくれよ……俺は牌譜の整理」 ゆみ「私は蒲原と勉強しようとしてた所だ」 安価下 モモ好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 744 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 40 47.17 ID /nSgF7tA0 [7/8] モモの好感度が30上がりました モモ「私も勉強に混ぜてもらっていいっすか?」 ゆみ「ん、良いけど……大丈夫か?」 モモ「大丈夫っす!邪魔しないっす!」 京太郎「仲がいいなー」アハハ 智美「まったくだぞー」ワハハ / / / \ / / . / ヽ \ ヽ / / ./| /| .| i ヽ . ヽ ', / / / /_|/ |/l | |__」 _| . i i ', / i .| | `ト.} 斗イ l | . l | ヽ ∠_ |. .|/{ x斗=ミ八 从x斗=ミ八 | ヾ __,ノ 八. .| 〃ん ハ \ / ん ハ Y| | \_ ヽ |\| {{ { } { } }}| /| / \ | l 乂 ン 乂 ン ノノ | / \ i | | . ' ハ | i / `丶 从 |ハ r―──┐ ,' 从/ ` ーヘ | 人 ヽ ノ 人| / ` {`>  ̄ ̄ ' {/ _____/\_ー---‐ .爪_____ x< | >‐< | `ヽ / ヽ | ∧ ∧ | / } 京太郎「あ、噂をしたら」 智美「ワハハ、待たせたなーユミちん」 ゆみ「遅いぞ蒲原……ったく」ヤレヤレ 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 757 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 55 40.40 ID zqvyZYlW0 [2/2] ワハハ(歓喜) 755そこには気をつけてたけど早速やってしまいました……すいません 智美の好感度が30上がりました 佳織「智美ちゃんは本当に勉強しないとまずいよぉ?」 智美「わはっ……分かってるよ佳織」 ゆみ「妹尾……もしダメだったらすまない」 佳織「いえ、その時はその時です」 智美「酷い言われようだなー」 京太郎「佳織さんは心配してるんですよ、きっと」 佳織「京太郎君のいう通りだよー」 京太郎「あはは……」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 767 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 15 49.75 ID PyxfaPVW0 佳織の好感度が10上がりました 睦月「わたしもそろそろ受験を意識しないと……」 ゆみ「そうだな、早いに越したことはない」 睦月「須賀、君ももっと早く勉強しないと駄目だぞ」 京太郎「そうですね、後々苦しみたくは無いですし」 睦月「そうだ、その意気だ」 好感度上昇安価 睦月 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 773 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 23 05.03 ID gPeXxqWH0 [4/4] 766 ないない、ノーウェイノーウェイ 睦月の好感度が30上がりました モモ「京太郎さん!久しぶりに打ちましょう!」 京太郎「うわぁ!俺からタカるつもりだな!」 佳織「そうだね、初心者がもう1人居たら私も気が楽だね」 睦月「妹尾さん……理由が不純です」 京太郎「」 ーーー 夜 京太郎の部屋 京太郎「うーん……皆思ったよりショックがデカくなさそうで良かった良かった」 京太郎「誰かに電話するか」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険な場合あり 安価下6 785 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 30 08.41 ID 8AlFoQaI0 [1/3] 京太郎「もしもし?」 憧『京太郎!?ねぇ!京太郎でしょ!』 京太郎「どちら様ですか?」 憧「私よ!憧!憧!」 京太郎「ごめんなさい……身に覚えが無いです」 憧『京太郎が覚えていないなんて……そんな……』グスッ 京太郎「なんなんだ……」 0~30 電話を切る 31~40 電話が切れない 41~60 通報 61~99 話を聞く 794 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 33 53.89 ID 8AlFoQaI0 [2/3] 京太郎「ん?」ポチポチ ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ 京太郎「電話が切れない……」 憧「なんで……意地悪するの?」 京太郎「え……」 憧「京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎♡」 憧「私達は結ばれるのよ!今度こそ」 憧「今どこ?」 京太郎「」ゾクッ 0~30 大阪 31~50 長野 51~99 電話を切ることができた 800 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 37 18.93 ID 8AlFoQaI0 [3/3] 京太郎「うわぁ!」プツッ ツーツーツー 京太郎「なんとか電話を切ることができたみたいだ」 京太郎「あー怖かった」 京太郎「よし……次は」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険 安価下7 815 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 52 55.96 ID /nSgF7tA0 [8/8] モモ「もしもし?」 京太郎「あ、もしもし」 モモ「京太郎さん、どうしたんっすか?」 京太郎「いや、今度麻雀教えて欲しいと思ってさ」 モモ「そうっすね、いいっすよ」 京太郎「そうか、それなら良かった」 モモ「じゃっまた学校で」 京太郎「おう、サンキュー」プツッ 京太郎「よし、次は……」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険です 安価下7 862 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 01 17 27.72 ID zkuTTyei0 [1/6] 京太郎「長野の鶴賀学園の近くです」 小蒔「今月中に必ず会いにいきますね」ガチャ ツーツーツー 京太郎「……とんでもない事をしてしまったのかもしれない」 京太郎「もういい……」 京太郎「今日はもう寝よう」 一日が終了しました。 小蒔は全国大会の影響で京太郎に会う事が困難な状況ですが、必ず会いに来ます。 気をつけて行動してください。 865 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 01 20 50.46 ID zkuTTyei0 [2/6] 863(ニッコリ) 京太郎「おはよう」 久しぶりにまともな朝を迎えた気がするぞ! 朝 行動フェイズ(久しぶり) 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 872 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 01 52 39.49 ID KmntpiHo0 モモの好感度が10上がりました(忘れてた) 京太郎「学校に行くか」 ーーー 通学路 京太郎「うーん、昨日の電話気になるな……やっぱり」 ーーー 放課後 京太郎「よし、放課後だ」 京太郎「さて、どうしようか」 1.麻雀部に顔を出す 2.まだ教室に残る 3.帰る 4.自由安価 安価下3 876 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 01 58 22.52 ID zkuTTyei0 [3/6] 京太郎「どもー」ガララッ 俺が居ないと三麻ばかりになってしまうからな、部活に顔を出さなきゃ。 えーっと……先に部室に居るのは……? 0~20 ゆみ 21~40 モモ 41~60 智美 61~80 佳織 81~99 睦月 880 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 02 01 32.63 ID zkuTTyei0 [4/6] モモ「京太郎さん、はやいっすね」スゥッ 京太郎「うわ!モモ!」 京太郎「居たのか」ドキドキドキドキ モモ「あはは、私影薄いっすから」 京太郎「未だに慣れないな……」 モモ「慣れないと三年ずっと私に驚かされるハメになるっすよ?」 京太郎「それは嫌だな……」 京太郎「あ、麻雀で聞きたい事が……」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 887 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 02 06 04.78 ID zkuTTyei0 [5/6] モモの好感度が30上がりました モモ「これっすか?」 モモ「どれどれ……?」 モモ「この待ちだと……」ズイッ 京太郎「!」 たわわなおもちが俺の肩に! 京太郎「モモ……近すぎるって」 モモ「!」ハッ モモ「ご、ごめんなさいっす///」 ーーー 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 行動フェイズ夕方 京太郎「何をしよう」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.自由安価 安価下6 920 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/08(木) 01 37 37.13 ID v4OCaUaL0 京太郎「あのー」 警察「はい?なんでしょう」 京太郎「小蒔って人にストーカーされてるみたいで……あ、これは電話番号です」 警察「……詳しくお願いします」 ーーー 京太郎「ふぅ、なんとか説明できたぞ」 京太郎「やけに、親切だったし安心あんし」 ゾロ目ボーナス! 小蒔の脅威が弱まりました ーーー 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.自由安価 安価下3 925 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/08(木) 01 44 38.50 ID bw/nmajt0 京太郎「久々にLINEするか」 京太郎「誰にLINEしようかな」 京太郎「……俺こんな知り合い居たっけ?」 1.鶴賀麻雀部(グループ) 2.自由安価(個人) 3.自由安価(グループ) 今までに出会ったキャラにしてください、グループの場合はグループ名とそのグループに入ってる人を数人自由に選択してください(関わりが深い人のみ、無理だと判断したら安価下) 前週キャラは危険です 安価下7 933 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/08(木) 01 54 56.87 ID wdbjKMB40 京太郎「よし、皆とLINEするか」 京太郎 ちーっす 京太郎「……中々既読がつかないな」 返事を返すのは? 0~20 ゆみ 21~40 モモ 41~60 智美 61~80 佳織 81~99 睦月 安価下1 937 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/08(木) 02 01 01.01 ID EidYzE7U0 ゆみ どうした京太郎 京太郎 あ、暇でなんとなく笑 ゆみ もう寝た方がいいぞ、明日は早いからな 京太郎 そうですね、そうします ゆみ (OKのスタンプ) 京太郎 可愛いスタンプですね ーーー ゆみ「///」カァァ ゆみ「しまった……つい……」 ゆみの好感度上昇安価 コンマ判定 安価下1 963 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 01 57 28.74 ID Bn/+NtGm0 [1/5] じゃけん再開 ゆみの好感度が20上がりました 京太郎「……さてさてどうしようか」 京太郎「そろそろ寝るか」 prrrrr 京太郎「ん?電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下1 966 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 02 33.89 ID Bn/+NtGm0 [2/5] 京太郎「ん?」 京太郎「もしもし?」 モモ「京太郎さん!」 京太郎「うわ!どうした!」 モモ「いやー暇で暇で」 京太郎「なんだよそれ」アハハ モモ「あはは」 京太郎「それに……まださん付けするのか?」 モモ「ダメっすか?」キョトン 京太郎「いや……なんでもない」 モモ「それなら良かったっす!」 モモの好感度が10上がりました 一日が終了しました 968 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 08 08.56 ID Bn/+NtGm0 [3/5] 好感度・依存度まとめ(基本逃亡劇を繰り広げたヤンデレは依存度max) 宮守 豊音 73 塞 93 シロ 好感度max 依存度143 エイスリン 好感度max 依存度max 胡桃 好感度max 依存度 175 臨海編 ネリー 好感度max 依存度max 智葉 好感度max 依存度max 明華 好感度max 依存度max ハオ 89 ダヴァン 好感度max 依存度101 健夜 好感度max 依存度max 淡 好感度max 依存度136 照 好感度max 依存度147 憩35 阿知賀 憧 好感度max 依存度max 晴絵 好感度max 依存度120 穩乃 33 灼 47 玄 好感度max 依存度106 宥46 奇跡編 小薪 好感度max 依存度155 霞 好感度max 依存度max 初美 62 春 好感度max 依存度111 巴 好感度max 依存度111 姫松(照)編 漫 好感度max 依存度138 由子 好感度max 依存度148 洋榎 98 絹恵 76 恭子 92 郁乃 89 鶴賀 ゆみ 好感度max 依存度104 モモ 95 智美 好感度mas 依存度115 佳織 52 睦月 100 モモへの愛には驚かされるよ 971 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 12 23.98 ID Bn/+NtGm0 [4/5] 京太郎「おはよう」 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 977 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 23 45.77 ID Bn/+NtGm0 [5/5] 通学路 京太郎「ふんふふーんふふん」スタスタ モモ「京太郎さん」ヌッ 京太郎「どぅわっしゃあ!」ビクッ モモ「わっ!驚かさないで欲しいっす」 京太郎「こっちのセリフだこっちの!」 モモ「?」 京太郎「いきなり現れてたらびっくりするだろ!」 モモ「あ、なるほど」ポンッ モモ「そ、れ、と。京太郎さんのあだ名考えたっす!」 京太郎「お、いいな」 モモ「えへへ」 モモが考えた京太郎のあだ名は? 安価下3 982 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 29 29.87 ID 30kl6JUB0 [1/3] モモ「きょーさん」 京太郎「結局さん付けか」オイオイ モモ「今日からきょーさんっす!」 モモ「ずっときょーさんって呼びますからね!」 京太郎「はいはい。分かってるよ」 モモ「きょーさん!」 京太郎「なんだ?」 モモ「早く学校行かないと遅刻するっすよ?」 京太郎「うわぁ!急げ急げ!」ダダダ モモ「急げ急げー!」ダダダ 好感度 上昇 安価 コンマ判定 0~30小 31~60中 61~99大 安価下1
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3373.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1371129227/ はやり「たっだいまー!!」 京太郎「義姉さんおかえ、って酒臭っっ!!」 はやり「女の子に臭いなんて言っちゃ駄目だぞ♪」 京太郎「ハイハイ」 はやり「う゛っ……吐きそう……」ガシッ 京太郎「え、いや、ちょっと、なんで俺にしがみつく!?」 はやり「あ、無理……。もう無理……」 京太郎「……ひどい目に遭った」 はやり「許してニャン♪」 京太郎「流石に(28)でそれはない」 はやり「ひっど~い!!お義姉ちゃんにそんなこと言うなんて京太郎君もとうとう反抗期かな?」 京太郎「(この義姉キツい)」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 怜「なぁ、きょーたろー。冷蔵庫のジュース取ってきてくれへんか?」 京太郎「姉ちゃん、それくらい自分で取ってこいよ」 怜「せやかて私病弱やからな、動くのしんどいねん」 京太郎「またそんなこと言って、病弱はアピールやめろって竜華姉さんに怒られるぞ」 怜「あーあ、きょーたろーはお姉ちゃんの言うことは聞かへんのに竜華の言うことは聞くんやなー、やっぱりおもちが大きいからなー」 京太郎「べ、別にそんなんじゃねえよ!?」 怜「弟分のきょーたろーが自分のことそんな目ぇで見とるって知ったら竜華もショックやろうなー、かわいそうになー」 京太郎「いやいやいや、何言ってるんだよ姉ちゃん!」 怜「はぁ、喉乾いたなぁ。冷たいジュースでも飲んだらこの事は私の胸の内に閉まっておくんやけどなぁ」 京太郎「ぐっ・・・、何なりとお申し付けください。お姉さま」 怜「ふふっ、きょーたろーのそういうとこ可愛くて私は好きやで」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 福路美穂子の場合 京太郎「ねえさん、洗濯は終わらせたよ」 美穂子「ありがとう京太郎くん、こっちもお掃除が終わりますよ」 京太郎「まったく、そんなこと俺がやっとくのに」 美穂子「ふふっ、ありがとう、でも、お掃除は好きだから、それよりも京太郎くん、こっちに来てくれる?」 京太郎「なんだよねえさん」 美穂子「ふふっ、お手伝いしてくれてありがとう」ナデナデ 京太郎「なっ!やめてくれよねえさん!」 美穂子「もう……照れることないのに……」 京太郎「そ、それじゃ夕飯の買い物行ってくるから!」 美穂子「おねがいします、気をつけていってらっしゃい」 京太郎「おうねえさん!行ってくる!」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 天江衣の場合 衣「きょーたろーきょーたろー遊ぶぞー」 京太郎「ん?なんだ?衣お姉ちゃん」 衣「……!今なんと言った……!」 京太郎「へ?衣お姉ちゃんって……」 衣「……もう一回」 京太郎「へ?」 衣「もう一回だ!」 京太郎「こ、衣お姉ちゃん!」 衣「もう一回!」 京太郎「衣お姉ちゃん!」 衣「ふ、ふふふ、そうだ!衣はお姉ちゃんだからな!特別にっ!特別に京太郎のワガママを聞いてあげよう!何かあるか?」 京太郎「いや、特にないけど……」 衣「………………ふんだ」 京太郎(めんどくせぇ) 衣「キョータロー!!」 京太郎「なんすか」 衣「また衣に確認せずに朝食を用意してー!」 京太郎「あれ? 姉ちゃんって朝はご飯派じゃ無かったっけ」 衣「とっても美味だったぞ!」 京太郎「そりゃどうも」 衣「……って、そうじゃなくて!」 衣「衣はお前の姉なのだから、家事のことは衣に任せなさい!」 衣「姉の尊厳を見せられないではないか!」 京太郎「はぁ」 衣「それと、キョータロー!」 京太郎「なんすか」 衣「朝の抱っこ!」スッ 京太郎「姉の尊厳何処まるでないっすよ、姉ちゃん」ギュッ 衣「うるさい!」ギュー ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 朝 京太郎「姉さん早く起きて!今日は大事な試合があるんだろ!」 健夜「んー、京くんおはよー・・・ってもうこんな時間!? 何でもっと早く起こしてくれなかったの!?」 京太郎「何回も起こしたけど姉さんが起きなかったんだろ!」 昼 健夜「うー疲れたー、対局は全然気にならないけどスーツで人前に出るって疲れるよー」 京太郎「ちょっ、姉さん着替えたらスーツは掛けておいてくれよ。シワになっちゃうだろ」 健夜「京くん掛けといてー」 京太郎「家に帰ってきたらすぐにジャージに着替えてゴロゴロし始めるなんて我が姉ながら…」 夜 健夜「京くん晩御飯まだ?」 京太郎「今作ってるからちょっとまっててー」 健夜「私、京くんのお嫁さんになる。京くんがいないと生きていけない」 恒子「!?」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 照「京ちゃんが姉が欲しいと聞いて」 菫「確かにお前は姉キャラだが……」 京太郎「おもちをお持ちの姉が欲しいなぁっていう話なんですけどね」 照「!?」 京太郎「弘世先輩みたいなお姉さんなら大歓迎ですよ」 照・菫「「!?」」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「姉さん早く起きないと遅刻すっぞー」 布団「…………」 京太郎「また頭から毛布被って……おい姉さん!」 バサッ 布団(丸めた毛布) 京太郎「いない!?」 戒能「フリーズ、京太郎」ムギュ 京太郎「……姉さん、当たってます」 戒能「お馴染みのアレは言いませんよ。言うまでもなくわざとですし」 京太郎「スキンシップも良いけど、早く準備しないと時間が……」 戒能「ドントスピーク、ドントムーヴ」 京太郎「……」 戒能「この程度のトラップに引っ掛かるとはまだまだですね。ここが戦場なら三回は死んでますよ」 京太郎(なにいってだこの姉) 戒能「む……にしても、また背中が広くなりましたね。それに以前より筋肉質になった気もするし汗の匂いも」スーハー 京太郎「嗅ぐな擦るな頭でグリグリすんな!毎朝やってんだから昨日今日でそんなに変わる訳ないだろ!」 戒能「あ」 京太郎「え?」 戒能「喋りましたね?」 京太郎「いや、そんな理不尽な」 戒能「喋りましたね?」 京太郎「……はい」 戒能「ペナルティ、ですね」ニッコリ 数十分後、やたら紅潮した顔の二人の男女が駅まで走っていったとさ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 淡「さぁキョータロー!お姉ちゃんって呼んで!」 京太郎「いや、お前はどう考えても妹だろ」 淡「えー、呼ぶくらいいいじゃん、お姉ちゃんって呼んでよー」 京太郎「はいはい、淡お姉ちゃん」 淡「ムフー、お姉ちゃん…お姉ちゃん…いい響きだなぁ~ よしキョータロージュース買ってこい!お姉ちゃんの命令は絶対フクジュー!」 京太郎「弟はパシリじゃねえよ!?」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「……」 豊音「……」 京太郎「……」 豊音「……」ウズウズ 京太郎「……と」 豊音「!」 京太郎「とよ……」 豊音「……」ワクワク 京太郎「……」 京太郎「トヨ姉……」ボソッ 豊音「!!!」 ギュゥゥゥゥゥ 豊音「かーわーいーいーよー!!」 京太郎「めっちゃ恥ずい……」カァァ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「………」ボーッ 布団「………」モゾモゾ 京太郎「あの、宥姉だよな?」 布団「………」モゾモゾ 京太郎「いや黙ってないで答えてくれよ」 布団「ち、違うよー」アセアセ 京太郎「じゃあ布団引っぺがすから」 布団「だだだ駄目ぇぇっ!」ギューッ 京太郎「ええいやかましい!毎朝の微睡みタイムを妨害されてこっちはご立腹なんだ。手加減してられっか!」バサッ 宥「……ぁぁうぅぃ」カタカタカタ 京太郎「あのさ宥姉。わざわざ俺の部屋に来なくてもすぐ隣に玄姉の部屋があるだろ?」 宥「でも玄ちゃんは寝ボケて色々まさぐってくるんだもん」ショボン 京太郎「あー。なんか想像つくわ」 宥「でも京太くんは寝相が良いから安心あったかなんだよ♪」 京太郎「ったく、人を羽毛布団みたいに扱ってこの長姉は…」 宥「それに知ってる?」 宥「体の熱は筋肉から生まれてくるんだよ」 京太郎「つまりどういうこと?」 宥「だから………えいっ」ダキッ 京太郎「何してんのかな宥姉さんや」 宥「筋肉の多い京太くんは玄ちゃんよりもあったかーいってことなんだよ」スリスリ 京太郎「……はぁ」ヤレヤレ 宥「ため息つくと幸福が逃げてあったかくなくなるよ」 京太郎「じゃあ俺はつめたーくなって宥姉が弟離れ出来るように協力するわ」 宥「それは絶対に駄目っ!」 京太郎「えぇ~」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 洋榎「おーとーうーとー!」ダダダダ 京太郎「うるせぇぞ姉ちゃん!黙ってろって」 洋榎「んなぁ!折角の姉弟のスキンシップをやろかって時に空気読まれん奴やで」 京太郎「今油使ってんだから変に煽る方が悪いに決まってんだろ…」 洋榎「麗しのお姉様に向かってなんちゅう口聞いとるんやこの阿呆は…」オヨヨ 京太郎「阿呆はどっちだっつーの。この前末原先輩に半泣きで勉強教えて貰ってたこと母さんにバラすぞ?」 洋榎「はあっ!?なんで京太郎がんなこと知っとるんよ!」 京太郎「へっ。姉ちゃん達の情報は良い意味でも悪い意味でもすぐに広まるんだよ」 京太郎「たまには何の非もないのに笑われる俺の身になってみやがれ!」 洋榎「京太郎、あんた………」 洋榎「めっちゃおいしいやんそのキャラ!」b グッ 京太郎「いい加減張り倒すぞ」 洋榎「アレやで?自分分かってんの?」 洋榎「身体張らずに笑いとれるとか最高過ぎるやん」 京太郎「……その芸人体質が一番俺を困らせてんだよ」 洋榎「なら京太郎もこっち側来るか?」 京太郎「断固拒否する!洋榎姉ちゃんの側って事故ってるとこしか見たことねぇよ」 洋榎「まあまあ。人間誰しも失敗はするやろ?」 京太郎「姉ちゃんの場合は失敗し過ぎてるけどな」 洋榎「その失敗を笑いに変える!そしたら失敗が無かったことになるんやで?最高やんか!」 京太郎「姉ちゃんの中限定でな」 洋榎「ちょっ…合間合間にツッコミ入れるとか欲しがりやな京太郎は」ニヤニヤ 京太郎「供給過多なんだよ!ちょっとくらい需要に合わせてくれ!」 洋榎「嫌や。他人にボケのペース握られるとかしょーもないやん」 京太郎「絹恵姉ちゃん早く帰って来てくれー!!」 洋榎「そんでさ、さっきから気になっとってんけどさ」 京太郎「んぁ?何?」 洋榎「うわっ、あからさま…。ってそうやなくて」 洋榎「なんか焦げ臭ない?」 京太郎「…………そう言われてみれば」クンクン 京太郎「あ、から揚げ火にかけっぱだった!」 洋榎「なんやてぇ!!すぐ作りなおせはよぉ!!!」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 淡「ひーまー」ゴロゴロ 京太郎「麻雀やろうぜ! 麻雀!」 衣「ふむ、いいだろう。」 DIEジェスト 衣「ロン、海底役役混一で18000。」 淡「ローン! ダブル立直表表裏裏の12000!」 衣「ロン、門断平ドラドラ、8000。」 京太郎「かーてーなーいー!」 衣「愚弟は弱いな。」 淡「うん、ぐてーは弱い!」 京太郎「強くなりたいです、御姉様方……」 淡「……! キョータローいい方法があるよ!」 京太郎「なに何!?」 淡「まず淡ちゃんがキョータローの上に座ります。」ドスン 京太郎「うぇ?」 淡「次におねえちゃんを私の上に座らせます。」 衣「ふむ。」ストン 淡「これで最強の組み合わせだよ!」 京太郎「どうやって打つの?」 淡「私が自摸ってー。」 衣「衣が切ればいいのだろう?」 京太郎「俺何もしてないじゃん!」 淡「細かいこと気にしたらハゲるよー。」 京太郎「あとさ、気になったんだけど……」 衣「何だ?」 京太郎「俺達誰と打つの?」 衣・淡「「あ」」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 健夜「京太郎く~んお酒切れた~♪」プラプラ 咏「きょーたろー、おつまみなくなったんじゃねぇの? 知らんけどー。」フリフリ 良子「きょうたろう、こっちもビールプリーズ。」カンカン 京太郎「あ~! もう! 少しは自分で動け! このぐうたら姉ども!」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 成香「…………ひぅ!」ビクッ 京太郎「……あのー……姉さん?」 成香「な、何ですか?」 京太郎「……なんでホラー映画なんて見てんの?前からそういうの苦手だったよね?」 成香「麻雀部のお友達から『絶対に面白いから見た方が良いよ!』と言われて貸してもらったので……」 京太郎「なにも苦手な物を無理して見なくても……」 成香「京くん……相手の子も好意から貸してくれたんですから」 京太郎(涙目の姉さんが見たいだけだと思う) 成香「それに……こんなの作り物なんですよ?いつまでも子供みたいに怖がらなくとも……」 テレビ<モルスァ! 成香「ひぃ!」ビビクン 京太郎「……」ナデナデ 成香「ふわぁ……!ちょっと京くん!姉の頭を子供にするみたいに撫でるなんて」 テレビ<ブルスコファ! 成香「あぅ!」 京太郎(……見終わるまで一緒にいてあげよう) ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「小蒔姉さんちゃんと布団で寝なきゃ風邪ひくぞ」 小蒔「ムニャムニャ・・・京君はやさしいです・・・・」 京太郎「巴姉さん掃除手伝います。」 巴「いつも助かります。初っちゃんにも見習ってほしいですね」 京太郎「春姉ぇあんまり食ってると太るぞ」 春「いくら食べても太らない・・・・。それが自慢・・・」ニコッ 京太郎「初っちゃん、もう子供じゃねーんだから服ぐらいちゃんと着ろよ。」 初美「なんで私だけ姉さんって呼んでくれないんですかー!」 京太郎「霞母さ・・・・姉さん!」 霞「あらあら・・・・」ニコニコ(神を降ろしながら) 京太郎「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 村吉「あ、須賀君」 京太郎「どうも、村吉さん。毎度御迷惑かけて申し訳ないです」 村吉「いえいえ……こちらこそ未成年をこんな時間に呼びつけてるからお互い様ね」 京太郎「……あはは。それで、姉は……?」 村吉「ええ……いつもと同じよ」 野依「遅い!」=З=З=З 京太郎「遅いじゃないよもう……どんだけ飲んだんだ?」 野依「ちゃんぽん!」=З=З=З 京太郎「数を聞いてるんだよ……ほら、帰るぞ」 野依「まだ飲み足りない!」=З=З=З 京太郎「二日酔いで地獄見るのは自分なんだからな」 野依「大丈夫!」ムフー 京太郎「あー、もう……」 グイ 野依「!?」 京太郎「帰ろうよ、姉さん」(そっと耳うち) 野依「…………ん」 京太郎「ほれ、おぶさって。んじゃ、連れて帰りますんで……御迷惑おかけしました」 野依「ました!」=З=З=З 京太郎「あんたが言うな」 村吉「末恐ろしいわね……」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ コンコン 京太郎「シロ姉ー、朝だぞー」 京太郎「今日は日直なんだろ?」 京太郎「もうメシ出来てるから、早く降りてきなよ」 シロ「ん……」 ダルー シロ「……」 シロ「……ぐぅ」 京太郎「二度寝するな!」 バターン シロ「おはよ……京太郎……」 京太郎「ん、おはよ、シロ姉」 シロ「着替えさせて……」 京太郎「羞恥心とか無いの!?」 シロ「……」 ジー 京太郎「……し、下までは運ぶからさ」 シロ(甘いなぁ……) シロ「いただきます……」 京太郎「はい、いただきます」 シロ「……うん」 シロ「今日も美味しい……」 京太郎「お、ホントに?サンキュー、シロ姉」 京太郎「でも、俺なんてまだまだだって」 京太郎「この間食べさせてもらった塞さんのお弁当、美味しかったなぁ……」 シロ「……」 京太郎「どうやったらあの煮物の味が――」 シロ「京太郎」 シロ「私には、京太郎の作るご飯が一番だから……」 京太郎「……そっか」 シロ「ん……」 京太郎「忘れ物ない?」 シロ「……うん」 京太郎「んじゃ行きますかー」 シロ「おんぶ……」 京太郎「はいはい、途中までだからなー」 ヨイショ シロ「……」 シロ「京太郎」 京太郎「んー?」 シロ「ずっとこうしてられたらいいね……」 京太郎「ははっ、そうだなー」 京太郎「まぁ、そんなこと言っても途中で下ろすのは変わりないんだけど」 シロ「……だる」 京太郎「まったく、お見通しだっての」 ハハ シロ(別に、嘘じゃないけどね……) ギュ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「あのさ、俺の学ラン着るのもう止めてくれない?」 セーラ「なんで?これごっつい着心地ええねんで」 京太郎「いやいや。でも実弟が着てたのを着るのは抵抗あるだろ普通」 セーラ「全っ然!これっぽっちも無いわ」キッパリ 京太郎「なんでそこまで断言出来るかな……」 セーラ「ええやん別に。てかそんなん一々気にしとったら禿げるで?」 京太郎「姉ちゃんが気にしなさ過ぎなんだってば」 セーラ「気にするゆーても千里山は女子高やん。バレへんバレへん」 京太郎「俺にだって女子の友達くらい居るんだけど。で、千里山に進学した奴も居るんだぜ?」 セーラ「そうなん?」 京太郎「だからさ、わかるよな?」 セーラ「ごめん分からんわ」シレッ 京太郎「姉ちゃぁぁんんん??!!」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 和「ところで京太郎、最近咲さんとはどうなんですか?」 京太郎「……なんのことだよ」 和「ですから、『咲さんと愚弟を結婚させて咲さんにお義姉ちゃんと呼んでもらう計画』の進捗具合を聞いているんです」 京太郎「その計画名キてるから変えたほうがいいぞ、姉貴」 京太郎「どうって言われてもなぁ、普通だよ、普通」 和「……まったく、相変わらず見た目はチャラいのに奥手ですね、京太郎は」 ハァ 京太郎「気にしてるんだからやめろよ!地毛だよ!知ってるだろ!」 和「……仕方ありません、明日、女の子のエスコートの仕方を教えてあげます」 京太郎「は?」 和「駅前に……そうですね、10時に待ち合わせしましょう」 京太郎「え、ちょ……一緒に出れば良いじゃん……」 和「遅れたら来月のお小遣いは無しですからね」 京太郎「誠心誠意エスコートさせていただきます!」 和「はい、よろしい」 ニッコリ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ ……て…………きて 塞「早く起きる!」ゴスン 京太郎「……うっ!」 塞「シロじゃないんだから、休日だからって昼まで寝てないの」 京太郎「ひどい……あんまりだぁ……」 塞「はいはい、うだうだ言ってないで、さっさと顔洗ってくる」 京太郎「へーい……」 塞「顔洗ってきた?よし、それじゃ」 「「いただきます」」 京太郎「あ、この煮物うまい。柔軟剤使った?」 塞「それは洗濯物だよ!でも、わかった?お母さんに教えてもらったんだ」 京太郎「ほー」 塞「ほーって……あんた見た目といい反応といい、本当にシロに似てきてない?」 京太郎「姉ちゃん、言って良い事と悪い事があると思うんだ」 塞「……うん、なんかごめん」 京太郎「ははは……食い終わったら掃除でもしようか」 塞「うん、休日なんだから隅々までやろうか」 塞「……よし、掃除終わりっ」 京太郎「姉ちゃーん、こっちも風呂掃除終わった」 塞「ありがと。じゃあ、お茶でも淹れよっか」 京太郎「午前中で家事もほとんど終わったし、午後はどうする?」 塞「んー……ちょうどセールがあるんだよねぇ……」 京太郎「うげ……荷物持ちですか……」 塞「そう言わないの、あんたの服も選んであげるから。――っと、その前に」 ポフン 塞「充電♪充電♪」 京太郎「最近よくやるよな、胡桃先輩のそれ」 塞「やってみると意外と良いのよこれ。胡桃がハマるのも納得だわ」 京太郎「俺は吸いとられてるんですけどねー……ところで、姉ちゃん」 塞「んー?何?」 京太郎「姉ちゃんの尻柔らかいけど、柔軟剤使った?」 塞「使ってないよ!」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「咏義姉さん、おかえりんこ」 咏「ただいまん……あ///」 咏「ま、まったく///お義姉ちゃんに何を言わせる気なんだか///」 京太郎「ゴメンゴメン」 ガチャ えり「二人とも玄関で何をしているのですか?」 京太郎「あ、えり義姉さん。おかえりんこ」 えり「はいはい。ただいまんこただいまんこ」 京太郎「お、おう」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 一「じゃあ、行ってくるねー京くん」 ヒラヒラ 京太郎「待て」 ガシッ 一「うわっ!なに今から外に行くんだけど。あっもしかして京くん、ボクに甘えたい?」 京太郎「違うわ!姉ちゃん外に出るなら服を着ろ服を!」 一「服?それならちゃんと着てるじゃないか」 京太郎「着てるけど、全然着てないからね。見え見えだから」 一「そうかなーボクにはこれが普通なんだけど」 京太郎「よく痴女扱いされないな姉ちゃん。もう隣に歩けねーよ」 一(……うん?それじゃちゃんとした物を着れば京くんが隣に歩いてくれるのか) 一「よし」 ガシャ 京太郎「うわっ!姉ちゃんなんで俺に手錠をかけるんだよ」 一「そこまでいうなら、京くんはボクの服を選ぶことお姉ちゃん命令だからネ!」 京太郎「ヤバいから俺の社会的地位がヤバいから」 一「ほら行くよ!京くん」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 玄「第一○六回松実家おもちドラフトを開始いたします」 京太郎「ではまず俺から」 ──京太郎第一指名『岩戸霞』── 玄「やはりそう来ましたか……」 京太郎「……それで義姉さんの第一指名は?」 ──玄第一指名『岩戸霞』── 京太郎「確実に取りに来たか」 玄「当然です。岩戸さんの長打力は無視できないのです」 宥「(……何が楽しいんだろう)」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 咲「京ちゃん、一緒に服買いに行こー」 京太郎「……なあ姉さん、たまには他の誰かと服買いに行ったらどうだ?」 咲「えっ?もしかして、私と買い物行くの嫌になっちゃったの……」 京太郎「いや、俺と姉さんが服買いに行くと、姉さんの服まで男物っぽくなるから……」 咲「そんなの、私と京ちゃんで着回しすること考えると当たり前じゃない?」 京太郎「今じゃ背丈違うからあんまり着回ししてないだろ」 京太郎「やっぱり女の子がパーカーやジーンズばっかり着てるのはどうかと思う訳よ。身内としては」 咲「えー、動きやすいし、あったかいし、私は気にしてないよ?」 京太郎「少しは気にしろよ!それに和達と一緒の方がもっとおしゃれなの買えるんじゃないか?」 咲「うーん前に一回、3人で服買いに行ったんだけどね……」 咲「原村さんは高そうなフリフリのモコモコ、優希ちゃんは変わった柄のプリントTシャツ買ってて……」 京太郎(うわー……) 咲「なんか私には遠い世界のことだなーって感じだったの」 京太郎「で、でもやっぱり男と一緒じゃ買いにくいものあるだろっ?水着とかほら…下…着…とかさ」 咲「(…下着?)水着なら去年も一緒に買いに行ったじゃない。それに一番最初に姉の水着姿見られるんだから役得でしょ?」 京太郎「で、でも……」 咲「それに私一人で行ったら迷子になるし、荷物持ちも欲しいし、あと京ちゃんの服選びも楽しいし!」 京太郎「……」 咲「ねっ、だから一緒に買い物行こっ!」 京太郎「……んだよ」 咲「えっ?何?」 京太郎「姉さんと一緒だと俺がパンツ買いにくいんだよ!!!」 咲「!!?」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 怜「竜華ー。膝枕してーな」 京太郎「姉さん。ちょっといい?」 竜華「ん、なんや京太郎。ごめんな、怜。膝枕はまた後でな」 怜「……これで何度目や、後回しにされるの」 怜「京太郎。竜華の膝枕をかけて勝負や」 京太郎「なんですか。いきなり」 怜「京太郎が入部してから、竜華が膝枕してくれる回数が減ったんや」 怜「私が勝ったら、回数を元に戻す。京太郎が勝ったら、竜華の膝枕を1回させてやるわ。」 京太郎「俺にそんな権限ないですし、それにもし勝てても、家でやってくれるんで…」 怜「ほう、それは聞き捨てならんな。詳しく聞かせてもらわんと」 京太郎「す、すいません。用事思い出したんでもう帰ります。お先に失礼します」 怜「ちょっと、お姉さんとお話しようか。なに、お話だけやで」ガシッ 京太郎「え、何この力。誰かー、助けてー」ズルズル 竜華「京太郎と怜は仲ええなー。」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「ただいまー」 智美「おかえりー。きょーたろー」 京太郎「ただいま、姉ちゃん。あれ、何それ?」 智美「これか? 免許取ろうと思ってな。パンフレットもらってきたんだ」 京太郎「へぇー。頑張ってね」 智美「おう。免許取ったら一番に乗せてやるからな。楽しみにしとけよー。」 京太郎「ああ、楽しみにしてるよ。その時は佳織姉さんも誘おうか。」 智美「残念だけど、佳織はその次かな」 京太郎「え、なんで? 乗れないわけじゃないし、多い方が楽しいと思うけど」 智美「やっぱり幼なじみとはいえ、初めての運転で他人を乗せるわけにいかないだろー」 京太郎「姉ちゃんなら、そんなこと気にせず誘うと思ったけど」 智美「失礼な。私だって、それくらいの気は使うぞ」ワハハー 智美(…本当は、京太郎と二人きりがいいからだけどな) ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ ある日突然、あなたに12人もの姉ができたらどうしますか? それも……とびっきりかわいくて とびっきり素直で、とびっきり愛らしくて、とびっきりの淋しがりや。 しかも、そのうえ……彼女達はみんなみんな、とびっきり! 弟のコトが大好きなんです…… 洋榎「京太郎、起きろやー!!」ドムッッ 小蒔「zzz・・・京太郎くん・・・」 美穂子「京太郎くん、朝ご飯できてるから、しっかり食べてね」 京太郎「アネキ・・・鳩尾、鳩尾はやめて・・・」 京太郎「ねーや・・・また俺の布団に入ってきて・・・」 京太郎「お姉様、いつも美味しいご飯ありがとう」 でも、残念なことに弟と姉は現在離れ離れに暮らしていて…… 実際に会うことができるのは、 2ヵ月に1回と決められた“弟の日”だけ。 大好きな弟と自由に会えない姉は…… さみしくて、いつも弟のことばかり想ってしまいます。 「神様……どうか、早く弟に会えますように私の大事な大事な弟……」 「会えないでいると……淋しい気持ちでいっぱいになっちゃうよ……」 衣「京太郎は衣に逢えなくてさみしかったろう? 存分に甘えるがいいぞ、衣はお姉ちゃんだからな!」 豊音「京太郎、ちょー逢いたかったよー」 宥「京ちゃんだぁ、背中おっきくってあったかーい」 京太郎「おねえたまは、さみしかったんですね、いっぱい甘えてくださいね」 京太郎「姉ちゃま、ちょっ、近すぎるって!!」 京太郎「ねえさままで・・・、でも二人ともポカポカしてあったかいよ」 だから、ようやく2ヵ月に1度の「弟の日」がめぐってきて…… 2人が会えたときには、 姉は世界中の幸せを独り占めしたみたいに、 とってもとっても……幸せ もちろん姉弟なんだけど、気分はまるで楽しいデート! セーラ「バスガデルデー」 ワハハ「京太郎でかけるぞー」 すばら「今日は、なんてすばらな一日でしょう!」 京太郎「姐さん、今行くよー」 京太郎「お姉ちゃん、安全運転で頼んます」 京太郎「おねぇ、よかったね」 そして姉は、弟のそばにぴったりくっついて…… 心配そうに弟の顔をのぞき込み、 こう……言うのです。 「弟は……私のコト、好き?」 姉達はちっちゃい頃からずっとずっと ただ純粋に弟のコトが大好きでした。 やさしくってステキで世界にただ1人、 自分だけの大切な弟……。 照「・・・京太郎」ゴゴゴゴ 智葉「・・・・京太郎」ゴゴゴゴ やえ「・・・お見せし(ry」ゴゴゴゴ 京太郎「・・・姉君さま、姉上さま、姉チャマ、プレッシャーで胃に穴が開きそうです」 だから、いつもいつも弟と一緒にいたくて、 いつもいつも弟にかまってほしくて……。 ここに登場するのはそんな素直な女の子達……。 外見も性格もちがう12人の姉達ですが、 想いだけはみんな同じ……そう 「……京太郎、大好き!」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ エイス「キョウタロ!キョウタロー!」 京太郎「んあ、どうした姉ちゃん」 エイス「………」カキカキ ポン! 【お菓子を作っている京太郎の絵】 京太郎「お?おぅ……」 エイス「………」カキカキ ポン! 【お菓子を食べているエイスリンの絵】 エイス「………」キラキラ 京太郎「えぇと………」 京太郎「作れって…ことだよな?」 エイス「!!」コクコク 京太郎「しょうがないなぁ、何作ればいいんだ?」 エイス「ク…クッキー?」 京太郎「なんで疑問系なんだよ…まぁ作るけどさ」 ..................1時間後 京太郎「姉ちゃーん、できたぞー?」 エイス「………」モグモグ 京太郎「ってもう食ってるし…腹減ってたのか?」 エイス「………」コクコク エイス「キョウタロ」パンパン 京太郎「ん?座れって?はいはい」ストッ エイス「えへへー」ナデナデ 京太郎「なんだよ、急に頭なんか撫でて」 エイス「アリガト……ね?」ナデナデ 京太郎「………ん」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「……はぁ」 ゆみ「どうした、京太郎」 京太郎「どうしたもこうしたもないよ、また同学年の女子からラブレター渡されたんだぜ?」 ゆみ「それの何が問題だというんだ?」 京太郎「『ゆみ先輩に渡してください』って来るんだよ」 ゆみ「なんだ、それは……」 京太郎「こっちのセリフだよ全く。なんだって女の子のラブレターを女の子に渡さなきゃなんないのさ」 ゆみ「……女の子?」 ピクッ 京太郎「ん?あ、ごめんごめん。姉さんは女の子って柄じゃないか」 ゆみ「いや……まあ、そうだが」 京太郎「そこで納得するのも姉さんらしいけど。俺だってまっとうにモテてみたいよ」 ゆみ「……まるで私がまっとうにモテてるみたいな言い草じゃないかそれでは」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 智紀「…………」カタカタカタカタ 京太郎「ね…姉ちゃーん?入るぞー」ガチャ 智紀「…………」カタカタカタカタ 京太郎「姉ちゃん、飯持ってきたんだけど…」 智紀「…………」カタカタカタカタ...ッターン!! 京太郎「!?」ビクッ 智紀「そこ……置いといて………」 京太郎「う…うん。あ、あと風呂沸いてるから」 智紀「…………」カタカタカタカタ 京太郎(もうゲームに戻ってらっしゃる…) ----10分後・リビング 京太郎(姉ちゃん最近また引きこもってるけど大丈夫なのか?) 京太郎(龍門渕で仲良く麻雀してると思ってたんだけどな…) 智紀「大丈夫、問題はない」 京太郎「うわッ!!?姉ちゃん!いきなり背後から思考を読むな!!」 智紀「透華からちょっとだけお休みを貰ってただけだから。あとね…」 智紀「ご飯、おいしかったよ?」チュッ 京太郎「ねっ姉ちゃん…」カァァ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 「じゃあね。」 京太郎「おう、また明日な。」 桃子「……お兄ちゃん、今の誰っすか……?」 京太郎「うお!? いきなり現れんなよ!?」 桃子「私を見れるのはお兄ちゃんだけ……だからお兄ちゃんはは私のことだけ見ていればいいっす……」 京太郎「はぁ~」 桃子「どうしたっすか?お兄ちゃん」 京太郎「桃子か。いや、何か最近女子に避けられてるみたいでさ」 京太郎「何か噂では、俺と仲良くなると不幸が起こるらしいんだが…」 桃子「噂は噂っすよ。現に私は何にも起きてないっす。」 桃子「それに麻雀部の先輩たちだって、何も起きてないじゃないっすか」 京太郎「そうなんだけどな~。委員長も俺を避け始めてるみたいでな」 桃子「あ~、あの女っすか。あいつはなかなか諦めなかったっすね」ボソッ 京太郎「ん、何か言ったか?桃子」 桃子「なんでもないっすよ。そんなことよりどこか遊びに行こうっす。」 京太郎「…そうだな。いつまでも暗い気分でいてもしょうがないしパーッと遊ぶか」 桃子(麻雀部の人たちは学年も違うし、部活だけだから監視もしやすいっすけど) 桃子(ほかの人は、ずっとは監視できないし、向こうから離れてもらうのが一番っすね) 京太郎「ほら、桃子遊びに行くんだろ。早く行こうぜ」 桃子「はいっす。お兄ちゃん」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 恭子「……ただいま」 京太郎「姉ちゃんお帰り。なんか随分疲れてるみたいだな……」 恭子「まあね。漫ちゃんの特訓に付き合ってたら主将と代行が乱入してきてその相手もしとったんよ」 京太郎「お、おおぅ。そりゃ疲れるわ」 恭子「それで悪いんやけど、鞄部屋に置いといてくれん?」 京太郎「はいよ。それくらいなら任せてくれよ」 恭子「おおきに。じゃあお風呂で汗流してくるわ」 京太郎「へーい。ごゆっくりどーぞ」 恭子「あと相談なんやけどな。いつもの『アレ』も頼まれてくれる?」 京太郎「『アレ』って『アレ』のこと?」 恭子「そーそー。楽しみにしとくから念入りにお願いな」 …。 ……。 …………。 ……………………。 恭子「くぅぅぅ~~っっ!そこそこっ!もうちょい強めで」 京太郎「へいへい。―ふっ、ふっ」グッグッ 恭子「効くぅ~♪相変わらずマッサージ上手いな」ホッコリ 京太郎「そりゃねぇ。伊達にやらされてないさ」 恭子「そういや私が高校入ってからはほぼ毎日頼んでるんやっけ」 恭子「時間が過ぎるんて早いなぁ……」シミジミ 京太郎「なに、年寄り、臭いこっ、言って、んの!」グッグッグッグッグッ 恭子「まあ実際京太郎よりも年食ってるけどな」 京太郎「たかだか二年だろ……」 恭子「それでも年上なんは事実やろ?」 京太郎「花の女子高生が何言ってんだか」 恭子「口動かすよりも手ぇ動かして。あ、もうちょい下ね」 京太郎「はいよ。こんなもんですかお客さん?」 恭子「あっ♪それ最高やん」 京太郎「そりゃ良かった。でさ姉ちゃん。話変えるけど髪退けてくんないかな?」 京太郎「さっきから巻き込みそうで怖いんだよ」 恭子「そうなん?じゃあショートにした方がええのんかな……」 京太郎「いやいや。結ぶだけで良いから。ポニテとかサイドとかさ」 恭子「……京太郎。いくら私がお姉ちゃんでもいきなり性癖暴露されたら困るんやで」 京太郎「ばっ!物の例えだよ!!」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「買い出しから戻りました~」ドサドサ 誠子「うわ、凄い量だな。これ全部一人で買ってきたのか」 照「京ちゃんご苦労様」 菫「ご苦労。ついでに買ってきたなまものは全部冷蔵庫に入れておいてくれ」 京太郎「菫ねぇは俺をこき使いすぎ!部員俺だけだけど一応俺は男子麻雀部の部長なんだぞ」 菫「そう言うな。ほら、ご褒美だ」ナデナデ 京太郎「あのさ菫ねぇ。俺も15歳なんだから頭撫でられるのははずいんだけど」 菫「なら止めるか?」ナデナデ 京太郎「……このままでいい」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「ただいまー......ん?」ガチャッ 奥の部屋 姫子「...んあぁ!ぶちょーダメです...京太郎が...ん、もうすぐ...帰ってき...ひうっ!」ビクビク 哩「そうか、弟さんもこげんだらしなくよがっとる姉の姿見せられよったら、どげん反応しよるんやろな?」クチュクチュ 姫子「やめっ......んっ、やめて.....!」ビクビク 哩「口ではそう言いよってもココは症状たい!」 京太郎「......」 京太郎「なんもかんも政治が悪い」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 佳織「京くん、京くん」 京太郎「はいはい姉ちゃん」 佳織「今日は…何の日かわかるかなぁ?」 京太郎(今日は…姉ちゃんの誕生日だ。もちろん覚えてる) 京太郎(でもここはちょっと…) 京太郎「ん~?なにかあったっけ?特に予定はないはずだけど」 佳織「!!」アワアワ 佳織「京くん…ほんとに覚えてないの…?」ウルウル 京太郎「なんだよ姉ちゃん、なんか約束してたっけ?」 佳織「~~ッ!!」ションボリ 京太郎(ションボリしてる姉ちゃん可愛い) 京太郎(小刻みに震えてるところがなんとも…) 佳織「京くん……」ウルウル 京太郎(あーっもう!上目遣いは反則だって!) 京太郎「………嘘だよ、嘘。姉ちゃん今日誕生日だろ?」 佳織「!!」パァァァ 佳織「でも京くん……お姉ちゃんに嘘ついたんだね」 京太郎「ご…ごめん。つい可愛いくてさ」 佳織「お姉ちゃんをからかうんじゃありません!」ポカポカ 京太郎「いたた…ごめんって。はいこれプレゼント」 佳織「もう!京くんの意地悪!」 佳織「でも…ありがとう、京くん。大好きだよ」ナデナデ 京太郎「…………ん」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 透華「あ、京太r――」 京太郎「ハギヨシさん、ここのレシピってどうやるんですか?」 ハギヨシ「ああ、ここはですね。少しスパイスを強めにして――」 透華「……」 透華「あ、京t」 京太郎「ハギヨシさん組手の稽古お願いできますか!」 ハギヨシ「かしこまりました。それでは武道場でお待ちしております」 京太郎「はい!」 透華「…………」 透華「なんなんですのあれは!ハギヨシとばかりべったりして!」 イライラ 衣(素直に寂しいと謂えばよかろうに……) ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 貴子「ただいま。」 京太郎「おかえり、姉さん。ご飯出来てるよ」 貴子「いつも、悪いな。お前だって疲れてるだろうに」 京太郎「姉さんの方が大変じゃないか。これくらいは当然だよ」 貴子「…本当に池田はなんであんな状況でチーピンを…」 京太郎「ははは、姉さんは本当に池田さんのこと大切にしてるんだね」 貴子「べ、別に今の3年が引退したらあいつが中心になるからな。それだけだ」 京太郎「まぁ、そういうことにしておくよ」 貴子「そんなことよりお前はどうなんだ。彼女とかできたのか」 京太郎「姉さんの方が大切だし、姉さんと比べると皆同じように見えるんだよ」 京太郎「姉さんみたいな人が彼女ならいいんだけど」 貴子「な…」カァァ/// 京太郎「そうしたの、姉さん? 顔赤いけど」 貴子「な、なんでもない。ほらさっさと食べるぞ」 貴子「池田ァァッ! てめェ何度言ったらわかるんだ」 華菜「ごめんなさいだしコーチ。」 未春「華菜ちゃん大丈夫かな」 美穂子「大丈夫よ、華菜は強い子だし。」 美穂子「それより、コーチ何かいいことでもあったのかしら?随分嬉しそうだけど」 未春「そうですか?いつもと変わらないように見えますけど」 美穂子(ふふ、多分京太郎くん関連ね。あれは) ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 胡桃「んーっ!んーっ!」ピョンピョン 京太郎「この段ボールか?」ヒョイ 胡桃「もうっ。なんで取るかなぁ?!」 京太郎「え?駄目だった?」 胡桃「あと“ちょっと”で取れたのに台なしだよまったく……」 京太郎「姉さんの“ちょっと”は俺の知ってる“ちょっと”とズレてるのは分かった」 京太郎「つーか感謝こそされても、なんで怒られてんだよ!」 胡桃「それは……はぁ。仕方ない。“姉の”私が折れてあげるよ」 京太郎「仕方なくねぇよ。自然の成り行きで常識だって」 胡桃「んーっ。んーっっ!!」ピョンピョン 京太郎「なにしてんの……?」 胡桃「空気読んでしゃがむっ!」ピシッ 京太郎「あ、はい」 胡桃「ふっふっふっ。優しいお姉さんからのご褒美だよ」ナデナデ 京太郎「…わざわざしゃがませてしなくても……」ボソッ 胡桃「何か言った?」ギロッ 京太郎「イエ、何モ言ッテマセンヨオ姉サマ」 胡桃「ならよろしい」ムッフー 京太郎(そもそも姉弟で身長差が顕著に表れ過ぎだろ母さん……) 京太郎(これじゃ、ませてる妹って言われても仕方n――) 胡桃「―フンッ!!」ゲシッ 京太郎「いてぇ!!?なんで踏むんだよ姉さん!」 胡桃「京が失礼なこと考えたからでしょ?」シレッ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「ただいま」 巴「お帰りなさい~」ヌギヌギ 京太郎「って義姉さん!!何で服脱いでんだよ!」 巴「さっき霞さんのお祓いをして汗をかいたので拭いてるんですよ」 京太郎「だ、だからって自分の部屋とか風呂場でしろよ!!居間ですんな!!」 巴「あら?もしかして京くんお義姉ちゃんの裸見て照れてるの?」 京太郎「な///べ、別にそうじゃなくてだな……その……つつしみとかそういうのだよ///」 巴「はいはい。そういうことにしておいてあげます」クスクス ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 女子「いきなり呼び出したりしてごめんなさい」 京太郎「それで用事って?」 女子「あ、あのこれ!」サッ 京太郎「これって……もしかしてラブレター?」 女子「はい!」 女子「お姉さんに渡してください!」 京太郎「(うん。分かってたよ。こんなオチだって)」 京太郎「純ねぇ。またラブレター預かってきた」 純「お、サンキュー。もてる女はツラいねぇ~」 京太郎「はぁ……毎回毎回純ねぇの代わりに呼び出される俺の身にもなってくれよ」 純「お、なんだ?大好きなお姉ちゃんが取られちゃうか心配なのかな?」ダキッ 京太郎「ちょっ!抱き付くなよ暑苦しい!」 京太郎「(ささやかながらも柔らかいおもちが当たってる……!!)」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 玄「あれは鹿児島の神代さん!こっちは千里山の清水谷さん!去年テレビで目をつけてた極上おもちが、今!私の目の前に!」 京太郎「クロ姉落ち着いて、声でかいから、めちゃ白い目で見られてるから」 玄「しかも岩手代表の小瀬川さんとか、姫松の愛宕さんの妹さんとか」 玄「初出場の人のなかにも特Aレベルのおもちさんがいっぱいいるし!凄いよ京くん、全国大会はまさにおもちの宝庫だよ!」 京太郎「わかった、わかったからちょっとこっち来て!」グイグイ 玄「ま、まって京くん!せめて写真だけでも!」 京太郎「まったくクロ姉は…。いつも言ってるだろ、素晴らしいおもちを見て感動する気持ちはわかる、それこそ俺は誰よりもわかる」 京太郎「でもだからってその感動を表に出しちゃだめなんだよ、俺達の趣味は秘してこそ」 京太郎「人目があるとこで全開おもちトークとかしたら変態さん扱いは免れんのです」 玄「申し訳のうござる、興奮を抑えきれずつい…」 京太郎「確実に顔覚えられただろうな、クロ姉みたいな美人さんがいきなりおっぱいおっぱい騒ぎ出すなんてインパクトありすぎるし」 玄「うう、あれだけのおもちさん達と仲良くなれるせっかくのチャンスなのに、次あった時警戒されちゃうかなぁ」 京太郎「まあそこは俺が一緒にいる時ならフォローするよ。その時はクロ姉もちゃんと自重するように」 京太郎「言っとくけど初対面の人に挨拶からワンツーのテンポで品質調査(乳揉み)!」 京太郎「とかやられたら今度はさすがにフォローしきれないからな」 玄「その節は大変ご迷惑を…」 京太郎「大体我慢が足りないんだよクロ姉は。俺なんかいつもめちゃ我慢してるってのに」 京太郎「男の俺と違って女の子のクロ姉は多少のことなら許されるんだからほどほどで満足しなきゃ」 京太郎「さっきのだってクロ姉がするぶんにはなにあの変人て思われるだけですむけど俺がやったら普通に通報されてるだろうし」 玄「失礼な話だよね、私達のおもちに対する気持ちにいやらしいものなんか全然ない」 玄「いわば芸術を見る気持ちでおもちに向き合ってるっていうのに」 玄「おもち丸出しのミロのヴィーナスの造形について品評するのは芸術鑑賞」 玄「なら私達のしてることも同じ扱いになっていいはずなのです!」フンス 京太郎「クロ姉は知らないかもしれないけど世の中には常識ってもんがあってだな…」 京太郎「あと内緒だけど俺の場合仮にも男なんでいやらしい気持ちが全くないとは言いづらいっす」 玄「でも京くんは女の子の嫌がることはしない紳士さんだし大丈夫大丈夫へーきへーき。それになんたって京くんは私一筋だもんね!」 京太郎「うっ…」 玄「おもちはおもちで別腹、京くんが女の子で一番好きなのは私だっておねーちゃんちゃんとわかってるから!」フフン 京太郎「べ、別にいつまでもそうとは限らないんだからな!」 京太郎「俺だってもう高一だし、そろそろクロ姉以外の好きな人ができてもおかしくない、はず」 玄「そんな無理して他の女の子好きになろうとしないでいいよー」 玄「私は今までもこれからもずーっと京くん一筋だし、ほーらくっついちゃうぞー!」 京太郎「ば、ばか、人に見られたらどうすんだって」 玄「とか言いつつ振り払おうとはしない京くんなのでしたー」 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 衣「♪」テクテク 衣「?」 京太郎「Zzz……」 衣「……!」タタタッ 衣「!」タタッ 衣「♪」バサァ 京太郎「Zzz……」 衣「♪」トントン 衣(まったく仕方ない弟だな、衣がタオルケットを掛けなかったら風邪を引いてしまうぞ。) 衣「……Zzz。」 衣「Zzz……」 透華(あら……姉弟で仲良くお昼寝ですわね。) 透華(なんとも微笑ましい限りですわ。) ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「姉さ~ん、飯できたぜ」 霞「あっ…あら京君」 京太郎「またネット掲示板やってるのかよ……」 霞「もうっなによ……いいじゃないちょっとくらい」 京太郎「別に普通にするのは構わないけど、俺と姉さんのSSを書くのは止めろって言っただろ」 霞「そうは言ってもね?これが好評なんだからしょうがないじゃない?私も書いてて楽しいもの」 京太郎「俺のどこがいいんだかねぇ……」 霞「ふんふむ……ちょっと来なさい京君」 京太郎「なんだよ?一体」 霞「京君は私の知ってる中の男性で一番魅力的なんだからね」 ギュッ 京太郎「ありがと、姉さん」 ボソッ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 京太郎「姉さん、羊羹出来たけど食べる?」 尭深「うん。それじゃあ私お茶入れてくるね」 京太郎「ありがと。じゃあ用意して待ってるよ」 尭深「…おいしい。」 京太郎「良かった。作った甲斐があったぜ」 尭深「…でも、京君はいつもお菓子作ってくれるのに私は お茶入れるだけで申し訳ない。」 京太郎「何言ってんだよ、姉さん。俺は姉さんが入れてくれる お茶が好きだし、姉さんの喜ぶ顔が見たいからこうやって作ってるんだぜ」 尭深「ありがとう。私も京君が作ってくれるお菓子好き。」 京太郎「好きなのは、俺のお菓子だけ?」 尭深「そんなわけない。京君のことは全部好き」 京太郎「俺も姉さんのこと全部好きだよ」 尭深「……うん。ありがと京君」カァァ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ 久「京太郎~?いないの~?」ガチャ 久「愛しのお姉様よ~?」ポフン 久「お茶くらい出しなさいよ~」ペラペラ 京太郎「…………おいヒサ姉」 久「あ、そこにいたの?全然気付かなかったわ」ポリポリ 京太郎「いきなり人の部屋に入っといてその態度は何だよ」 久「いやぁよく言うじゃない。『弟のものは姉のもの』って♪」 京太郎「そうだなよく聞くな」 久「でしょ?」 京太郎「―ヒサ姉の口から」 久「うそやだー。どこ情報?どこ情報よそれー」ペラペラ 京太郎「しまいにゃ放り出すぞ」 久「なになに?DV?」 京太郎「姉弟でDVもあるかって。喧嘩にしか見られねーよ」 久「それもそうよねー。あ、この前の巻ってどこ?」 京太郎「それなら確か……っとあった。ほらよ」 久「ありがと。立ったついでにジュース取ってきて」 京太郎「どこがついでだっつーの」 久「いいじゃない別にぃ。減るもんでもなし」 京太郎「減らなきゃいいって話じゃねぇよ!むしろ手間が増えてんの!」 久「大丈夫よ。私は増減してないもの!」キリッ 京太郎「………」 久「な、なによ……」 京太郎「べっつにぃ~?」 京太郎「昨日のリビングでダイエット特集に集中してたのは誰だったのかと思い出してただけですしぃ~?」 久「ダイエットは女子にとっちゃ話のネタになるんだから知識だけでも仕入れないとねぇ」 京太郎「へぇ……ふぅ~ん」 久「あ、全っ然信じてないでしょ!?」 京太郎「だってなぁ。ヒサ姉だしなぁ」 久「減らず口を叩くのはこの口?ならこうしてやるっ!」 京太郎「ばっ!やめろよ!ポテチ摘んだ手を近付けるな!」 久「大丈夫。漫画読む時に手は拭いてるから」 京太郎「そう言う問題じゃねぇ!良いから手洗ってこい!」 久「気が向いたら善処する方向に検討するわ」 京太郎「明らかに拒否ってるじゃん!」